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当教室の研修の特色

伝統の研修体制

新潟大学医学部は平成22年で創立100周年を迎えましたが、第一外科はその当初より県内外の外科診療を担う人材を育成してきました。外科は手術が研修の主体となりますが、専門的指導者の下で多種の疾患の手術を術者として経験することが可能です。教授、准教授、講師といった上級医だけが術者となるシステムではありません。「卒後何年目にはこの難易度の手術で術者を担当可能」という基準があり、原則的に卒後学年に応じた手術の術者が割り当てられる研修システムです。より高度な手術は助手として参加あるいは見学することで、術者として手術に望むための経験を積むことができます。

一方、研究活動も4つの研究班に分かれて積極的に行っています。各研究班ごとの活動内容は「研究班の紹介」を参照してください。首都圏の大学医局に比べると見劣りする面があるかもしれませんが、留学や国内大学での研究活動にも積極的に支援をしています。

豊富な臨床経験

新潟県は北陸3県分に匹敵する面積・人口がありながら医学部は1つしかないため、他県に比べ医師が少ないという悪い側面があります。しかし先に述べたように外科研修のシステムが確立され、一握りの外科医だけが手術をする環境ではないため、逆に言うと、良い意味で忙しいくらいに色々な症例を経験することができるというのが実際です。他県、特に大都市の大病院で研修する場合と比べ、外科医として驚くほど豊富かつ質の高い経験を積むことができます。

また、新潟大学外科学教室の1教室3講座制(第一外科、第二外科、小児外科)は疾患のオーバーラップがありません。消化器外科、乳腺・内分泌外科、一般外科は第一外科に集約されているため、臓器・疾患に偏りのない研修を行うことができます。

このような第一外科の特色、臨床経験の豊富さは、第一外科に途中入局した医局員や他大学外科医から驚かれることが多く、紛れもない事実であると考えます。また、学会の認定医、専門医を受ける際にも、その症例の多さと疾患の幅広さを自覚するところでもあります。

多様な関連施設

医学部が1つしかない新潟県の特徴として、県内ほとんどの基幹病院の外科医が新潟大学第一外科の出身者であることが挙げられます。したがってどの病院へ出張しても、第一外科として統一された研修プログラムの元で研修を続けることができます。高度医療や救命救急が盛んな病院もあれば、地域医療に力を入れている病院もあります。多様で幅の広い医療現場を経験することが可能であり、一般的に出張病院では研修プログラムを少し飛び越えた手術も経験が可能です。

関連病院と大学医局との連携も非常に良好で、関連病院では治療が困難な症例を大学病院に紹介する、あるいは大学病院から自宅の最寄りの病院に経過の観察を依頼するということが問題なくスムースに行われています。

大学を中心とした臨床研究もスムースに行えるという利点も生まれます。もちろん各病院独自でできる限りの医療を積極的に行っており、大学の医局が診療に対して介入することはありません。それにも関わらず新潟県内ほとんどの一般・消化器外科医の意思統一が得られているという、全国的にみて非常に希な状況と考えられます。

より良い研修への体制づくり

第一外科での研修について大きく3項目に分けてご案内しました。この他にも各研修案内の詳細ページがありますので参考にしてください。

第一外科は伝統のある組織ではありますが、それを頑なに守るだけではなく時代や社会のニーズに応じた変化にも柔軟に対応するべく、より良い外科研修の体制づくりを続けています。臨床研修制度の変化に合わせた研修制度の変更だけでなく、出産や介護などの個人的な事情にも積極的に支援を行っています(「女性医師のみなさんへ」参照)。

地方大学であるため、他大学出身者のかたは「新潟大学出身者ばかりで肩身が狭いのではないか」という不安もあるかもしれません。新潟大学出身者が多いのは事実ではありますが、現在の医局在籍者のうち5分の1は他大学出身者です。新潟大学出身者だけでは広い新潟県の外科医療を充実させることは不可能であり、他大学出身者も大歓迎、研修・待遇に何の区別もありません。

興味を持った、質問がある、研修をしたい、と少しでも感じた場合にはぜひ統括医長にご一報ください(su1admin@med.niigata-u.ac.jp)。見学して医局内の雰囲気をみていただくことも含め、委細、相談にのらせていただきます。