①インフルエンザ・呼吸器ウイルス

研究課題

インフルエンザとその他の呼吸器ウイルスに関する研究

研究概要

 インフルエンザ及びその他の呼吸器ウイルスのサーベイランスを強化する。ウイルス学的に抗原性の変化を解析し、WHO(世界保健機関)や国立感染症研究所との情報共有やウイルス株の提供により、既存のワクチンの評価と新規ワクチン開発に貢献する。ウイルス遺伝子進化解析により遺伝子型分布地図を作成し(GIS:地理情報システム)、日本への輸入リスクを評価する。

 ミャンマーの最大都市であるヤンゴン、首都であるネピドーの協力医療機関にて急性呼吸器症状を呈した患者より呼吸器検体を採取し、NHL(National Health Laboratory:国立衛生研究所)で保存する。NHLと日本の双方で呼吸器検体のウイルス学的検索として、ウイルス培養、PCR、遺伝子解析、薬剤耐性試験を実施し、分子疫学に基づく呼吸器ウイルス感染症のサーベイランス体制を強化する。このために、NHLへの機材の導入や技術指導を並行して進める。検体採取サイトも東部のタウンジーなどに拡大する計画である。

 WHOや国立感染症研究所と分子疫学的検討の結果を情報共有し、採取されたウイルス株を提供することで、既存のワクチン評価や新しいワクチン開発に役立て、国際的な感染症対策に貢献する。一方でウイルス遺伝子進化解析とGIS(地理情報システム)を組み合わせることで、日本の輸入リスクを推定し、国内の感染症対策にも貢献することを目指す。

研究参加者

  • 齋藤玲子新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野・研究室HP
  • 小田切崇新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野
  • 日比野亮信新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野
  • Khin Thu Zar Htwe新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野
  • 菖蒲川由郷新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野
  • 鈴木宏新潟青陵大学・大学HP
  • 田村務新潟県保健環境科学研究所ウイルス科・研究所HP
  • Latt Latt KyawNational Health Laboratory
  • Yadanar KyawSanpya Hospital
  • Nay LinPyinmana Township Hospital (200 bedded)