現在教室では以下の研究グループで臨床・研究が進められております。
腫瘍免疫・分子腫瘍・婦人科病理研究グループ
教室の研究の中心グループで、教授の直接指導のもと大学院生も加わり、アクティブに研究を行っています。卵巣癌の遺伝子診断・新規原因遺伝子の同定、婦人科癌の分子生物学的研究、婦人科癌における抗癌剤耐性遺伝子の解析、子宮内膜症に関する疾患感受性遺伝子の同定、抗癌剤耐性遺伝子による遺伝子治療、婦人科癌の病理組織学的予後因子の解析などを行なっています。また、厚生省の班研究「がん克服戦略研究事業」として「家族性卵巣がん関連遺伝子の分離と遺伝子診断による早期診断法の確立」と題して分担研究を行っています。
生殖免疫・移植免疫研究グループ
教室の伝統的研究グループで、代々の研究成果を積み上げています。不育症と同種免疫、各種生殖異常と主要組織適合抗原系、抗リン脂質抗体と習慣流産・妊娠中毒症、造血幹細胞の増殖・分化およびサイトカイン遺伝子導入に関する研究などを行っています。
生殖内分泌研究グループ
多数の患者さんを抱え、臨床面でも多忙を極めるグループです。無精子症に対する精巣上体・精巣精子採取術と顕微授精、排卵障害と生活習慣病の関連性に関する研究、未熟卵子の体外培養法に関する基礎研究などを行っています。PCOに対する血糖降下薬を用いた排卵障害の治療など臨床的にも意義のある研究成果が得られています。また、厚生省の班研究として「妊産婦のSTD及びHIV陽性率と妊婦STD及びHIVの出生児に与える影響に関する研究」を行なっておりHIV除去精子を用いたIVF-ETに関してはマスコミにも取り上げられ注目を浴びており、継続して症例数を蓄積しております。他、厚生省の班研究「子宮内膜症を有する不妊症の治療に関する研究」も行っています。また厚生省「生涯を通じた女性の健康支援事業」の一つとして「不妊専門相談センター」を設置しています。
更年期・骨代謝研究グループ
臨床と研究面から産婦人科医療において女性の生涯の健康管理を考えています。生活習慣病の発症・予防に関する分子生物学的解析、妊娠・分娩・産褥期における骨密度変化に関する解析、骨粗鬆症検診のフィールドワークなどを行っています。以前から行ってきた遺伝子多型の解析では、近年急速に発展してきた遺伝子解析技術を用いさらに多数の遺伝子多型の解析を進め、骨粗鬆症、高脂血症との関連性、HRTの効果との関連性などにつき検討を進めているところであります。
周産期研究グループ
メンバーは少ないですが、独創的な研究を行っています。妊娠中毒症モデル動物の作成、胎内診断・胎内治療に関する研究、超音波、MRIを用いた胎児肺発育の評価などを行っています。
今後、当教室でも国内外に発信できるようなactiveな臨床研究が行なわれる予定です。
学会・研究会発表
各研究班は臨床・学生教育の多忙のなか精力的に学会・研究会発表などを行っております。


