新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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留学だより

ハーバード留学記1 森 祐介 先生

2015年9月1日

2015年7月より米国 ハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士課程に留学中
ハーバード大学ケネディ行政大学院(通称ケネディスクール)は、政府や国際機関、NGO等、公共セクターのリーダーを育成することを目的としており、現在、世界各国から集まった約1,000人の大学院生が学んでいます。このうち私が所属するミッドキャリア行政学修士プログラムは、平均年齢40歳・平均勤務年数14年と、中堅を対象とした課程で、大統領顧問、最高裁判所所長、陸軍指揮官、投資銀行取締役、記者、牧師、ファッションモデル等、実に多様な人材から構成されています。その出身国も多様であり、イスラエル人とパレスチナ人、セルビア人とコソボ人が肩を並べて勉学に励む姿は、国際色豊かなケネディスクールならではのことです。 7月から8月にかけて開講された夏学期中は、ミクロ経済学や統計など、政策分析に必要な基礎的な学問を集中的に学ぶとともに、公式・非公式問わず、様々な行事への参加を通じてクラスメートとの交流を深めました。9月から始まる秋学期では、ライフサイエンス分野を含む科学技術政策に関する授業のほか、リーダーシップや交渉術等のソフトスキル向上を狙いとした授業を受講予定です。 また、11月にコロラド州デンバーで開催される第114回米国人類学会年会において、当科客員研究員として日本の幹細胞研究について発表する予定です。この際、我が国の幹細胞研究の代表的な成功事例として、寺井教授の骨髄性幹細胞を用いた肝硬変治療についても報告いたします。米国滞在の機会を最大限活用し、日本の医科学研究の成果の発信にも努めてまいります。

ハーバード大学のメインキャンパスとなる「ハーバードヤード」。学生はもちろん、多くの観光客も集う。
ケネディスクールのエントランス。夏期のオリエンテーションでも”Ask what you can do?”を常に問われた。
シンガポール、インドネシア、台湾、イスラエルの同級生とRockportへ。
森 祐介
同門会の皆様へ