各専門分野の診療内容のご紹介

緑内障部門

伝統ある緑内障外来では、あらゆる緑内障においてトップレベルの治療経験を持っています。外来では一般検査の他に、超音波生体顕微鏡による隅角の観察,最新の装置による視神経乳頭の詳細な形態観察、電気生理学的検査など先端的な診断装置により早期・精密な診断を行います。特に検査を要する症例には1週間ほどの検査入院を勧めております。治療では,薬物治療・レーザー治療のほか,入院の上多数の緑内障手術をこなしており、難治症例に対する新しい薬物の使用,線維芽細胞増殖阻害薬を併用した線維柱帯切除術や非穿孔性線維柱帯切除術等の新しい手術が顕著な治療成績を上げています。
緑内障に関する当科福地教授の新聞記事(こちら)もご覧ください。

網膜硝子体部門

主に眼底疾患の治療を行います。
網膜=眼底に張り付いており光を感ずる神経の膜(カメラでいうとフィルム)と、硝子体=眼の内部に詰まっている透明なゼリー状の物体、に発症する病気が対象です。糖尿病網膜症,網膜剥離,黄斑円孔,網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性、中心性漿液性脈絡網膜症(中心性網膜炎)、先天性の眼底疾患など、非常に多くの種類があります。
多くの網膜硝子体疾患はレーザー治療や手術が必要となりますが、この分野における検査方法や治療技術の進歩は近年目覚しく、先端的治療で視力を回復する症例が増えてきています。当科でも最先端の治療を行っており、良好な治療成績を挙げています。
レーザー治療は主に糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔などで行われます。重症の糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症による眼内の出血(硝子体出血)、黄斑円孔、網膜剥離などでは硝子体の変化が大きく影響しているため、硝子体手術を行います。硝子体手術はわずか0.5mmという非常に小さな傷口から手術を行う25ゲージ手術の割合が大半を占めています。
加齢黄斑変性症に対しては光線力学療法(PDT)、抗VEGF抗体(ルセンティス・マクジェン・アイリーア)注入療法を導入し、安全な治療を実施できるようになりました。
加齢黄斑変性以外の黄斑変性(特発性脈絡膜新生血管など)に対してはアバスチン注入を行っています。
加齢黄斑変性に関する当科長谷部医師の新聞記事(こちら)もご覧ください。

神経眼科部門

神経眼科外来の対象となる疾患は多岐にわたり,視神経症・網膜変性疾患などの感覚系の病気,眼筋・眼瞼・瞳孔障害などの運動系の病気、脳内疾患や全身疾患による眼の障害など、眼球の外の疾患を広く扱います。網膜細胞や神経系の専門的知識を用いて精密な診断を進めますが、網膜の電気的応答を利用した電気生理学的検査も含めて、最先端の診断が可能です。


斜視弱視部門

斜視弱視外来の対象となる疾患は主に小児の斜視・弱視で、小児独特の診療に特に熟練した専門医が診療いたします。学校の長期休暇の時期は外来がかなり混雑します。斜視のほか、先天性眼瞼下垂、眼瞼内反などについて2泊3日の入院で全身麻酔下で小児の手術を多数行っており、成人の斜視・眼筋麻痺・眼瞼下垂の手術は日帰りで行います。
近視に関する当科植木医師の新聞記事(こちら)もご覧ください。

角膜・感染症・ぶどう膜部門

主な対象疾患は,角膜の病気(細菌性角膜潰瘍・角膜ヘルペス等の感染症,ドライアイ、薬剤性,円錐角膜、角膜変性症など)とぶどう膜炎(サルコイドーシス・ベーチェット病・原田氏病)で、難治性疾患に豊富な治療経験を持っています。角膜移植は大学病院で行っておりますので、角膜の混濁で困っておられる方はご相談においでください。

腫瘍・眼形成部門

眼科領域の腫瘍の治療一般(眼瞼腫瘍,眼窩腫瘍,眼内腫瘍の診断と治療),眼科領域の形成手術(眼瞼内反症,眼瞼外反症,眼瞼下垂,顔面神経麻痺等による兎眼,再発翼状片、外傷性瘢痕その他の治療や眼窩骨折整復術),涙道手術(鼻涙管閉塞,涙嚢炎に対する涙嚢鼻腔吻合術や涙小管形成術等)を行っています。
特に腫瘍の手術治療には実績があり、新潟県全域はもとより隣県からの紹介患者も多く来院しています。眼内腫瘍(悪性黒色腫と網膜芽細胞腫)は、症例により国立がんセンター中央病院眼科と連携し、各種治療をおこなっています。
毎月第三木曜日は義眼調整も行っています。義眼床の形成は当院形成外科と共同でおこなっています。

白内障部門

通常の老人性白内障も行いますが、特に手術困難例(他の眼疾患に合併したもの,進行して混濁・硬度の増したもの,全身状態不良例など)では高度に熟練した技術をもって行い、著明な手術成績を上げています。大学病院で施行される手術のほぼ100%は無縫合超音波白内障手術(小さな切開で,縫合糸を使わないので,回復が早く乱視が少ない)であり,現在重症例が多いため、安全な入院手術が原則です。現在1~2か月の入院予約待ちになっておりますが、必要なものは早急な対応を致します。
希望により日付指定入院も受け付けていますので担当者にご相談ください。

ロービジョン部門

様々な疾患によって視力の低下や視野の狭窄などをきたし、日常生活に不自由を感じておられる方は少なくありません。少しでも見やすい環境を作るための生活指導や、拡大鏡や拡大読書器などの補助用具の紹介、使用方法の指導を行っています。
予約制です。



当科で進行中の臨床研究に関する告知

当科では様々な臨床研究が実施または予定されています。研究結果は国内外の学会や論文に発表される予定です。
臨床データがそれぞれの研究以外の目的に使用されることはありません。データの集計作業は情報が外部に流出することがないよう十分に配慮して行われます。また氏名や居住地、当院のカルテ番号などプライバシーにかかわるデータが公表されることはありません。なお研究期間の延長、対象条件の変更が行われる場合があります。
臨床研究については以下のリンクをご覧ください。(眼科以外の研究も含まれます)

臨床研究について

臨床研究に関するお問い合わせや診療データの使用を差し止めたいといったご要望については、各研究の連絡先および研究責任者までお願いいたします。