研究内容

新潟大学 医歯学総合研究科 神経生物・解剖学分野では、現在、以下の研究テーマに取り組んでいます。

神経幹細胞から特定のニューロン、グリア細胞を生み出すメカニズム

basic helix-loop-helix型転写因子Oligファミリーを中心に研究しています。 特に、オリゴデンドロサイト系譜細胞、運動ニューロンに興味を持っています。基礎研究から脱髄疾患や運動ニューロン病の治療、神経再生などにつながる成果を目指しています。

RNA制御を介した神経系細胞機能の解析

脳内で働くRNA結合蛋白質群に着目し、そのRNA動態と生物学的意義の解明を目指します。我々の研究戦略としては、HITS-CLIPなどのin vivoフットプリンティング技術とマウス遺伝学を使い組織、細胞からRNAレベルまでを高解像度で解析します。

神経変性疾患モデルの病態解析とその症状改善の試み

神経変性疾患モデルマウスを確立し(動画参照)、その病態解析と治療法確立に向けた基礎研究を行っています。

脳の左右差に関する研究

ヒトでは9割の人が右利きであり、ヒト脳において機能的左右差(ラテラリティー)があることは良く知られています。マウスの脳を用いて脳の左右差を研究しています。

大脳皮質における興奮性ニューロンの個性獲得に関する研究

大脳皮質は、意識、人格などを司る重要な領域です。 大脳皮質形成、特に興奮性ニューロンの個性獲得のメカニズムについて研究を進めています。 脳研・細胞神経生物学分野の崎村建司先生の研究室との共同研究も行っています。

高次脳機能を担う神経回路の解析

視覚系や聴覚系大脳皮質を中心とした神経回路網について、脳研・システム脳生理分野の澁木克栄先生の研究室との共同研究で、解剖生理学的な同定を進めています。

成体脳における神経新生をサポートする微小環境に関する研究

長い間、成体の脳では神経は産み出されないと信じられてきました。しかし、最近の研究から成体の脳でもごく限られた場所で神経新生が起こっていることが知られてきました。成体脳において神経新生をサポートする微小環境について研究を行っています。

新たに作製した進行性の神経症状を示すモデルマウス

主な実験手法

組織学的解析(免疫染色、in situ hybridization、電子顕微鏡観察)
順行性トレーサー、逆行性トレーサーを用いた神経回路解析
分子生物学実験(DNA, RNA実験、遺伝子ノックダウン、マイクロアレイ解析)
生化学実験(タンパク実験)
細胞培養(細胞株、プライマリーカルチャー)
エレクトロポレーション法による遺伝子導入(マウス胚、ニワトリ胚)
遺伝子改変マウス作製
Cre/loxPシステムを用いたコンディショナルノックアウトマウス作製
タモキシフェン誘導性 Cre/loxPシステムを用いた細胞系譜追跡実験
マウス行動解析

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研究内容