大学院のご案内
日本人の約1/4は、血管障害で死亡しています。動脈硬化症はその血管障害の主要な病態であり、
かつ予防できる可能性があります。
また動脈硬化症の研究はいま非常に進んでいて、あと一歩で完全な病態の解明ができるところまできています。
検査診断学教室では、血管の内皮細胞、平滑筋細胞、マクロファージなどの培養細胞を使ってこの研究に
取り組んでおり、これまでに多数の研究成果を挙げています。
まず、動脈硬化症の原因の1つは、コレステロール特に酸化LDLですが、教室ではLDLの酸化の仕組みを解明し、
国際雑誌に発表しました。また、この酸化LDLが血管の内皮細胞上に接着分子を発現させ、
マクロファージを呼び寄せて、動脈硬化症の最初の病変を起こすという重要な現象もつきとめました。
一方、HDLは血管に貯まったコレステロールを取り除くという重要な働きをしていますが、
これが6つ分画に分かれて複雑な代謝をしているという発見もしました。
これを発表した論文は、世界中のHDL研究者から参照されています。
さらに、コレステロールを上昇させる遺伝子異常の新しい分析法の研究なども行っています。
最近の大発見は、酸化LDLに対する自己抗体です。現在、そのメカニズムを研究中ですが、これが確認されれば、
動脈硬化症は自己免疫疾患であることを証明できることになります。
このように世界の最先端でエキサイテイングな研究を行っていますが、なにしろ研究者が少なく困っています。
大学院生として、当教室で一緒に実験をしませんか。興味があれば、研究室にいつでも顔を出して下さい。
身分、将来の進路、臨床との関わりなどについても相談にのります。(⌒-⌒)
予防医療学分野
教授 岡田正彦
