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Achievements
当研究室の業績


1998年度

業績(英文原著)(著書は含まない)

業績(和文原著)

吉田 豊,藤田 聡,馬 欣,樋口宗史
血管平滑筋の主要なprotein kinase G基質G0, G1蛋白質の同定
神経化学,37:411, 1998

仲澤幹雄,渡辺資夫
Ifenprodilのα1およびα2受容体遮断作用についての研究
新潟医学会雑誌 112:81-88, 1998

著書(和文・英文の順)  

仲澤幹雄
続心臓代謝研究法「急性心不全モデルの作成」 
永野 允、今井昭一編
六法出版社、161-165, 1998年10月

仲澤幹雄
続心臓代謝研究法 「末梢循環不全モデルの作成」
永野 允、今井昭一編
六法出版社、166-168, 1998年10月

仲澤幹雄
続心臓代謝研究法「成熟ラット心筋細胞の分離方法」
永野 允、今井昭一編 
六法出版社、280-286, 1998年10月

吉田 豊、古賀隆樹、Md.Omedul Islam
続心臓代謝実験法「IP3受容体」
永野 允、今井昭一編
六法出版社、108-122, 1998年

吉田 豊、蔡 際群
続心臓代謝実験法「Cyclic nucleotide phosphodiesteraseの分離精製、活性測定法」
永野 允、今井昭一編
六法出版社、397-403, 1998年

吉田 豊、豊里 晃
続心臓代謝実験法「Protein kinase Aの測定法」
永野 允、今井昭一編
六法出版社、404-408, 1998年

藤田 聡、豊里 晃、吉田 豊
続心臓代謝実験法「Protein kinase Gの分離精製、活性測定法」
永野 允、今井昭一編
六法出版社、416-422, 1998年

Konno,T., Matsubara, T., Imai, S., Nakazawa, M., Yoshida, Y., Hori, T., Suzuki K., Ida, T., Higuchi, K., Tamura, Y., Yamazoe, M., and Aizawa, Y.
Progress in Experimental Caridology 1, The Ischemic Hearts
Mochizuki, S., Takeda, N., Nagano, M., Dhalla, N.S., eds
Kluwar Academic Publisher, 76-86, 1998
Oxygen free radicals enhance ergonovine-induced canine coronary vasoconstriction.

総説

石橋隆治、吉田 豊
Kチャネル開口薬
現代医療、30:155-160, 1998

樋口宗史
物質依存の仮説ー分子生物学的仮説
こころの臨床アラカルト 増刊号「精神疾患100の仮説」,17:237-240, 1998

石橋隆治,吉田 豊
K+チャネル開口薬
現代医療 30(4):155-160, 1998

国際学会

Nakazawa, M., Watanabe, Y., Toyosato, A., Yoshida, Y., Higuchi, H.,
Effect of calcium concentration on Rp-8-Br-cGMPS-induced inhibition of relaxation by nitroprusside in the rat aorta
XIIIth International Congress of Pharmacology(July 26-31, 1998, Munchen, Germany)
Naunyn-Schmiedeberg's Arch. Pharmacol.,358 (Suppl.2), R662, 1988

Kawada, T., Nakaturu, Y., Koizumi, T., Shin, W.S., Sakamoto, A., Nakazawa, M., Satoh, H., Ishikawa, T., Toyo-oka, T.,
Gene transfer of b-gal by HVJ-coated liposomes into syrian hamster heart in vivo and sensitive identification of the gene product
XIIIth International Congress of Pharmacology(July 26-31, 1998, Munchen, Germany)
Naunyn-Schmiedeberg's Arch. Pharmacol.,358 (Suppl.1), R165, 1988

Higuchi, H., Ma, Y., Yoshida, Y., and Niu, S.-Y.
Ontogenic expression of NDF1. A transcriptional repressor of sympathetic neurons
XIIIth International Congress of Pharmacology(July 26-31, 1998, Munchen, Germany)
Naunyn-Schmiedeberg's Arch. Pharmacol. 358,Suppl.1, R156, 1988

Higuchi, H., Ma, Y., Yoshida, Y., and Niu, S.-Y.
Ontogenic expression of a novel neural transcription repressor, NDF1.
28th Annual Meeting for Society for Neuroscience (November 7-12, 1998, Los Angeles)

特別講演、シンポジウム、ワークショップ

吉田 豊
血管平滑筋弛緩におけるcGMP依存性蛋白質リン酸化酵素の役割:生理的基質蛋白質の探索
第2回北海道細胞・分子薬理研究会(第5回文部省高度化推進経費によるシンポジウム)(1998年1月30日 札幌)

樋口宗史,馬 欣,吉田 豊
NGFによる神経分化とNPY遺伝子発現制御
シンポジウム「神経系における遺伝子発現と機能解析」
第71回日本薬理学会年会(1998年3月23-26日 京都)

樋口宗史
交感神経・中枢神経の神経ペプチドNPYの遺伝子発現と機能 ?神経分化,記憶に関わる遺伝子制御
第541回新潟医学会(1998年7月18日,新潟)

国内学会(研究会も含む)

河田登美枝、小泉敏之、申 偉秀、阪本英二、中鶴陽子、仲澤幹雄、豊岡照彦
生体位における心筋へのグリーンフルオレッセンスタンパクおよびβガラクトシデース遺伝子の導入の正確な評価
第71回日本薬理学会年会(1998年3月23日?26日 京都)

仲澤幹雄、渡辺資夫、豊里 晃、樋口宗史
ニトロプルッシドによるラット大動脈弛緩のRp-8-Br-cGMPSによる抑制作用のカルシウム依存性変化
第71回日本薬理学会年会(1998年3月23日?26日 京都)

樋口宗史,牛 三勇
交感神経の抑制性転写因子NDF1の胎生及び発育期の発現
第71回日本薬理学会年会(3月23-26日、京都)

藤田 聡、吉田 豊、馬 欣、伊藤正明、今井昭一、樋口宗史
ブタ大動脈平滑筋に存在するミオシンフォスファターゼのミオシン結合サブユニットの性質とcGMP依存性リン酸化酵素によるリン酸化
第71回日本薬理学会年会(1998年3月23?26日 京都)

藤田 聡、相澤義房、吉田 豊、今井昭一、樋口宗史
血管平滑筋ミオシン軽鎖リン酸化酵素130kDa調節サブユニットの性質:cyclic GMP依存性蛋白質リン酸化酵素によるリン酸化とG1蛋白質
第62回日本循環器学会学術集会(1998年3月26?28日 東京)

吉田 豊、藤田 聡、馬 欣、樋口宗史
血管平滑筋の主要なcGMP依存性蛋白質リン酸化酵素基質蛋白であるG0、G1蛋白の同定
第71回日本薬理学会年会(1998年3月23?26日 京都)

中村守男、市川和人、伊藤正明、井坂直樹、中野 赳、吉田 豊、藤田 聡、樋口宗史
cGMP依存性キナーゼによる平滑筋弛緩機序の解明
第62回日本循環器学会学術集会(1998年3月26?28日 東京)

吉田 豊、藤田 聡、馬 欣、樋口宗史
血管平滑筋の主要なprotein kinase G基質G0、G1蛋白の同定
第41回日本神経化学会(1998年9月21?23日 東京)

渡辺資夫、仲澤幹雄、馬 欣、吉田 豊、荒川正昭、樋口宗史
ニトログリセリンによる冠動脈弛緩作用の季節変動
第49回日本薬理学会北部会(1998年9月27日 札幌)

太田好美、渡辺賢一、長友孝文、大貫敏男、小玉 誠、加藤公則、大倉裕二、小川祐輔、
広野 暁、伊藤正洋、那須野暁光、相沢義房、仲澤幹雄、樋口宗史
心不全ラットにおけるcarvedilolの効果
第20回カテコールアミンと循環器系研究会(1998年10月31日 東京)

吉田 豊,藤田 聡,馬 欣,樋口宗史
血管平滑筋の主要なprotein kinase G基質G0, G1蛋白の同定
第41回日本神経化学会(1998年9月21-23日,東京)

渡辺資夫、仲澤幹雄、馬欣、吉田豊、荒川正昭、樋口宗史
ニトログリセリンによる冠動脈弛緩作用の季節変動
第49回日本薬理学会北部会(1998年9月27日、札幌)

太田好美、渡辺賢一、長友孝文、大貫敏男、小玉 誠、加藤公則、大倉裕二、小川祐輔、広野 暁、伊藤正洋、那須野暁光、相沢義房、仲澤幹雄、樋口宗史
心不全ラットにおけるcarvedilolの効果
第20回カテコールアミンと循環器系研究会(1998年10月31日、東京)

渡辺資夫,仲澤幹雄,馬 欣,樋口宗史
健常者における運動負荷ならびに精神緊張負荷に対するβ遮断薬の効果.
第19回日本臨床薬理学会(1998年11月20-21日,大分)

河田登美枝、中鶴陽子、阪本英二、小泉敏之、申偉秀、仲澤幹雄、佐藤博、石川隆俊、豊岡照彦
デルタサルコグリカン欠損ハムスターにおける遺伝子治療
第15回国際心臓研究学会日本部会(1998年12月9日-11日、東京)
J. Mol. Cell. Cardiol. 30 (11):A318, 1998


教室近況

 日々日本海からの北風が厳しくなって参りました。まだ新潟には雪の便りは届いていないようですが、これから本格的な冬がやってくるのでしょうか。
 諸先生方におかれましてはますますお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。
 さて和歌山カレー事件や新潟のアジ化ナトリウム混入事件など、毒で騒然とした1998年も終わりに近づきました。恒例の教室便りをお届けいたします。
 当薬理学教室に樋口教授がご着任されてから一年余りが経ちました。着任後、今までの循環器薬理学から分子薬理学の教室へとさらなる発展をすべく、当教室の改修を行われ見違えるような分子生物学のラボが完成しました。皆今後の研究に向け張り切っております。
 当教室の12月末現在の教室員は樋口宗史教授以下、仲澤幹雄助教授、吉田豊講師、桜井浩、三富明夫両技官、荒川英子技術補、大学院生の馬欣先生および渡辺資夫の計8名という構成です。
 うれしいニュースとしては今までその持ち前のパワーで当教室に多大な功績を残してこられた河田登美枝助手と石橋隆治助手がそれぞれご栄転されたことが挙げられます。河田登美枝助手は新潟大学付属病院薬剤部の助教授として1997年の12月に、石橋隆治助手は金沢医科大学薬理学教室の助教授として本年1月にご栄転されました。パワフルだった両先生に抜けられて当教室としましては寂しい気もいたしますが、両先生のますますのご活躍をお祈りいたします。
 また5月には第一内科からの大学院生の藤田聡先生がPKGの基質の同定の研究で学位を取得され第一内科に帰局されました。一方研究生の馬欣先生が4月に大学院試験に見事合格しました。
 非常勤講師は三木直正教授(大阪大学)、渡辺康裕教授(防衛医大)、前山一隆教授(愛媛大学)、渡辺建彦教授(東北大学)、長友孝文教授(新潟薬科大学薬理学)、渡辺賢一教授(新潟薬科大学臨床薬理学)、佐藤博教授(附属病院薬剤部)、小林正樹先生(県医薬課)、川井和夫先生(新発田川井医院)の諸先生方にお願いしました。学術講演は大阪大学医学部第二解剖の遠山正弥教授にお願いしました。多くの先生方に、お忙しいなか最先端のお話をしていただき大変勉強になりました。
 研究面では従来の循環器薬理に加え、樋口教授のご指導のもとNPYの遺伝子発現やモルヒネの依存性発現の分子機構の解明、更に臨床薬理学の領域まで幅広い研究が行われました。
 樋口教授はお忙しいなか第71回日本薬理学会でNPYの遺伝子発現制御についてシンポジストをつとめられ、7月にはIUPHARでもその成果を発表されました。仲澤先生は新潟薬科大学臨床薬理学の渡辺教授との共同研究で心筋症ラットの循環動態の研究およびNPYの冠動脈収縮に及ぼす影響についての研究を行っています。吉田先生はこれまでのProtein kinase Gの基質の研究の整理と、新たな分子薬理学の研究に向けての準備に取り組んでいます。馬欣先生はゼブラフィッシュを用いた分子生物学的研究、およびモルヒネの依存性発現の研究に没頭しております。渡辺はニトログリセリンの冠動脈弛緩の選択性に関する研究がまとまり始めております。
 桜井技官と三富技官は、実験動物の世話やスライド作成の他、今年もあらゆる面で研究をサポートしてくれました。
 荒川技術補も、教室の事務的な面で我々を大いに援助してくれました。
 また来年も大学としての使命を自覚し、諸先生方のご期待に応えるべく、樋口教授以下一丸となって教育、研究に取り組んでいく所存でおります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
                              (渡辺 記)



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