新潟県厚生農業協同組合連合会 新潟医療センター

内分泌・糖尿病内科

内分泌・糖尿病内科 部長

五十嵐 智雄

木村 智佑

研修医へのメッセージ

新潟医療センター内分泌・糖尿病内科(糖尿病センター)は、2000年に佐々木英夫先生(山形大学名誉教授、元・新潟大学医学部第一内科助教授)によって創設されてから、糖尿病・内分泌・代謝疾患を専門に扱う科として現在に至り、また、佐々木先生の下、糖尿病・内分泌・代謝疾患を勉強する先生方の教育を担ってきておりました。現在、大学・各病院でご活躍の先生方も、当院で勉強され、糖尿病・内分泌・代謝疾患についての研鑽を深めた方がたくさんいらっしゃいます(私も当院で佐々木先生の教えを受けた一人です)。

当院は、臨床研修病院群研修プログラムを有し、また日本内科学会認定教育関連病院でもあることから、臨床研修医の先生方が日々研鑽を積んでおります。また、日本糖尿病学会認定教育施設・日本内分泌学会認定教育施設・日本動脈硬化学会認定専門医認定教育施設に認定されており、日本糖尿病学会・日本内分泌学会・日本動脈硬化学会といった専門領域の専門医・指導医もおり、糖尿病・内分泌・代謝疾患という道を志す先生方に、十分に活躍し学んで頂く体制を確保しています。

新潟医療センターは、各専門内科・専門他科が揃っており、それぞれの分野が各研修病院並・それ以上の診療・教育レベルを確保していますので、糖尿病関連疾患(合併症など)については当院内で完結可能な診療システムを有しております。また、内分泌・代謝疾患については、甲状腺疾患だけではなく下垂体・副甲状腺・副腎の各疾患をきちんと診断をした上で、当院で治療ないしすぐ近くの新潟大学医歯学総合病院と連携しながら治療を行えます。また、糖尿病については、専門施設には必須とされる各職種が密接に連携した糖尿病チーム医療体制が確立しており、看護師やメディカルスタッフも精力的に活躍・勉強し、日本糖尿病療養指導士・新潟県地域糖尿病療養指導士の資格を取得しています。各専門科が揃う、というのは、非常に魅力的に聞こえますが、ともするとこのような体制は、セクショナリズム・風通しの悪さという悪習慣に嵌りがちです。当院は、現在は404床を有しておりますが、もとはこぢんまりと始まった病院という性格があるためか、他病院に比べて各専門内科・各専門他科との小回りのきく連携が可能であり、患者さんを病院全体で診ていくよう日々努力しています。ですから、他分野の専門医師から他分野の知識を習得することにより、現在の社会で特に求められるようになったジェネラリストとしての素養を身につけることも可能だと思います。看護師やメディカルスタッフもフットワークよく動いています。

当科の若手医師の一人は、日本循環器学会認定循環器専門医でもあり、リハビリテーションや、足病変の治療にも精力的に取り組んでいます。

若い先生のやる気と知恵、専門医の充実、他科との小回りのきく連携、フットワークの軽い看護師・メディカルスタッフとのチーム医療、という条件をすべて満たせる研修施設として、新潟医療センターは皆さんのお役に立ちたいと思っています。新潟大学医学部のすぐ近くにあり、診療・研修・勉強・研究について新潟大学の血液・内分泌・代謝学講座をはじめとする各講座・科が温かく見守ってくれることも当院の利点です。是非、先生方が糖尿病・内分泌・代謝疾患に興味を持ち、私共の仲間となって下さり、研鑽を積んで頂ければ幸いです。

2020.7.1 新潟県厚生農業協同組合連合会 新潟医療センター 内分泌・糖尿病内科

病院情報

住所

新潟市西区小針3丁目27番11号