新潟県厚生農業協同組合連合会 長岡中央綜合病院

内分泌・代謝内科

八幡 和明

棚橋 怜生

赤壁 尚太

研修医へのメッセージ

糖尿病の治療は簡単なようで実は奥が深い。どんな人にでも適切な治療や指導ができる能力を身に着けたいものです。 そのためには症例の病態を正しく評価することが大切で、従来の診療に加えて、 24時間の血糖応答パターンの解析ができるCGMやリブレなどの新しい機器も積極的に導入しています。 1型糖尿病にはCSII(ポンプ治療)やSAP(Sensor Augmented Pump)療法も実施してbest controlを目指しています。 また外来での診療レベルを向上させるために看護外来、フットケア外来、薬の外来、療養相談外来(インスリン導入、血糖自己測定指導、腎症予防指導)なども行っています。

入院中の療養指導にも新しい試みを取り入れています。 ビデオ教室・会食指導・外食ツアー・コンビニ探検・調理実習などさまざまな機会を利用して楽しく糖尿病を治療していける方法を提供しています。

生活習慣病である糖尿病の治療には、患者さん自身が自己管理能力を身につけることが大事です。 しかしこれは決して簡単なことではなく、指示したから誰でもすぐにできるというわけではありません。 患者さんのこころのありようを考えて指導方法の工夫も行います。 当科では糖尿病教育、すなわち患者さんへの治療、療養指導を実施すると同時に、患者さんへの指導態度、 指導能力を高めた医師や研修医ならびに教育スタッフの育成と糖尿病医療の向上に貢献するよう努めています。

病院情報

住所

長岡市川崎町2041番地