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研究紹介 −費用対効果分析−

医療の費用対効果分析に関する研究の紹介です。

C型肝炎治療の費用対効果分析 

C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法として、ペグインターフェロンα-2bとリバビリンの併用療法が行われている。近年、Genotype 1に対するExtended protcol (72 weeks)がStandard protpcol (48 weeks)と比較して、ウイルス学的著効率が有意に向上することが示された。本研究ではマルコフモデルを用いてExtended protcolの費用対効果の分析を行なった。その結果、Extended protcolはStandard protpcolと比較して生涯医療費の削減と期待余命の延長が示唆された。

Nakamura J, Toyabe SI, Aoyagi Y, Akazawa K: Economic impact of extended treatment with peginterferon alpha-2a and ribavirin for slow hepatitis C virologic responders.
J Viral Hepat. 2008 Apr;15(4):293-9.

クローン病治療の費用対効果分析 

クローン病に対するインフリキシマブの定期投与は免疫抑制剤の併用により寛解維持効果が有意に向上する。しかしながら、免疫抑制剤の使用はリンパ腫の発生リスクが高まることが報告されている。インフリキシマブと免疫抑制剤による併用治療の費用対効果分析を行った。その結果、インフリキシマブ単独治療に対して併用治療は費用対効果のよい治療であることが示唆された。

Saito S, Shimizu U, Nan Z, Mandai N, Yokoyama J, Terajima K, Akazawa K.
Economic impact of combination therapy with infliximab plus azathioprine for drug-refractory Crohn’s disease: a cost-effectiveness analysis.
Jornal of Crohn's and Colitis (投稿中).