新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院 近況報告|Sun Ship通信|新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

HOME > Sun Ship通信 > 新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院 近況報告

Sun Ship通信

新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院 近況報告

新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院
副院長
消化器内科 須田 剛士

 魚沼基幹病院は新時代の地域医療再編をコンセプトに、新潟県魚沼地域の救急、高度専門医療に加え、医療人育成と研究機能を合わせもつ病院として2015年6月に新設されました。院内には、新潟大学、新潟県、新潟県地域医療推進機構の間で締結された協定に基づく、新潟大学医歯学総合病院中央診療施設、魚沼地域医療教育センターが設置されています。センターには約40名の特任教員が配置され、魚沼基幹病院勤務医と協力して卒前教育の充実、新たな卒後臨床研修プログラムの構築と実践、多様な後期専門研修プログラムの提供、地域医療人研修の提供、研究機能の向上、地域医療への貢献を目指した活発な活動を展開しています。
 当院は検診業務を魚沼圏域の他の医療機関に委ねる一方、31診療科に加えて人工透析室、リハビリテーション室、内視鏡室、通院治療室、地域周産期母子医療センター(NICU・GCU)、救命救急・外傷センター、ICU、ヘリポートなどの施設を要し、高度先進医療を提供しています。CT 、コーンビームCT、CTコロノスコピー、MRI、血管造影装置(バイプレーン)、RI装置、リニアックがあり、特にリニアックは動体追尾機能を備え、定位放射線治療に適した設備となっています。開院後まだ日が浅いため未だ申請中、申請準備中のものもありますが、先進医療を統制された安全管理下にICT、NST、緩和ケアチームなどの体制を敷きながらチーム医療として提供しており、それぞれの専門学会から認定指導施設として順次登録を受けています。病床数は現在308床で、消化器内科は、消化器外科、循環器内科、心臓血管外科との混合病棟として49床を有していますが、漸次その数を増加させる予定であり、平成30年度には病院全体として454床となる予定です。また、30室を有する研修医宿舎と18の当直室、8室の研修生仮眠室を完備し、新潟大学医学部5年生が年間を通じてグループ実習を行うとともに、本年度から臨床研修が開始されています。
 消化器内科は、特任教授である小林正明(S63卒)と須田剛士(S63卒)、特任准教授である兼藤努(H12卒)、特任講師である森田慎一(H15卒)、特任助教である星隆洋(H17卒)の5名全員がセンター教員の体制であり、新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科との綿密な連携をとっています。日本内科学会認定医制度教育病院へ本年度申請予定、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設申請中、日本肝臓学会認定施設であり、メンバーは各学会の専門医、指導医に加え、日本IVR学会専門医、癌治療認定医、研修医指導医資格を有しています。院内には様々なシミュレーターが配備されており、各専門医の指導のもとで実践的な学習・研修が可能となっています。3次救急施設としてコメディカルを含めた拘束当番体制を敷き内視鏡やIVRに24時間対応するとともに、組織硬度、呼吸商、体組成測定や活動量、エネルギー摂取量調査などのデータ取得と解析に基づく慢性疾患への科学的なアプローチも実践しています。食道・胃・大腸の粘膜剥離術、カプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡を用いた小腸疾患へのアプローチ、食道・胃静脈瘤に対するEISやEVL、さらにはB-RTO、肝細胞癌に対するTACE/RFAや外傷を含む腹腔内出血に対するIVR、ESWLを含む様々なデバイスを用いた胆膵系疾患への対応、EUS-FNA手技を活用した組織検査やドレナージ、PEGやPTEG、胆膵消化管へのステント挿入や腹腔神経節ブロックなどによる疼痛緩和とQOL改善など、多彩な医療を積極的に提供しています。これらの医療は、救急科と総合診療科、各内科が参加して毎朝開かれるモーニングカンファレンスや、消化器外科、放射線科、病理診断科との定期的な合同検討会での情報共有を基盤としており、病院全体が有機的に機能しています。また当院の倫理・遺伝子倫理委員会の承認を得るとともに外部資金を獲得しながら独自の医師主導型、単施設・多施設共同研究を実施するとともに、全国的な臨床試験にも積極的に参加しています。
以上、簡単ですが当院のご紹介をさせていただきました。

新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院へのリンクはこちら

学会認定
日本内科学会認定医制度教育病院申請予定
日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設申請中
日本肝臓学会認定施設

主な検査、治療件数  2015年6月~2016年5月
消化器内視鏡:上部消化管内視鏡検査 1433例、下部消化管内視鏡検査 903例、内視鏡的逆行性膵胆管造影 327例(内視鏡的結石除去 約100件、内視鏡的胆管ステント留置術 約60件)、上部消化管治療内視鏡 139例、下部消化管治療内視鏡 214例、上部消化管内視鏡的止血術 39例、下部消化管内視鏡的止血術 21例、内視鏡的食道静脈瘤治療 4例、超音波内視鏡検査 140件(穿刺吸引細胞診 20件、膿瘍ドレナージ 3件)、内視鏡的消化管ステント留置術 28件
経皮的腹腔内膿瘍ドレナージ 約20件, PTEG 7件,EUS下、CTガイド下腹腔神経叢ブロック 3件,デンバーシャント造設 2件,CVポート造設 約20件 肝生検 25件,腹部血管造影 止血術 45件,腹部血管造影 カテーテル治療 28件(B-RTO 2件、PSE 2件),ラジオ波焼灼療法 3件

病院全景

病院全景

ヘリポート

ヘリポート

救命救急・外傷センター

救命救急・外傷センター

ICU

ICU

内視鏡X線室

内視鏡X線室

アンギオ室

アンギオ室

受付待合ホール

受付待合ホール

当直室

当直室

同門会の皆様へ