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消化器・一般外科コース

第一外科の特徴

第一外科の伝統として,第一に学年に応じた研修プログラムが存在することが挙げられます.6年間のジュニア研修は勿論ですが,その後のシニア研修においても大学病院においても,専門的指導者の下で多種の疾患の手術を学年に応じて術者として経験することができます.教授,准教授,講師クラスだけが術者となるシステムではありません.具体的に言うと,卒後何年目はどの疾患に対する手術を行える学年,という取り決めが明確にあり,それを越えた疾患に対する手術の術者にはなりませんが,原則的に学年に対応する手術の術者が割り当てられる研修プログラムです(「第一外科研修医が術者として修得する手術」参照).もちろんより高度の手術は助手として参加あるいは見学することで経験を積み,適応する学年になった際には術者として手術に望むことができるようになります.

そして医学部が1つしかない新潟県の特徴として,県内ほとんどの基幹病院の外科医が新潟大学第一外科の出身者であることが挙げられます.したがって,どの病院へ出張しても,第一外科として統一された研修プログラムの元で研修を続けることができます(一般的に出張病院では研修プログラムを少し飛び越えた手術が経験できます).また,関連病院と大学医局との連携も非常に良好で,関連病院が難しい症例を大学に紹介する,あるいは大学からフォローを依頼するということが問題なくスムースに行われています.大学を中心とした臨床研究もスムースに行えるという利点も生まれます.もちろん各病院独自でできる限りの手術を積極的に行っており,大学の医局が診療に対して介入することはありません.それにも関わらず新潟県内ほとんどの一般・消化器外科医の意思統一が得られているという,全国的にみて非常に希な状況と考えられます.

一方,新潟県は他県に比べ医師が少ないという悪い側面があります.しかし先に述べたように外科教育のシステムが確立され,一握りの外科医だけが手術をする環境ではないため,逆に言うと,良い意味で忙しいくらいに色々な症例を経験することができるというのが実際です.他県,特に大都市の大病院で研修する場合と比べ,外科医として驚くほど豊富にかつ質の高い経験を積むことができます.これは他大学,他県で外科研修を行い新潟大学第一外科に途中入局した医局員が異口同音に言うところであり,また私が知りうる限りの他大学外科医に聞いた内容も同様であることから,紛れもない事実であると考えます.また,学会の認定医,専門医を受ける際にも,その症例の多さと疾患の幅広さを自覚するところでもあります.

研修コースの概要

初期臨床研修を修了し,外科医を志望する医師が,新潟大学医歯学総合病院消化器・一般外科とその関連施設で後期研修を行い,外科専門医を取得するためのコースである.一般外科医として必要な態度,知識,技能を身につけ,外科専門医を取得した後には,消化器外科専門医,乳腺専門医などのサブスペシャリティー専門医を取得し,最終的には指導医の資格まで取得することを目標とする.その中途に研究を行いたいという希望があれば,大学院コースもあり,専門医取得と学位取得が並行して行える.知見を広めるための海外留学も推奨している.当科は,生体肝移植を90例以上経験しており,また脳死肝移植,小腸移植の認定施設でもあり,移植医療に携わりたい方の研修も可能である.

卒後 大学院コースA 大学院コースB 大学院コースC 一般コース
1年目 卒後初期臨床研修
大学病院/臨床研修病院:2年間(この間は外科専門医の研修期間として遡り認定可)
2年目
3年目 大学院入学
基礎研究2年間
臨床研究(修)2年間
(学内外)
《学位取得》
臨床修練
(大学,関連施設)
臨床修練をしながら,大学院(社会人特別選抜)に入学.日常業務を行いながら研究する.この間で,《外科専門医取得》《学位取得》. 臨床修練
(大学,関連施設)
4年目
5年目
6年目 《外科専門医取得》 《外科専門医取得》
7年目 臨床修練
(大学,関連施設)
臨床修練
(大学,関連施設)
臨床修練
(大学,関連施設)
8年目 《外科専門医取得》 《消化器外科または乳腺専門医取得》
大学院入学
基礎研究2年間
臨床研究2年間
(学内外)
《学位取得》
《消化器外科または乳腺専門医取得》 《消化器外科または乳腺専門医取得》
基礎研究2年間
《学位取得》
9年目 臨床修練(大学,関連施設) 臨床修練(大学,関連施設)
10年目 《消化器外科または乳腺専門医取得》 臨床修練(大学,関連施設)
11年目 臨床修練(大学,関連施設)
12年目 臨床修練(大学,関連施設) 《消化器外科学会指導医取得》
13年目 臨床修練(大学,関連施設)
14年目 《消化器外科学会指導医取得》 《消化器外科学会指導医取得》 《消化器外科学会指導医取得》
15年目 《外科学会指導医取得》 《外科学会指導医取得》 《外科学会指導医取得》 《外科学会指導医取得》
  • 基礎研究,学位取得は必須ではない.
  • 上記の他,各自の希望に合わせた後期研修コースも可能です.
  • 外科専門医を取得するためには,胸部外科,小児外科疾患の経験が必須ですが,当科では,新潟大学胸部外科,小児外科と協力して最短での外科専門医取得を可能にいたします.

新カリキュラム・イメージ図(PDFファイル:20KB)

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臨床診療研究グループ

当科では,臓器別に以下のようなグループを形成し,診療,研究活動を行っています.

  1. 上部消化管グループ:食道癌,胃癌などの上部消化管疾患と消化管間葉系腫瘍
  2. 下部消化管グループ:大腸癌などの下部消化管疾患,炎症性腸疾患
  3. 肝胆膵移植グループ:肝癌,胆道癌,膵癌などの肝胆膵疾患,移植
  4. 乳腺内分泌・栄養代謝グループ:乳癌,甲状腺腫瘍,外科代謝栄養

後期研修終了後の進路

サブスペシャリティー専門医の取得後は,大学で消化器・一般外科教官として学生,研修医など後輩の指導と臨床,研究活動に従事する道,関連施設に赴任し臨床活動を中心に研修医など後輩の指導に従事する道などの選択肢があります.その他の選択肢についても,可能な限り支援します.(後輩の指導のため,できれば指導医までの取得を目指す.)

取得可能な専門医

外科専門医(必須),消化器外科専門医または乳腺専門医(必須),消化器病専門医,大腸肛門病学会専門医,肝臓専門医,消化器内視鏡専門医など

新潟大学消化器・一般外科関連施設

秋田組合病院,荘内病院,村上総合病院,坂町病院,新発田病院,豊栄病院,水原郷病院,津川病院,南部郷総合病院,佐渡総合病院,両津病院,がんセンター新潟病院,新潟市民病院,新潟南病院,新潟こばり病院,新潟中央病院,新潟逓信病院,新潟臨港病院,聖園病院,日本歯科大学,信楽園病院,済生会第二病院,亀田第一病院,新津医療センター,白根健生病院,吉田病院,加茂病院,三条済生会病院,三条総合病院,燕労災病院,栃尾郷病院,長岡赤十字病院,長岡中央綜合病院,立川綜合病院,長岡吉田病院,魚沼病院,小出病院,六日町病院,刈羽郡総合病院,柏崎中央病院,柿崎病院,県立中央病院,新潟労災病院,上越総合病院,知命堂病院,水戸済生会病院

お問い合わせ先

総括医長 皆川昌広(みながわ まさひろ)

TEL 025-227-2228 FAX 025-227-0779

E-MAIL su1admin@med.niigata-u.ac.jp