

第三内科(消化器内科学分野)では、消化器疾患全般について、診断・治療を基本に、病態生理の解明と新たな予防法・診断法・治療法の開発をめざして研究をしています。
青栁豊教授は、教室を主宰し8年を経過し、日々の診療、教育、研究に精力的に取り組まれるとともに、日本消化器病学会甲信越支部長、日本消化器病学会の公式英文誌であるJournal of Gastroenterology の肝胆膵部門の副編集長として活躍されております。
診療・研究は肝臓と消化管の分野に分かれて行っています。
肝臓分野では、肝細胞癌に対するIVRやラジオ波焼灼術による治療や、長期治療成績の解析をはじめ、肝炎ウイルスの臨床研究、NASHやPBCの免疫学的な検討、肝疾患の代謝と栄養の影響の検討などがなされています。またインターフェロンによる肝発癌抑制機構や肝癌発症機構の分子生物学的なアプローチが積極的に行われています。
消化管分野では、消化管(食道・胃・大腸)悪性腫瘍に対するESD(内視鏡的粘膜剥離術)は、全国でも屈指の治療件数を誇り、相変わらず新潟県内・外より多くの患者をご紹介いただいております。また小腸疾患への新たな戦略として、ダブルバルーン内視鏡とカプセル内視鏡と併せた診療を行っております。また炎症性腸疾患に対して、生物学的製剤を含めた新しい内科的治療や、胆膵疾患に対する内視鏡的診断・治療も増加しており、成果を上げております。また保険外診療でのピロリ菌外来も開設されました。
当科の最大の特色は、消化器病・消化器内視鏡・肝臓病認定専門医の取得が可能であるだけでなく、臨床・基礎研究による学位取得や海外留学を含めたバリエーションの多い研修コースを個人の希望に合わせて提供できることにあり、さらに専門領域の情報交換・学習の場を提供しています。
実際、最新かつ高度な診断および治療技術を生涯習得できることを目標に、肝臓分野では、臨床試験・治験レベルでの最先端の
インターフェロン・核酸アナログ・皮下リザーバー経由化学療法などが学習できます。また消化管分野でも、内視鏡的粘膜下層剥離術、超音波内視鏡下腫瘍穿刺などを各人が等しく習得できるようなシステムが確立されており、他大学病院や県外の内視鏡センター施設への国内留学による内視鏡技術の研鑽も可能となっています。
消化器疾患は年々患者数が増加しており、診断・治療に高度な専門性が必要とされるため消化器内科医の社会的需要は極めて高くなってきています。
その一方、新潟県内で卒後前期研修を行う研修医が減少する中、消化器内科を志望する先生も減少傾向にあります。
消化器疾患、特に消化器癌の患者は決して減っておらず、消化器内科学は、臨床面でも研究面でもこれからも大きく発展することが期待されており、若い力が大きく必要となってきます。消化器疾患に対して、分子レベルから人間全体までアプローチでき、さらに社会の発展に尽くせるような診療と研究を大きな目標にしています。

| 昭和41年12月 | 開設認可 |
|---|---|
| 昭和42年4月 | 開講 初代教授 市田文弘教授 御着任 |
| 昭和63年3月 | 初代教授 市田文弘 教授 御退官 |
| 昭和63年9月 | 第二代教授 朝倉均 教授 御着任 |
| 平成14年3月 | 第二代教授 朝倉均教授 御退官 |
| 平成14年11月 | 第三代教授 青栁豊教授 御昇任 |
| 現在に至る |

| 各種学会認定専門医数 | 内科学会認定医 18人 内科学会専門医 3人 消化器病学会認定専門医 14人 消化器内視鏡学会認定専門医 10人 肝臓学会認定専門医 5人 認定産業医 2人 |
|---|---|
| 各種学会認定指導医数 | 内科学会指導医 3人 消化器病学会指導医 3人 消化器内視鏡学会指導医 3人 肝臓学会指導医 3人 |
| 診療科指導担当医師数 | 20人 |
| 後期研修医全数 | 40人 |

日本内科学会認定施設
日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会認定施設
日本肝臓病学会認定施設
