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研究紹介 −病院経営分析−

病院経営分析に関する研究の紹介です。

部門別の損益分岐点分析 

集中治療室(ICU)は病院の部門において、病院収益上も重要な位置にある。しかしながら、日本のICUのコスト構造は知られておらず採算性は不明であった。本研究では、Activity-Based Costing (ABC)法を用いて部門別のコスト計算を行い、当院のICUの損益分岐点を算出した。その結果、現状の延べ患者数では損益分岐点に達していない事が明らかとなった。

Cao P, Toyabe S, Abe T, Akazawa K. Profit and loss analysis for an intensive care unit (ICU) in Japan: a tool for strategic management.
BMC Health Serv Res. 2006 Jan 11;6:1.

診療コストを算定するための新しい原価計算方法の開発 

診療コストを算定する方法として、従来はVolume-Based Costing (VBC)法が用いられてきた。VBC法は計算が容易だが、結果が不正確である。また、近年提唱されているActivity-Based Costing (ABC)法は、正確な計算結果が得られる反面、データ収集が非常に頻雑である。本研究では、ABC法の正確さを生かしながら、より簡便に結果が得られる方法として、新たにCost Driver Reducing method (CDR method)を開発した。 

Cao P, Toyabe S, Kurashima S, Okada M, Akazawa K: A modified method of activity-based costing for objectively reducing cost drivers in hospitals.
Methods Inf Med. 2006;45(4):462-9.