長岡赤十字病院 近況報告|Sun Ship通信|新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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Sun Ship通信

長岡赤十字病院 近況報告

長岡赤十字病院
消化器内科部長
竹内 学

 長岡赤十字病院は,前身の日本赤十字社新潟支部病院より昭和18年に改称され,長岡市を中心とした中越地区の中核的病院のひとつであります.現在の所在地であります千秋へは平成9年に日赤町より移転し,約19年が経過しております.特に当院は昭和58年に救命救急センターを開設以来,主に中越地域の救急医療に取り組み,地域の救急医療の最後の砦として住民の命を守ると同時に多様なニーズに答えるべく,日々質の高い医療を提供できるよう努力しております.平成27年には新潟県としては大学病院に続く県内2か所目のドクターヘリ基地病院として,県知事より要請を受け,平成29年3月29日より運航が開始され,県内全域における救命医療に積極的に取り組んでおります.また平成8年に県内初の基幹災害医療センター(現在は基幹災害拠点病院)に指定され,新潟県中越地震・新潟県中越沖地震では日本赤十字社救護班の活動拠点にもなり,東日本大震災や熊本地震への救護活動も積極的に行ってきております.
 病床数は649床(うち結核30床,感染症10床)で,診療科は内科・外科を含む22の診療科が配置されおり,医師数も100名を超えており,施設指定においても,臨床研修指定病院、臨床修練指定病院,移植医療の臓器提供施設、エイズ治療の拠点病院、総合周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院等多岐に亘っております.特に臨床研修においては,1年目・2年目の研修医数は総勢20名に及び,研修内容は1年目の各科初期研修から始まり2年目の自由選択を含む充実したプログラムが組まれており,県内で最も人気のある研修病院とされ,毎年マッチングはフルマッチであります.
 その中で,われわれ消化器内科は以下の8名の医師で診療を行っております.三浦努(H元年),吉川成一(H12年),長島藍子(H21年),高綱将史(H22年),安住基(H22年),小林陽子(H23年),熊谷優(H27年),竹内学(H7年).特徴は全体に若い医師が中心であり,女性医師が2名在籍していることで,非常に活気にあふれ,意思の疎通も円滑で全医師すべて充実した日々を送れております.また本年H29年度には当院で研修し,消化器内科への道を志し,2名の研修医が入局しました.これは我々にとって大変な励みであり,長岡赤十字病院消化器内科の発展へ繋がるものと確信しております.
 診療内容としては,新患外来は毎日行っており,再診外来も毎日1‐3診体制であります.日々多くの患者さまを消化器内科へご紹介を頂き,また救急においても昼夜問わず診療にあたり,非常に多くの疾患に遭遇することが可能であります.病床数は約50床ですが,常に他病棟へ病床を借りていることが日常茶飯事であります.消化器内科においては特に内視鏡部門がその中心であり,1内視鏡に関する安全かつ質の高い検査,治療を提供,2患者さんを中心とした医師,看護師,コ・メディカルの強い信頼と協力体制の確立,3優れた内視鏡医・看護師の育成を基本方針としております.内視鏡室は全部で6室(うち透視室が2室)使用可能であり,H28年度は上部消化管内視鏡検査,下部消化管内視鏡検査数は前年度比約10%の伸びでありました.特に早期消化管癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術の件数は,前年度に比べ約4倍の200件程度と増加しており,早期発見し低侵襲治療で治癒できるメリットは極めて大きいものと考えております.最近では食道Zenker憩室に対する内視鏡的切開術も行っております.また胆膵領域におけるERCPやEUSも県内においても件数はトップレベルであり,ERCPは480件,EUSは189件施行しております.さらにERGBDやEUS-FNAおよびEUS-FNA下での各種ドレナージ術も積極的に行っております.以上長岡赤十字病院 消化器内科の近況報告をさせていただきました.若手中心ではありますが,何事にもactiveな姿勢で取り組んでいくつもりですので,今後ともよろしくお願い申しあげます.

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学会認定
日本内科学会認定医制度教育病院
日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本肝臓学会認定施設
日本大腸肛門病学会認定施設

主な検査、治療件数  2016年度
消化器内視鏡:上部消化管内視鏡検査 6356例、下部消化管内視鏡検査 2826例
内視鏡的逆行性膵胆管造影 480例(治療を含む)
EST:175,EPBD/EPLBD:25,ENBD/ENGBD/ENPD:178,ERBD/ERGBD/ERPD:174(重複)
上部消化管治療内視鏡 ESD216例(咽頭2, 食道36, 胃140, 十二指腸1, 大腸37)
下部消化管治療内視鏡(EMR) 908例
上部消化管内視鏡的止血術 118例、下部消化管内視鏡的止血術 73例
上部消化管ステント留置術 28例、下部消化管ステント留置術 27例
超音波内視鏡検査 189件(EUS-FNA 17例)
内視鏡的食道静脈瘤治療 EIS:15例、EVL 14例
肝生検 85例,肝細胞癌治療 55例(カテーテル 49,RFA 6)

病院全景

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スタッフ

消化器内科スタッフ

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