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泌尿器がん
腎腫瘍
はじめに

腎臓にできる腫瘍のうち、悪性のものを腎がんといいますが、良性の腫瘍(血管筋脂肪腫など)もあります。
腎がんはほぼ全てが治療の対象となりますが、良性腫瘍でもがんとの鑑別が難しい場合や大きくて自然破裂の危険がある場合は手術を行うことがあります。

症状

偶然見つかった小さい腫瘍では症状がないことが多いですが、腫瘍が大きくなるにつれ、血尿、腹痛、背部痛などの症状を伴う場合があります。

治療
1. 手術

病期の完治を目指す場合は手術が第一となります。
手術には開腹手術、腹腔鏡手術という方法があり、また腎臓の一部を切り取る場合と、腫瘍のある腎臓そのものを摘除する場合があります。(腎臓は左・右と二つあり、片方を摘除しても、もう片方の腎臓が正常であれば機能的には問題ありません)
腫瘍の大きさ、腎機能、他の病気の有無、患者さまの希望などにより、手術方法を検討します。
最近は傷が小さく、術後の回復が早い腹腔鏡での手術を行うことが多くなってきました。

2. 免疫療法

手術前から転移が認められたり、手術で摘出した腎臓の悪性度が高い場合には、手術後にインターフェロン-αなどの薬剤による免疫療法を行う場合があります。

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