新潟大学大学院医歯学総合研究科

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ヒト腎臓病の病因や病態を解明し、新たな治療法を開発し、
次世代の研究者と医療人を育成に取り組みます

教育・社会活動
Education and Social activities

夏の腎
(新潟大学腎関連教室、信楽園病院)

 2010年から、腎臓学を目指す学生・医師・研究者を対象に、基礎から臨床までを含めた総合的な研修を行っています。腎臓学の各分野の紹介・見学・実習・講義などを行い、「新潟夏の腎」と称して、毎年全国各地から20~30名程度の学生・研修医が参加し、好評を得ています。

夏の腎

新規血液浄化システムの開発
(腎・膠原病内科学分野)

(1)尿毒物質を効率的に除去する血液浄化療法システムの開発
 血清蛋白に結合した物質は既存の血液浄化システムで十分に除去できません。尿毒物質の一部は体内で蛋白に結合しながら循環しており、これが尿毒症の発症に大きく寄与することが明らかになってきました。私共は吸着のメカニズムを用いたり、pHを変えて拡散させたり、消化管内で吸着する方法などにより、通常は除去できない蛋白結合型尿毒物質を効率的に除去できるポテンシャルを持った新規血液浄化療法システムを開発しています(下図)。

(2)水と電力を用いない簡易血液浄化システムの開発
 先の東日本大震災においてはインフラに依存する血液浄化システムの脆弱さが浮き彫りになりました。救助が到着するまでの1日〜2日の時間を稼ぐため、水と電力を用いない簡易血液浄化システムを開発しています。

新規血液浄化システムの開発

弥彦ポドサイトセミナ―
(腎分子病態学分野)

 腎分子病態学分野の主な研究テーマである糸球体上皮細胞(ポドサイト)のセミナーを毎年3月に開催しています。この分野の国内唯一の研究会で、毎年全国からこの分野の一線の研究者50数名が参加し、研究推進、国内の研究グループのレベル向上のための重要な情報交換、討論の場となっています。

弥彦ポドサイトセミナ―

市民に向けた学外講義ラジオ公開講座(BSN)
(新潟大学腎関連教室)

 2014年3月8日に新潟市民プラザホールにて、「腎臓病の克服に向けて」というタイトルで、市民に向けた学外講義を行いました。また、同年2月16日から3月23日まで「腎臓が支える健康な毎日~病気がなく心豊かな健康長寿社会へ~」というタイトルで、ラジオ公開講座(BSN)を行いました。

BSNラジオ公開講座

コホート研究
(腎・膠原病内科学分野)

 日本透析医学会統計調査、DOPPS、MBD-5D、特定健診、独自コホート(佐渡コホート、魚沼コホート)など様々な臨床データを解析し、未解決の問題に対する疫学的アプローチを行っています。日常健康習慣は複合的に慢性腎臓病発生予防に寄与していること、男性では低尿酸血症が腎機能障害のリスクになること、透析患者の死因として感染症や出血性脳血管疾患が重要であること、ワルファリンの使用には有益であるポテンシャルもあること、透析患者は大腿骨近位部骨折が高く、これは既知のMBDマーカーとは関連しないがRAAS阻害薬で大きなリスク軽減が得られること、などを明らかにしました。現在シナカルセト塩酸塩のPTH測定系への影響やクエン酸第二鉄のFGF23への影響などの介入研究を進めています。

市民公開講座 新潟「食と健康」フォーラム
(機能分子医学講座)

 2009年から、新潟大学フードサイエンスセンター(医学部・農学部・歯学部)、新潟県立大学、新潟薬科大学、新潟医療福祉大学などに呼びかけ、新潟の地で「食と健康」の問題に取り組む研究者のネットワークを構築するとともに、研究成果を市民に向けて発信するための公開講座を毎年開催してきました。6回目からは、「食」の問題に力を入れる新潟市と連携し、フードメッセなどの行事とタイアップして、企業からも出展してもらいながら開催することになりました。今年で9回目を迎えますが、ネットワークは産・官・学に広がり、今後、様々な発展が期待されます。

新潟「食と健康」フォーラム

CKDの啓発活動
(腎医学医療センター)

 2007年から開催したCKDの市民公開セミナーは、総回数31回:新潟市(天地腎)9回、その他22回になります。総参加者数7105名:新潟市合計3345名(平均参加者数372名)、その他合計3760名(平均参加者数170名)です。私達の誰かの言葉が心に響けばいいと思っています。自分のためのセミナーと認識してもらえるように、一人ひとりへの案内を丁寧にしています。かかりつけ医、薬局薬剤師、病院の管理栄養士、地域の保健師・管理栄養士など多くの医療連携先から案内してもらっています。
 新潟県、市町のCKD検討会・研修会および健康づくり指導者研修会で講演と意見交換を行っています。薬剤師は患者と対面コミュニケーションをとるので、啓発活動に適しています。99の調剤薬局と連携しCKDの啓発活動を行っています。

CKDの啓発活動
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