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新潟大学医学部医学科研究推進センター 病理組織標本部門について

研究推進センター病理組織標本部門は、ヒトやマウスなど哺乳類に限らずさまざまな実験用動植物の試験研究用組織標本の受託作製及びそれに関わる研究教育支援、研究教育用資料の保存・管理を目的として、2015年9月に設立された公的共同研究施設です。
医学歯学・分子生物学・医薬品研究関係をはじめ、農学・食品系、理学・工業製品関連など職域を超えた全ての試験研究分野での病理標本作製、学校教育関連標本の作製ならびに研究目的に応じた病理組織評価、マクロ・ミクロレベルでの写真撮影、バーチャルスライド化など各種バイオイメージング支援や染色技術支援を通じて基礎研究と臨床研究との橋渡しと人材育成、共同研究基盤形成、個別・先端的医療の推進に貢献します。
新潟大学の学内・学外問わず、どなたでもご利用いただけます。
当センターは、2つのユニットからなります。

標本作製ユニット

主に標本作製関連業務を行うユニットです。

標本センター 写真a

新潟大学遺伝子組換え認定実験室に登録済で、P1レベル実験に対応しています。
(認定実験室番号30064, 実験室名:東講義棟標本製作室・病理組織標本部門101室・105室)
標本作製依頼時にはこの実験室へサンプル持参をお願いします。


標本センター 写真b

自動固定包埋装置・包埋センター
固定後の脱水、パラフィン包埋作業を行う機器類です。Thermo社の最新型の装置を導入しています。


標本センター 写真c

切り出し台+プッシュプル換気装置
作業者のホルムアルデヒド暴露を防ぎ、特定化学物質障害予防規則や有機溶剤中毒予防規則、女性労働基準規則等で求められる作業環境を完備。


標本センター 写真d

ミクロトーム (パラフィン切片薄切装置)・標本伸展板
臨床現場における病理診断業務に携わった永年の経験を活かし、高品質の標本作製と精度管理に務めています。

資料保存ユニット

新潟大学医学部の前身である新潟医科大学設立の1922年以来、戦前からのパラフィン包埋標本の保管をしています。
学内に限り、標本保存のみのご依頼も有料にて受け付けています。

業務の概略

  • 1. 標本作製など
    •   1) 組織検体 (人体例、実験動物材料等) の標本作製 (固定臓器からのパラフィン包埋とHE標本作製)
    •   2) 持ち込みブロックの薄切・HE染色
    •   3) HE以外の特殊染色
    •   4) 免疫染色・蛍光免疫染色
    •   5) 凍結切片作製
    •   6) 肉眼写真撮影
    •   7) 組織写真撮影
    •   8) バーチャルスライド化
  • 2. 組織標本の解析等に関連するコンサルテーション業務 (研究支援)
  • 3. 研究教育用資料の保存・管理

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