新潟大学医学部小児科学教室 Niigata University School of Medicine Department of Pediatrics

IDEAを持ち続ける小児科医

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教室だより 平成23年(2011年) - 教室について

平成23年(2011年) 小児科学教室の近況

今年は東日本の大きな震災があり、年度始めより諸先生方には各方面で大変お世話になりました。また、ご被害に遭われた方々には心よりお悔みを申し上げます。大変な猛暑と節電の影響などで体調を崩される方も多かったようですが、先生方にはお変わりなくご健勝のこととお慶び申し上げます。恒例となっておりますが、平成23年度の教室近況についてご報告させて頂きます。

教室人事

 本年度教室の最も大きな出来事は8月1日付で齋藤昭彦新教授をお迎えしたことであります。8月20日には齋藤教授就任祝賀会がANAクラウンプラザホテル新潟にて盛大に執り行われ、同窓の先生方をはじめ大変多くの先生方にご出席を頂きました。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。

 平成23年度4月の時点で小児科教室人事は、小林准教授、以下講師3名(菊池透(S63)、和田雅樹(H4)、池住洋平(H5))、助教6名(今井千速(H5)、鈴木博(H5)、鈴木俊明(H6)、長崎啓介(H7)、臼田東平(H9))、特任助教5名(大石智洋(H8)、今村勝(H9)、唐澤 環(H10)、金子詩子(H10))、小川洋平(H11)(地域医療講座))、医員13名(榊原清一(H9;NICU)、沼野藤人(H10)、岩渕晴子(H11)、吉田咲子(H12)、羽二生尚訓(H12)、小林玲(H13;NICU)、佐藤英利(H13)、長谷川博也(H14)、高地貴行(H14)、渡辺健一(H14)、細貝亮介(H15)、笠原靖史(H18)、星名潤(H18;NICU)、そしてレジデント2名(田村千夏(H23)、羽深理恵(H22))の25名でスタートしました。
このうち、7月から長崎助教は内分泌・代謝学の基礎研究を行うために成育医療研究センター(東京)へ国内留学、今村助教は小児血液学の基礎研究を行うためにシンガポールへ海外留学に出発しました。また、沼野医員は8月1日付で特任助教に就任しております。

 その他の国内外研修も引き続き盛んで、上述の2名の海外留学者を含め以下の8名が国内留学、3名が国外留学を行っています。この春から塚田正範(H20)が国立循環器センターへ、真柄慎一(H15)は国立精神・神経医療研究センターへ、それぞれ小児循環器および小児神経疾患の研修に出向しております。また、松井亨(H18)および目黒茂樹(H19)は県立静岡こども病院へそれぞれ小児救急および小児心身症の勉強に出向しております。山田剛史(H13)が東京の小児総合医療センターで引き続き2年目の小児腎臓病の研修を行っております。斉藤朋子(H14)、小柳貴人(H15)はそれぞれ神奈川県立こども医療センターで2年目の新生児医療の研修および群馬大学小児科でのアレルギーの研修を引き続き行っています。また、庄司康寛(H20)が長野こども病院に小児救急医療(PICU)での2年目の研修を行っております。加藤智治(H15)は成育医療センター呼吸器科での1年間の研修を修了し、4月から長岡赤十字病院にて診療に復帰しています。根岸潤(H14)は国立循環器病センターでの2年間の研修を終了し、長岡赤十字病院で勤務しています。阿部忠朗(H13)は、同センターに新規に設けられた小児科スタッフとしてのポジションで出向しており、この枠は今後も新潟大学小児科の枠として継続維持されることになっております。基礎教室では、山口正浩(H14)が公衆衛生学教室で4年間の研究を学位を取得、4月から三条総合病院に勤務しております。

 国外留学では、内山聡(H13)は引き続きチューリッヒ大学病院感染症科(スイス)での感染症学に関する基礎研究を行っています。また、若杉里美さん、稲月真由美さん、今泉景子さんの3名に医局秘書として引き続き医局の事務関連の仕事に従事して頂いております。

教室運営

 平成23年度の教室内各係は、総括医長;池住洋平、新仁会(同窓会)係;小林武弘、病棟長;今井千速、外来医長・渉外係(新人勧誘係);長崎啓祐、地方会・経理係;鈴木博、出張係;臼田東平、学務係;和田雅樹・今村勝、研修医係;鈴木俊明、学生・BST係;大石智洋でスタートしましたが、上述の長崎、今村の留学に伴い、外来医長は唐澤環、渉外係は唐澤および金子詩子の両名に代わっております。診療グループは、以下の構成となっています。( )は専門外来の曜日です。腎(月、火、水、金);池住、鈴木俊明、唐沢、長谷川。血液(月、木);今井、今村、岩渕、吉田、細貝。循環器(月、水、金);鈴木博、沼野、羽二生、渡辺。内分泌代謝糖尿病(月、火、水、金);菊池、長崎、小川、佐藤。免疫・アレルギー(木);金子。遺伝(火);小林。新生児(火、木);和田、臼田、榊原、小林、星名。詳しくは教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/ped/welcome.html)をご参照下さい。入院に関する御相談は病棟長にご一報頂きたくお願い致します。診療方針の決定等で苦慮されている患者さんがおられましたら、いつでも各診療グループのメンバーに御相談下さい。

 平成23年度の文部科学省科学研究費は4件(小林、池住、今井、鈴木俊明)が採択されました。年々、科学研究費を始め、研究費の取得が困難な時代になって参りました。このような状況の中、同窓の諸先生方はじめ多くの先生方から大変多くのご支援を賜りました。上述させて頂いた若い先生方の研究をはじめ、医局員によります臨床研究・基礎研究など広く大変有意義に役立たせて頂いております。この紙面をお借りして心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました。教室員の業績につきましては教室ホームページにて公開しておりますので、ご参照ください。

新入医局員

 平成23年度は実に13名の新入局がありました。入局者名および現在の専門研修病院は以下の通りです。新井啓(新大卒、現県立新発田病院)、熊倉俊一(新大卒、現新潟市民病院)、黒沢大樹(新大卒、現長岡赤十字病院)、桑原春洋(金沢医大卒、現済生会新潟市民第二病院)、小嶋里子(自治医大卒、現県立中央病院)、篠原健(新大卒、現県立新発田病院)、鈴木亮(富山大卒、現長岡中央綜合病院)、田中雅人(新大卒、現立川綜合病院)、田村千夏(秋田大卒、現新潟大学病院)、額賀俊介(秋田大卒、現県立中央病院)、額賀愛(秋田大卒、現産・育休中、秋から県立中央病院勤務予定)、馬場恵史(金沢大卒、現鶴岡荘内病院)、藤井小弥太(新大卒、現佐渡総合病院)。今年は小児科専修コース(プログラムC)で初期研修を行った7名の先生を含め、いずれの先生もバイタリティあふれる面々で、今後の活躍を期待しております。諸先生方におかれましては、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。また、女性の入局も非常に増えて参りました。私どもも、子育て支援など、女性に優しい医局づくりを心がけたいと思っております。新潟県内でも多くの施設で女性支援体制の整備が進められていると伺っております。こちらに関しても引き続きご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

新潟大学小児科運動部の活動

 本年は震災を配慮し、恒例の医学部運動会の開催は見送られましたが、北日本小児科学会と野球大会は例年通り開催されました。今年の野球大会は盛岡で開催され、新監督 齋藤昭彦教授のもとで小児科野球部が参戦しました。・・が、遠藤投手をはじめこれまでの主力メンバーが参加できず、試合前日にはメンバーが8名しか揃っていない状況でした。辛うじて夜自動車で駆け付けた田中岳(現新発田病院)が試合に間に合い、どうにか参戦できたという状況で始まりました。しかしながら、トーナメント第1戦で大学に敗れ、悔しくも最高位でも5位の敗者復活戦での戦いを余儀なくされました。しかし、ここでは往年の選手たちが奮起し、怒涛の3連勝を飾り見事敗者復活最高位(総合5位)を獲得しましたことをご報告させて頂きます。この度の戦いで、特記すべきことは、新監督齋藤教授が兼選手として出場したことであります。若干気が抜けていた選手たちを叱咤激励するべく、自ら出塁したのち盗塁、さらにホームスチールを試みヘッドスライディングでホームに突入するというファイトを見せてくれました。残念ながらホームスチールはならず、ヘッドスライディングの際に名誉の負傷を負われて途中交代されましたが、この時の齋藤新監督の気合いは十分に選手たちに伝わり、その後見事3連勝を果たした次第であります。さらに、試合前に行われたスピードガンコンテストでは、40代勝負にて見事優勝、賞状を獲得されております。これは、これまでの往年のエースが成しえなかった快挙であります。来年の大会では必ず打倒すべく齋藤監督はじめ選手一同気合いを入れなおしております。

 総合順位は残念な結果でありましたが、今後の新潟大小児科野球部の躍進を期待させる大変充実した大会となりました。優勝校の東北大学は昨年に引き続き2連覇を成し遂げておりますが、来年の北日本小児科学会ならびに野球大会は当教室が主催する新潟開催となります。例年通り、9月はじめの開催を予定しておりますが、新人会の先生方には学会、野球大会へのご参加、ご協力を改めてご依頼させて頂くかと思いますが、何卒宜しくお願い致します。昨年度も本紙面にてお願いさせて頂きましたが、小児科野球部の主力メンバーの高齢化が目立ち、戦力不足にて苦戦する傾向にあります。野球部は若い力を引き続き待ち望んでおりますので、我こそはと思われる方は是非お声掛けください。

平成24年度に向けて

 教室人事冒頭でもご報告させて頂きましたが、平成23年度の教室内の最も大きな出来事は、齋藤昭彦先生を当教室にお迎えしたことです。ここでは齋藤先生の詳しい御略歴等は省略致させて頂きますが、齋藤先生はこれまで海外での臨床経験が長くおられ、国際的なつながりも沢山もっておられます。今後は当教室も国際的に開けた小児科教室を国内外にアピールして参りたいと考えております。また、これまでの教室のモットーでもありました「夢の叶う教室」は今後もアピールポイントの一つとして掲げ、今後さらに夢をもった有望な入局者を増やすべく努力したいと考えております。小児科医局員のご勧誘のご協力を含めまして、新仁会の諸先生方の物心にわたります教室へのご援助に深謝します。今後とも何とぞ変わらぬご支援をお願い申し上げます。

最後になりますが、当教室にはまもなく大変大きな行事が控えてございます。教室開講100周年事業です。この開催にむけて教室としましてもすでに徐々に準備を始めておりますが、先生方には多大なるご支援、ご協力をお願いすることかと思いますが、合わせて何卒宜しくお願い申し上げます。

 末筆となりましたが、諸先生方のご健康とますますのご活躍をお祈り申し上げます。

(池住洋平 記 平成5年入局)