新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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医学部教育について

 消化器内科学は、消化、吸収、代謝と人間の必須の営みを制御する学問です。消化器疾患は、脂肪化、線維化、癌化を経て病気が進行します。また免疫学的制御も重要です。一方で、新しい内視鏡技術、カプセル内視鏡、血管造影、腹部エコーを用いた診断・治療技術が日進月歩の勢いで進んでいます。ウイルス、癌、免疫を制御する新薬、再生医療、遺伝子治療もでてきています。この進歩の中でUp to Dateな内容をいれて医学教育を行っていきます。


4年生
消化器内科では4年生から臨床講義が始まります。総論の講義から始まり、各論について国家試験対策も頭に置きながら、最新の消化器疾患について講義します。そのために消化器内科では独自の消化器内科テキストを教科書として作成しています。講義はこの教科書を中心に行い、全ての消化器臓器について講義します。この教科書は書き込み形式で、講義の際の内容を追加するとともに、ポリクリやクリクラでも使用して書き込みながら継続して学習するよう指導していきます。

5年生
臨床実習(5年生対象のポリクリ)では、学生はCBTを突破しStudent Doctorとしての資格をもっているので、講義とは違い実際の臨床現場で、担当患者の病歴、理学的所見のプロファイルリングおよび、各種臨床データをとり、考える内科医を目指すため臨床総論の講義(基礎医学の臨床応用)を教授自らが行うとともに、さらに各スタッフがあらためて専門領域の講義を行います。回診では受け持ち患者のプレゼンテーションをしてもらいますが、最終的には3枚の絵に臨床経過、患者状態、各臓器の治療介入の経過をまとめ(スライド)、臨床推論のデイスカションを行います。これを通じ、内科学の本心であるDecision Making(意思決定)の過程、そのDecisionの結果による疾患の経過をみていきます。この作業を通じ各消化器疾患の特性を評価していきます。
消化器内科では、新患紹介の一部にNew England Journal of Medicine (NEJM)形式の英語によるプレゼンテーション、デイスカションを導入しており、国際性を身につける教育も行います。

6年生
クリニカルクラークシップ(クリクラ)では、診療チームのメンバーの一人になり実践的に消化器病学を学んでもらいます。1か月間、様々な疾患をかかえる複数の患者を担当することになります。主治医である指導医とともに診断・治療を考案し、治療経過を観察することで、幅広い知識を養い、患者さんとのコミュニケーション能力を深めていきます。ポリクリ以上に患者さんと接することで、患者さんから学ばせていただく機会を増やすとともに、内視鏡検査や腹部超音波検査、腹部血管造影検査など消化器内科における各種検査と治療の場に立ち会いながら、学生に許可されている範囲内で様々な処置にも参加してもらいます。症例検討会や基礎的な研究発表の場であるリサーチミーティングにも参加してもらうことで、当科で育成することを目標としているClinician Scientistとしての第一歩を実感してもらえたらと考えています。

5年生、6年生には、消化器内科学の最先端の研究会にも参加させる機会を作っています。 学生、研修医を対象としてNiigata Gastroenterology Schoolを企画しています。この会の目的は、当科および近隣病院の若手の先生が企画し、消化器内科領域の臨床および基礎研究の楽しさを、後輩に伝えていくことにあります。他大学、他院の消化器内科の先生方と広く交流することも進路選択に役立つと考えています。是非参加し、学生諸君が優れた医師になって欲しいと願っています。

2015年7月
新潟大学大学院医歯学総合研究科
消化器内科学分野 教授
寺井 崇二

臨床実習 症例検討用スライド

5年生の臨床実習では担当症例を3枚の絵にまとめて症例のプレゼンテーション・ディスカッションを行います。

症例検討用スライド サンプル Ver1.1 ダウンロード(ppt 0.99 MB)

当科の実習にて実際に学生が作成した症例検討用スライドがご覧になれます。

症例検討用スライド
その1
その2
その3
その4

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