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診療のご案内
心不全診療分野

心不全とは

最近歩くと息切れがあり足がむくんできたとか、夜寝ると息苦しくて目が覚めてしまうとかいった症状はありませんか?そんな症状があれば心不全かもしれません。心臓は全身に血液をめぐらせるためのポンプの役割をしていますが、心不全は、ポンプが充分な血液を送り出せない状態か、送り出すためにポンプに余分な負担がかかっている状態です。

正常な心臓の動き(心エコー) 心不全の心臓の動き(心エコー)

新潟大学循環器内科では、外来で胸部レントゲン、心電図、採血、心エコーなどの検査で、心不全の有無をチェックしています。

正常(心臓は引き締まっている) 心不全(心臓が大きくなって、心電図の波が高い)

心不全の原因

心不全では、その原因をつきとめ、早期に適切な治療を開始することが必要です。日本人の心不全の原因は心臓のポンプそのものに問題がある心筋症が多く、心臓のポンプに栄養をおくる冠動脈が細くなったりつまったりしておきる虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)が圧倒的に多い欧米とは異なります。

心筋症(冠動脈は正常) 虚血性心疾患

そこで当科の心不全患者さんでは、冠動脈疾患の有無を確認することはもとより、心臓MRI 検査やアイソトープ検査で心臓の筋肉の状態を確認し、さらにカテーテル検査で心臓のポンプの能力を調べたり、心臓の筋肉のかけらを実際に採って顕微鏡で調べる心筋生検を行ったりします。ここまでくると入院での検査ということになります。

MRI アイソトープ検査(ガリウムシンチグラフィー)
交互脈
心筋生検

近年では、遺伝性の心筋症も多く知られるようになってきており、当科でも遺伝子検査により原因が確認でき治療に結びついた患者さんが出てきています。

心不全の治療

心不全には心臓のポンプの動きが低下するものばかりでなく、心臓の筋肉が極端に厚くなったり(心肥大)、心臓内の逆流防止弁に不具合が生じたり(弁膜症)してポンプに負担がかかりやすいものなどバラエティーに富んでおり、原因によっては薬や手術によって原因そのものを断つ治療ができますが、原因を断つ方法がなかったり、最後まで原因が分からなかったりしても、上手にポンプの負担を取り除く治療をすることで症状は改善します。

心肥大 弁膜症(僧帽弁逆流症)

肺高血圧症という病気も心不全の原因の一つです。肺の血管の障害により肺の血圧が高くなり、血液の循環が悪くなったり、心臓(右心室)の圧力が高くなったりして息切れやむくみが出現します。比較的若い患者さんに出現することも多く、早期から充分な治療を開始することが何より大切です。当科は新潟県で最も多くの肺高血圧症患者さんに内服や持続注射での治療を行っています。

心不全について専門的な検査・治療をお望みの患者さんは、かかりつけ医に相談のうえ、当科外来を受診して下さい。お待ちしています。