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研究紹介 −医療統計学の理論構築−

医療統計学に関する研究の紹介です。

生存時間解析を応用した、病院在院日数に影響を与える因子の解析

2003年4月から、全国の特定機能病院において診断群分類を用いた入院医療の包括化が開始された。包括評価の下では病院在院日数(LOS)の管理が重要になる。LOSに影響を与える因子にはどのようなものがあるかを、時間依存性共変量を用いたCoxの比例ハザードモデルを用いて分析した。

Toyabe S, Cao P, Abe T, Uchiyama M, Akazawa K. Impact of sociocultural factors on hospital length of stay in children with nephrotic syndrome in Japan.
Health Policy. 2006 May;76(3):259-65.

疾病の発症における季節変動性の解析

未だ病因が明らかになっていない疾患では、時間的な変動や集積性が病因解明への糸口になることがある。病因が不明な疾患において、発症に季節変動性があるかどうかを統計学的手法(適合度検定、Rogerの方法、Freedmanの方法など)を用いて検討した。実際に、いくつかの疾患において有意な季節変動性があることが確認され、病因解明の手がかりが得られた。

Toyabe S, Nakamizo M, Uchiyama M, Akazawa K. Circannual variation in the onset and relapse of steroid-sensitive nephrotic syndrome.
Pediatr Nephrol. 2005 Apr;20(4):470-3.