平成26年度文部科学省において採択された災害教育プログラム「発災~復興までを支援する災害医療人材の養成」が始まります。新潟大学医学部災害医療教育センターと国立病院機構災害医療センター・日本赤十字社医療センター始め国内外の多くの機関と連携しながら、災害・復興を科学しリーダーとなる次世代高度医療人材の養成と、災害医療教育カリキュラムの普及を目指します。
 新潟県は中越地震(平成16年)、中越沖地震(平成19年)と立て続けに震災に見舞われ、急性期医療から復興期まで、新潟大学医学部は被災地として多くの経験を蓄積してきました。災害医療コーディネーターの必要性を訴え、制度を全国に先駆けて導入した新潟県は、その後の東日本大震災でも医療従事者・行政一体となってそのノウハウを被災地に伝えてきました。災害医療は急性期の外傷治療・対応だけではありません。実際の災害医療は亜急性期・慢性期・復興期・準備期の長い災害サイクルの中で対応すべき問題です。また、災害医療は医師や看護師などの直接的医療従事者では完結しない領域です。
 本プログラムでは災害サイクルの各時相を俯瞰しながら 1)被災者の心と体の健康を守る専門的知識・技術を有し 2)行政と連携した災害医療対策を立案・実施でき 3)結果を調査・研究して次の災害へ備えられる「次世代高度災害医療人材」の養成を行います。また、併せて災害医療教育カリキュラムの普及を目指します。
 本プログラムの事業主体は新潟大学ですが、全国の災害医療・災害医療教育に携わる皆さんと一体となって育てていくべき事業です。このHPを読んで下さっている皆さんのお力を頂き、この国の「災害医療人材教育」の柱となるプログラムを一緒に育てていきましょう。