新潟大学医学部小児科学教室 Niigata University School of Medicine Department of Pediatrics

IDEAを持ち続ける小児科医

文字サイズ

教室だより 平成21年(2009年) - 教室について

平成21年(2009年) 小児科学教室の近況

諸先生方にはお変わりなくご健勝のこととお慶び申し上げます。本年4月1日から、菊池透の後任として池住が総括医長を引き継がせて頂いております。徐々に総括医長の低年齢化(?)が進み、至らぬ点が多く皆様にはご迷惑をおかけする事も多いかと存じますが、何卒変わらぬご支援、ご鞭撻のほど賜りたくお願い申し上げます。早速、教室の近況についてご報告させて頂きます。

教室人事

 平成20年10月に小林武弘講師(S62)が准教授に昇任されました。平成21年3月、長年大学のNICU発展のためにご活躍頂いた松永雅道講師が大学を退職され、新潟県立新発田病院小児科へ赴任しました。今後は同院NICU発展のために御尽力頂くこととなりました。松永講師に代わり、和田雅樹(H4)が東京女子医大から赴任、講師に着任しました。また、4月から各診療班の医員の入れ替わりもあり、平成21年度の教室人事は、内山教授、小林准教授、以下講師3名(菊池透(S63)、和田雅樹(H4)、池住洋平(H5))、助教5名(今井千速(H5)、鈴木博(H5)、鈴木俊明(H6)、長谷川聡(H7)、臼田東平(H9))、特任助教2名(長崎啓介(H7)、今村勝(H9))、医員12名(榊原清一(H9)、唐沢環(H10)、金子詩子(H10)、沼野藤人(H10)、岩渕晴子(H11)、小川洋平(H11)、吉田咲子(H12)、渡辺健一(H14)、斉藤朋子(H14)、長谷川博也(H14)、細貝亮介(H15)、内田早織(H18))の24名でスタートしました。

 国内県外研修では、金子詩子が横浜市立大学小児科での2年間の膠原病診療の研修を終え、4月から大学で生物学的製剤を用いた膠原病・免疫疾患の診療に従事しています。小林玲(H13)が埼玉小児医療センターでの新生児医療の研修のため出向しております。鳥越司(H13)が国立循環器病センターでの研修を終了し、長岡赤十字病院で勤務しています。

 また、阿部忠朗(H13)および根岸潤(H14)が国立循環器病センターでそれぞれ2年目、1年目の研修を行っております。高見暁(H9)が、群馬大学小児科で2年目の研修を続けております。基礎教室では、山口正浩(H14)が公衆衛生学教室で2年目の研究を行っております。

 国外留学では、内山聡(H13)がカルフォルニア大学サンディエゴ校(米)で引き続き研究中です。また、医局秘書として、今泉景子さんが採用され、現在小児科の医局秘書は若杉里美さん、稲月真由美さんと合わせて3名の体制で医局の事務関連の仕事に従事して頂いております。

教室運営

 平成21年度の教室内各係は、総括医長;池住洋平、地方会係;小林武弘、病棟長;今井千速、外来医長;長谷川聡、出張係;臼田東平、新仁会・経理係;鈴木博、学務係;和田雅樹・今村勝、研修医係;鈴木俊明、渉外係(新人勧誘係);長崎啓祐です。教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/ped/welcome.html)の管理は、医局秘書が行っております。お気づきの点や掲載ご希望の情報などがございましたら、総括医長あるいは医局秘書までご連絡いただければ幸甚でございます。

 診療グループは、以下のような構成です。( )は専門外来の曜日です。腎(月、火、水、金);池住、鈴木俊明、唐沢、長谷川博也。血液(月、木);今井、今村、岩渕、吉田、細貝。循環器(月、水、金);鈴木博、長谷川聡、沼野、渡辺。内分泌代謝糖尿病(月、火、水、金);菊池、長崎、小川。免疫・アレルギー(木);鳥谷部、金子。遺伝(火);小林。新生児(火、木);和田、臼田、榊原、斉藤。

 ご存知のように当科には他大学や本学外の研修施設で研修を終えられた先生方に多数入局して頂いておりますが、現在の当科のシステムとして、入局後は直ちに大学外で諸先生方のもとにて後期研修を行っております。そのため、大学スタッフとの交流をもつ機会が少なく、大学の各臨床グループの診療内容や研究内容など知って頂くことが難しくなっています。そこで、本年度からの試みとして、これまでに大学での実習・診療経験がない他大学出身の若い先生方には、短期間(半年間)大学診療グループに加わって診療に携わって頂く機会を設けました。大学スタッフの人となり、診療内容、研究テーマなど知って頂こうという試みです。その初めとして、現在内田早織(H18)が4月から新生児、循環器、内分泌グループの一員として診療を行っております。10月から同様に松井亨(H18)が大学での診療に参加する予定です。できましたら、今後もこのようなシステムを継続し、県内の小児診療をより良く理解して頂くとともに、将来の専門分野や研究課題の選択に役立てて頂きたいと考えています。

 診療面でのご相談に関しては、いつでも各診療グループあるいは、病棟長、外来医長に直接ご相談頂きたく存じます。また、入院のご相談につきましては、病棟長へご一報頂きたくお願い申し上げます。

 平成21年度の文部科学省科学研究費は4件(小林、池住、今井、鈴木俊明)が採択されました。その他、新潟大学プロジェクト奨励研究(池住、今井)などの研究助成金を受けました。また、内山教授はじめ、各診療グループ長が厚生労働省研究班や全国規模の臨床研究グループに所属し、それぞれで研究成果を挙げています。

 研究面では、さらに5月にイタリア、ミラノで開催された第20回国際腎臓学会で、唐澤環先生が、Best Abstracts by Young Authorsを受賞した他、3月に東京で行われました第19回臨床内分泌代謝Updateで、すでに小児科入局が決まっていた研修医の佐々木直先生、入月浩美先生の当科症例について発表内容が初期研修医・学生部門賞に選ばれるなど、若手の躍進が目立っております。教室員の業績につきましては教室ホームページにて公開しておりますので、ご参照ください。

                   

 同窓の諸先生からは大変多くのご支援を賜りました。特に、故佐藤耕造先生からは、ご遺族を通じて多額の御寄附を賜りました。上述させて頂いた若い先生方の研究をはじめ、医局員によります臨床研究・基礎研究など広く大変有意義に役立たせて頂いております。この紙面をお借りして心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

新入医局員

 平成21年度は6名が新入局しました。入局者名および現在の専門研修病院は以下の通りです。相澤悠太(千葉大卒、現立川綜合病院)、太田匡哉(順天堂大卒、現鶴岡市立荘内病院)、奥村理恵(日本医大卒、現新潟市民病院)、佐々木直(新大卒、現長岡赤十字病院)、田嶋直哉(新大卒、現県立中央病院)、中牟礼道秀(新大卒、現県立新発田病院)。いずれの先生もバイタリティあふれる面々で、今後の活躍を期待しております。諸先生方には、何卒、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。

 新潟大学で昨年度から開始された新研修制度のプログラムC(希望専攻科重点研修コース)で、本年は7名が小児科を選択し、春から研修を開始しております。当科に入局が決定するのは2年後(H23年春)となりますが、将来の小児科医として病棟ではそれぞれ非常に意欲的に活躍しております。

                    

 全国で小児科医不足が騒がれる中、新潟県内の小児医療については諸先生方のご協力のもと徐々に充実して参りました。しかしながら、まだまだ多くの県内外の病院から小児科医の派遣を依頼されております。平成22年度も、一名でも多くの新入医局員を迎えることができるよう医局としましても引き続き努力させて頂きたいと思います。入局の可能性のある研修医、学生が居りましたら、是非、教室までご一報頂ければ幸いでございます。

                    

新潟大学小児科運動部の活動

 本年の運動会は、昨年まで使用していたグラウンドが駐車場になってしまったことから、隣接する新潟大附属小学校の校庭を借りて開催されました。飲酒、バーベキューは禁止という条件付の開催で、これらを楽しみに毎年参加していた他科のドクターの中には参加を迷う方が多く、特に昨年総合優勝を果たした外科教室は出場を取りやめる事態となりました。昨年準優勝に甘んじた私ども小児科には、本年度の新研修医の若い力も加わり、今年こそはと悲願の総合優勝をかけて挑みました。もともと大会中は実技に主眼を置いて参加しております私どもには、飲酒禁止令などの影響は然程なく、また今年は初めて仮装行列にも参加するなど、意気込みは相当たるものでありました。実際、これまで中々高得点が取れなかったマラソン若手の部では、2位、5位に入賞し得点を稼ぎ、はじめて参加した仮装行列でも高得点を獲得しました。しかしながら、ここ数年、学会のために不参加であった整形外科チームの参戦、障害物競走5連覇をかけた沼野藤人が2位に甘んじるなどの、予想できなかったハプニングも重なり、残念ながら本年も昨年に引き続き総合準優勝に甘んじてしまいました。本年は日本文理高校の甲子園での素晴らしい活躍もありましたが、本来なら準優勝であれば大満足するべきところではありますが、小児科運動部首脳陣は優勝以外の賞は賞とは考ない気風がございます。すでに来年に向けてリレーメンバーの構想など、優勝に向けて準備を開始しております。来年の運動会シーズンの折には、どうか若い先生方の積極的なご参加をお願い致します。また、是非日頃の基礎体力作りを是非とも心がけて頂きたく合わせてお願い申し上げます

 【速報】本稿を執筆しておりましたところ、当科野球部が北日本小児科学会における野球大会で昨年に引き続き2連覇を果たしたという連絡を頂きました。本年度の大学小児科運動部の活躍の一つとしてここに記録させて頂きます。小児科野球部のメンバーの実力は高く、レギュラー争いも厳しいものがありますが、これまでエースナンバーを背負ってきた遠藤投手(立川総合病院)にも最近肩の衰えが感じられます。是非、我こそはと思われる方、野球にご興味のある若い先生方にはこちらへのご参加もお待ちしております。

                    

                    

                    

末筆となりましたが、諸先生方のご健康とますますのご活躍をお祈り申し上げます。

                

(池住洋平 記 平成5年入局)