膵臓移植ドナー適応条件(平成13年11月1日適用)

脳死ドナーの場合

1.以下の疾患又は状態を伴わないこととする。

  1. 全身性の活動性感染症
  2. HIV抗体、HTLV-1抗体、HBs抗原、HCV抗体陽性
  3. クロイッツフェルト・ヤコブ病及びその疑い
  4. 悪性腫瘍(原発性脳腫瘍および治癒したと考えられるものを除く)

2.以下の疾患又は状態を伴う場合には、移植の適応を慎重に検討する。

  1. 細菌感染を伴った腹部外傷
  2. 膵の機能的あるいは器質的障害
  3. 糖尿病の既往

心停止ドナーの場合

1.以下の疾患又は状態を伴わないこととする。

  1. 身性の活動性感染症
  2. HIV抗体、HTLV-1抗体、HBs抗原、HCV抗体陽性
  3. クロイッツフェルト・ヤコブ病及びその疑い
  4. 悪性腫瘍(原発性脳腫瘍および治癒したと考えられるものを除く)

2.以下の疾患又は状態を伴う場合には、移植の適応を慎重に検討する。

  1. 細菌感染を伴った腹部外傷
  2. 膵の機能的あるいは器質的障害
  3. 糖尿病の既往
  4. 一過性の心停止
  5. 低血圧
  6. 低酸素血症
  7. 無尿
  8. 高Na血症
  9. ノルアドレナリンや15●g/kg/分有情のドーパミン投与
  10. 膵機能、肝機能の異常値

3.年齢:40歳以下が望ましい。

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膵臓移植希望者(レシピエント)選択基準
(平成14年1月10日適用)

1.適合条件

1)ABO式血液型

ABO式血液型の一致(identical)だけでなく、適合(compatible)の待機者も候補者をして考慮する。

2)リンパ球直接交差試験(全リンパ球またはTリンパ球)陰性

2.優先順位

1)ABO式血液型

ABO式血液型の一致(identical)する者を適合(compatible)のする者より優先する。

2)HLA型の適合度

1)の条件が同一の移植希望者(レシピエント)が複数存在する場合は、下記の順位が高い者を優先する。

DR座のミスマッチ数

A座及びB座のミスマッチ数

(?●)

3)膵臓移植(腎移植後膵臓移植、膵単独移植)膵腎同時移植

1)、2)の条件が同一の移植希望者(レシピエント)が複数存在する場合。

●臓器提供者(ドナー)から膵臓及び腎(1腎の場合も含む)の提供があった場合には、膵腎同時移植、腎移植後膵臓移植、膵単独移植の順に優先される。ただし、膵腎同時移植希望者(レシピエント)が優先されるのは、DR座の1マッチ以上のHLA型の適合がある場合に限る。

●●以外の場合には、膵腎同時移植以外の希望者については、腎移植後膵臓移植、膵単独移植の順に優先される。

●●により、膵腎同時移植希望者(レシピエント)が選定されたものの、臓器摘出手術の開始以降に膵臓が移植に適さないことが判明した場合には、腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準で選ばれた当該膵腎同時移植希望者(レシピエント)に腎臓のみを配分する。

4)待機時間

上記1)〜4)の条件が同一の移植希望者(レシピエント)が複数存在する場合は、待機日数の長い者を優先する。

5)搬送時間

上記1)〜4)の条件が同一の移植希望者(レシピエント)が複数存在する場合は、臓器搬送に要する時間がより短く見込まれる者を優先する。

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