Top -> Achievements -> 1999年度

Achievements
当研究室の業績


1999年度


業績(英文原著)(著書は含まない)

Fujita, S., Yoshida, Y., Islam, M.O., Ma, X., Fujioka, M., Ito, M., Nakano, T., Aizawa Y., Imai, S., and Higuchi, H.
Characterization of major phosphoproteins in cGMP mediated protein phosphorylation system of vascular smooth muscle membranes.
J. Vasc. Res., 36:299-310, 1999

Yoshida, Y., Toyosato, A., Islam, M.O., Koga, T., Fujita, S., and Imai, S.
Stimulation of plasma membrane Ca2+-pump ATPase of vascular smooth muscle by cGMP-dependent protein kinase: Functional reconstitution with purified proteins.
Mol. Cell. Biochem., 190: 169-177, 1999

Ishibashi, T., Yoshida Y., Imai, S. and Nishio, M.
IP3 production in A10 cells, an established aortic smooth muscle cultured cell line: Effects of agonist administration procedure and culture conditions.
Gen. Pharamcol., 32:115-121, 1999

Nakamura M., Ichikawa, K., Ito, M., Yamamori, B., Okinaka, T., Isaka, N., Yoshida, Y., Fujita, S., and Nakano, T.
Effects of the phosphorylation of myosin phosphatase by cyclic GMP-dependent protein kinase.
Cellular Singaling, 11: 671-676, 1999

Mitsui, T., Kashem, M.A., Iwabuchi, S., Kamimura, I., Hori, H., and Yoshida, Y.
Involvement of phosphoinositide-signaling on the regulation of a-amylase secretion in suspension-cultured cells of rice (Oryza sative L.).
Bulletin of the Faculty of Agriculture Niigata University, 52:29-40, 1999

Kawada, H., Shin, W.S., Nakatsuru, Y., Koizumi, T., Sakamoto, A., Nakajima, T., Okai-Matsuo, Y., Nakazawa, M., Sato, H., and Toyo-oka, T.
Precise identification of gene products in hearts after in vivo gene transfection, using Sendai virus-coated proteoliposomes.
Biochem. Biophys. Res. Commun., 259:408-413, 1999

Kawada, T., Nakatsuru, Y., Sakamoto, A., Koizumi, T., Shin, W.S., Okai-Matsuo, Y., Suzuki, J.-I., Uehara, Y., Nakazawa, M., Sato, H., Ishikawa, T., and Toyo-oka, T.
Strain- and age-dependent loss of sarcoglycan complex in cardiomyopathic hamster hearts and its re-pression by ?-sarcoglycan gene transfer in vivo.
FEBS Lett., 458:405-408, 1999

Watanabe, K., Ohta, Y., Nakazawa, M., Higuchi, H., Hasegawa, G., Naito, M., Nagatomo, T., Fuse, K., Ito, M., Hirono, S., Ohkura, Y., Kato, K., Kodama, M., and Aizawa, Y.
Effects of long-term treatment with carvedilol in rats with dilated cardiomyopathy after myocarditis.
J. Cardivasc. Pharmacol., 34(Suppl. 4):S77-S80, 1999.

Taira, E., Nagino, T., Tsukamoto, Y., Okumura, S., Muraoka, O., Sakuma F., and Miki, N.
Cytoplasmic domain is not essential for the cell adhesion activities of gicerin, an Ig-superfamily molecule.
Exp. Cell. Res., 253:697-703, 1999

業績(和文原著)

渡辺資夫、仲沢幹雄、馬欣、樋口宗史
健常者における運動ならびに精神緊張負荷ストレスに対するβ1遮断薬の効果
臨床薬理,30:131-132, 1999

樋口宗史、高木正仁、貝津雅稔、許波、三富明夫、豊里晃
モルヒネ依存ラットの神経ペプチドYmRNAの変化
日本神経精神薬理学雑誌,19: 印刷中,1999

著書(和文・英文の順)  

樋口宗史
ブレインサイエンスレビュー1999?神経分化,シナプス可塑性に関わる遺伝子制御?
医学書院,97-110,1999年

Yoshida, Y., Toyosato, A., Islam, M.O., Koga, T., Fujita, S., and Imai, S.
Muscle Physiology and Biochemistry???Stimulation of plasma membrane Ca2+-pump ATPase of vascular smooth muscle by cGMP-dependent protein kinase: Functional reconstitution with purified proteins.?
Imai, S., Endo, M., Ohtsuki, I., eds
Kluwer Academic Publishers, Dordrecht, 157-167, 1999


総説

樋口宗史
交感神経・中枢神経の神経ペプチドNPYの遺伝子発現と機能ー神経分化、記憶に関わる遺伝子制御
新潟医学会雑誌,113:77-82, 1999

その他
吉田 豊
新潟大学医学部薬理学教室紹介
神経化学、37:14-15, 1998


国際学会

Kawada, T., Nakatsuru, Y., Shin, W.S., Koizumi, T., Sakamoto, A., Nakazawa, M., Sato, H., Urabe, M., Monahan, J., Ozawa, K., and Toyo-oka, T.
Long-lasting in vivo gene transfer and the precise identification of the gene-products in hearts.
2nd American Society of Gene Therapy (June 9-13, 1999, Washington DC)

Higuchi, H., Mitomi, A., Watanabe, Y., Xu, B., and Takagi, M.
Changes in neuropeptide Y gene expression in morphine-induced tolerance of rats.
29th Annual Meeting for Society for Neuroscience (October 23-28, 1999, Miami)


特別講演、シンポジウム、ワークショップ

国内学会(研究会も含む)

渡辺賢一,太田好美,広野 暁,大倉祐二,加藤公則,小玉 誠,相澤義房,仲澤幹雄,樋口宗史
拡張型心筋症様心不全モデルラットにおけるcarperitide (HANP)の長期投与効果について.
第218回新潟循環器談話会(1999年2月13日,新潟)

平 英一、奥村茂樹、塚本俊正、村岡 修、佐々木文彦、三木直正
マウスおよびラットギセリンのクローニングと神経系における発現
第72回日本薬理学会年会(1999年3月22-25日,札幌)

村岡 修、施 虹、奥村茂樹、平 英一、三木直正
ZFHファミリーの新規遺伝子Headgearのクローニング
第72回日本薬理学会年会(1999年3月22-25日,札幌)

渡辺資夫,仲澤幹雄,馬 欣,吉田 豊,荒川正昭,樋口宗史
ブタ冠動脈におけるニトログリセリンの弛緩反応の感受性はGluthation S-transferase活性によって決定される.
第72回日本薬理学会年会(1999年3月22-25日,札幌)

藤田 聡,吉田 豊,樋口宗史,伊藤正明,中野 赳,相沢義房
血管平滑筋に存在するcGMP依存性蛋白質リン酸化酵素の主要な基質蛋白質であるG0, G1蛋白の同定.
第63回日本循環器学会・学術集会(1999年3月27-29日,東京)

太田好美,渡辺賢一,小玉 誠,加藤公則,大倉祐二,小川祐輔,広野 暁,相澤義房,布施公一,伊藤正洋,那須野暁光,長友孝文,仲澤幹雄,樋口宗史
拡張型心筋症様心不全ラットにおけるカルベジロールの効果
第63回日本循環器学会・学術集会(1999年3月27-29日,東京)

村岡 修、施 虹、奥村茂樹、平 英一、三木直正
ゼブラフィッシュのzfhファミリー遺伝子zzfhDrのクローニング
第22回日本神経科学学会(1999年7月、大阪)

村岡 修
Kheper のクローニングと機能解析
第5回メダカ・ゼブラフィッシュ研究会(1999年8月,理化学研究所)

村岡 修、施 虹、市川久詞、奥村茂樹、平 英一、三木直正
Zebrafish の転写因子 Kheper の機能とリチウム
第2回薬理学会サマーセミナー (1999年8月,山梨)

高木正仁,許 波,弦巻 立,豊里 晃,樋口宗史
モルヒネ依存・耐性ラットの中枢神経Neuropeptide Y遺伝子発現の増加
第42回日本神経化学会(1999年9月15-17日,広島)

樋口宗史,高木正仁,貝津雅稔,許 波,三富明夫,豊里 晃
モルヒネ依存ラットの神経ペプチドY mRNAレベルの変化
第29回日本精神薬理学会年会(1999年9月14-15日,広島)

河田登美枝,仲澤幹雄,中鶴陽子,小泉敏之,甲 偉秀,阪本英二,佐藤 博,石川俊之,豊岡照彦
心筋症モデル動物によるsarcoglycan (SG) complex発現の系差及びδ-SGによる遺伝子補充療法
第50回日本薬理学会北部会(1999年10月15-16日,仙台)

Habin Gong, 大貫俊男,中村 隆,服部 薫,仲澤幹雄,長友孝文
セロトニン受容体を介するブタ冠動脈収縮・弛緩反応におよぼす塩酸サルボグレラートの効果
第50回日本薬理学会北部会(1999年10月15-16日,仙台)
渡辺賢一,太田好美,高橋俊博,仲澤幹雄,樋口宗史
心筋脂肪酸代謝と核内レセプター(PPAR?)ノックアウトマウスについて.
第50回日本薬理学会北部会(1999年10月15-16日,仙台)

奥村茂樹、平 英一、村岡 修、三木直正
ラットギセリンの細胞運動能に及ぼす影響
第96回日本薬理学会近畿部会(1999年11月,京都)

太田好美、渡辺賢一、佐藤眞治、仲澤幹雄、樋口宗史、小玉誠、加藤公則、広野 暁、相沢義房、山本 格、馬梅蕾
心不全モデルラットにおけるβ遮断薬(カルベジロール)とナトリウム利尿ペプチド(カルペチド)の効果.
第21回カテコールアミンと循環器系研究会(1999年11月20日,東京)

河田登美枝、中鶴陽子、阪本英二、小泉敏之、申 偉秀、仲澤幹雄、佐藤 博、石川隆俊、豊岡照彦
デルタサルコグリカン欠損ハムスターににおける遺伝子治療
第16回国際心臓研究学会日本部会(1999年12月9-11日、福岡)


教室近況                             
 今年も押し迫ってまいりました.天候はもはや例年通りといってよい暖冬と時折おそう異常気象であまり変わりばえしませんが,今年の年の瀬は,世紀末の不安とコンピューターの二千年問題でなにやら慌ただしい気配をみせております.さて,恒例に従い,当教室にゆかりの諸先生方に,この一年を振り返り教室の近況をご報告することに致します.
 まず,最初に人の動きです.つい最近まで教室員は昨年と同様に,樋口宗史教授以下,仲澤幹雄助教授,吉田豊講師,桜井浩技官,三富明夫技官,荒川英子技術補とういう構成でしたが,長い間不在だった助手の席が,大阪大学医学部第一薬理の助手であった村岡修先生が十月十六日に赴任され,ついに占まることになりました.学生時代はラグビーをやっていたという大男で一見怖そうに見えますが,気さくで優しさも兼ね備えた偉丈夫で,忘年会で見せたカラオケの芸は絶品でした.今後の活躍が大いに期待されます.また,桜井技官は今年六十歳の誕生日を迎え,いよいよ明年三月末日をもって定年退官されることになります.採用が昭和三十八年四月ということですので,実に三十七年の長きにわたり,松田勝一教授,今井昭一教授そして現在の樋口宗史教授という三代の教授の下で,研究と教育を支えて来られたわけです.公務員の定員削減で桜井技官退官後の補充はありません.桜井技官を失うことは教室にとって大きな損失であり,教室の業務にも支障が出ることが予想されます.これまでのご苦労を讃えるとともに,これまで長年にわたり培ってきた技術をぜひ教室に残していって頂きたいと思います.
 樋口教授赴任からまだ二年余りということもあり,今年は若い大学院生,研究生の移動が目立った年でした.四月には新潟薬科大学で修士課程を修了した中国ハルビン出身の許波先生が大学院生として入局しました.五月には本学外科学教室の研修医であった貝津雅稔先生が研究生として入局し,十月に大学院の入学試験に合格しました.また,六月には歯学部歯科麻酔科大学院生の弦巻立先生が入局しました.この三人の若い先生方の入局により教室の平均年齢はかなり若返り,教室の活動に大きなはずみがつきました.これからの活躍を期待したいと思います.一方,第二内科から来ていた大学院生の渡辺資夫先生は学位論文の仕事を終え,六月に帰局されました.また,ゼブラフィッシュの実験に取り組んでいた大学院生の馬欣先生は,ご主人の仕事の都合でカナダに移り住むことになり四月に出発されました.しばらくは休学ということですが,なるべく早い復帰を期待したいところです.
 以上に述べた人以外にも,樋口教授の配慮で,以前当教室で大学院生として研究していた歯学部歯科麻酔科の豊里晃先生が時々実験に来ていますし,現在医学部四年生の高木正仁君も実験のためによく顔を出します.また,学位論文の最後のまとめに旧研究生の勝又直樹さんが週末になると実験室に現れます.さらに,週の始めや土曜日には多くの学生が薬理学の勉強会に参加するために集ってきます.若い人達の来訪は教室に活気を与えてくれるので大歓迎です.
 今年,非常勤講師として薬理学の特別講義をお願いした先生方を講義の順番に列挙いたしますと,長友孝文教授(新潟薬科大学),川井和夫先生(新発田川井内科医院),佐藤博教授(附属病院薬剤部),渡辺康裕教授(防衛医大),渡辺健彦教授(東北大学),前山一隆教授(愛媛大学),倉智嘉久教授(大阪大学),三木直正教授(大阪大学),河田登美枝助教授(附属病院薬剤部),中村勉先生(新潟県福祉保健部),以上十人の先生方です.また,本年度の新潟分子薬理学フォーラムの講演会は,アルバータ大学(カナダ)薬理の?W.F.コルマース教授と大阪大学遺伝子治療学の金田安史教授のお二人にお願い致しました.
 研究面では,神経薬理学と循環器薬理学の研究で新たな研究が展開された年でした.昨年度のモルヒネの慢性投与による中枢神経系のニューロペプチドY遺伝子発現変化の研究は,覚醒剤によるニューロペプチドY遺伝子発現変化の研究に発展し,冠動脈に対するニューロペプチドYの作用の研究は,各種血管に対するニューロペプチドYの薬理作用と分子生物学的研究に発展しました.馬先生が開始したゼブラフィッシュの実験は許先生に引き継がれ,初期胚への遺伝子導入実験の準備はほぼ整ったようです.仲澤先生は実験的心筋症動物の薬物治療と遺伝的心筋症動物の遺伝子治療に関する研究に精力的に取り組んでいます.また今後は,村岡先生の赴任により,分子生物学的手法を積極的に取り入れた研究が新たにスタートすることが期待されます.桜井さんと三富さんは,今年も実験動物の飼育や実験環境の整備,研究資料の作成,スライドの作成など,あらゆる面で研究をサポートしてくれました.荒川さんは煩雑な事務を的確,迅速にこなし,我々を大いに助けてくれました.
 以上、簡単に薬理学教室のこの一年を振り返り近況をご報告させて頂きました.最後に、諸先生方の益々のご健康とご活躍をお祈りするとともに,今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます.     (吉田記)



Top -> Achievements -> 1999年度