新潟大学・大学院医歯学総合研究科
ウイルス学分野


最終更新: 2016年 4月 28日 (メンバー更新)

Copyright 2014 Division of Virology | English

トピック

ストレスによる活性酸素の産生と細胞死を抑制する新しい分子機構を解明!

 私たちは、ウイルス感染、酸化剤、低酸素、紫外線および高熱などのストレスによって誘導される活性酸素(注1)の産生と細胞死を抑制する2つの分子を特定し、その分子機構の一端を明らかにしました。
活性酸素の産生異常は、癌、老化、脳の変性疾患、炎症性疾患など様々な疾患に関与することが知られていることから、本研究は、これらの疾患の分子機構の解明ならびに治療薬の開発に新たな手段を提供することが期待されます。

研究概要

 ウイルス感染、低酸素、高熱、紫外線および酸化剤などのストレスによって産生される活性酸素は細胞に様々な異常(DNA損傷、細胞死、異常蛋白の蓄積など)を引き起こし、発がん、老化、脳の変性疾患、炎症性疾患などに関与することが知られています。私たちは、ストレスによって誘導される活性酸素の産生を抑制する2つの蛋白質分子USP10とG3BP1を特定することに成功しました。USP10は活性酸素の産生を抑制する働きがありますが、定常状態では、この働きはG3BP1によって抑えられています。正常な細胞がストレスを受けると、USP10とG3BP1はストレス顆粒(注2)と呼ばれる大きな複合体を形成し、このストレス顆粒が活性酸素の産生および活性酸素による細胞死を低下させることが判明しました。また、USP10が欠けた細胞は酸化ストレスによる活性酸素の産生と細胞死が著明に高まることも判明したことにより、今回特定した2つの蛋白質分子が抑制効果をもたらしていることが実証されました。このことから、活性酸素の異常産生が関与する白血病、加齢性疾患、脳の変性疾患および炎症性疾患などに対する治療薬の開発への貢献が期待されます。

〜語句解説〜

注1 活性酸素
通常の酸素より著しく化学反応を起こしやすい酸素で、様々な物質に対して非特異的な化学反応をもたらし、細胞に損傷を与える。老化、発癌、変性疾患など様々な病気に関与することが示唆されている。

注2 ストレス顆粒
ウイルス感染、低酸素、高熱などの外的あるいは内的ストレスによって誘導されるRNAと蛋白質の複合体である。ストレスによる細胞死を抑制することが知られていたが、活性酸素産生との関連についてはこれまで不明であった。


本研究は学術論文としてMolecular and Cellular Biology誌に掲載されました

Takahashi M, Higuchi M, Matsuki H, Yoshita M, Ohsawa T, Oie M, Fujii M.
Stress granules inhibit apoptosis by reducing reactive oxygen species production.
Mol Cell Biol (2013), 33:815-829.

和訳題名:
ストレス顆粒は活性酸素の産生を低下させることにより細胞死を抑制する。

プレスリリース

メンバー

藤井 雅寛
教授

樋口 雅也
准教授

高橋 雅彦
講師

原 敏文
助教

斉藤 孔良
助教

川村 宏樹
研究員

木島 靖文
大学院生

Pyatnickaya Svetlana
大学院生

Anisimov Sergei
大学院生

飛松 未沙子
技術・事務補佐員

池田 智子
技術補佐員

過去の在籍者

Boicova Elizaveta
短期研究生

小堺 貴司
大学院 博士課程

罇 陽介
大学院 博士課程

齋藤 卓
大学院 博士課程 (現: 産総研・博士研究員)

高橋(由田) 真奈美
大学院(博士課程) - 研究員

大家 正泰
助教 (定年退職)

高地 貴行
大学院 博士課程

松木 秀明
大学院 博士課程 (現: 東京医科歯科大学・博士研究員)

渡邊 香奈子
大学院 博士課程 (現: 新潟大学保健学科・准教授)

渡部 明子
大学院 博士課程

福士 雅也
助手 (現: 広島大学大学院ウイルス学・助教)

MAKOKHA GRACE NASWA
大学院 博士課程 (現: 広島大学・特任助教)

今井 径卓
大学院 博士課程

吉崎 匠
大学院 修士課程

東海林 俊之
大学院 博士課程

青柳  智也
大学院 博士課程

近藤 利恵
大学院 博士課程

吉田 咲子
大学院 博士課程

岡島 正明
大学院 博士課程

五十川 正人
大学院 博士課程

大澤 利昭
大学院 修士課程

石岡 孝二郎
大学院 博士課程

津畑 千佳子
大学院 博士課程

新沼 亜希子
大学院 博士課程

手塚 貴文
大学院 博士課程

高橋 利幸
大学院 博士課程

平田 明
大学院 博士課程

大橋 美奈子
大学院 博士課程

篠原 博彦
大学院 博士課程

劉 莉莉
博士研究員

櫻井 守
博士研究員

遠藤 啓一
大学院 博士課程

茂呂 寛
大学院 博士課程

林 弘子
技術・事務補佐員

山本 知佳
技術補佐員

滝澤 佐代子
技術補佐員

藤田 良子
技術補佐員

研究

大学院生を募集中

 ウイルス学教室では白血病の発症、造血幹細胞の生存・維持あるいはストレス応答の分子機構に興味のある大学院生を募集しています。学部を問わず、興味のある方は連絡してください。

研究の方向性

 ウイルス学教室は、ナンバーワンではなく、オンリーワンを目指して研究しています。すなわち、すでに重要性が分かっていることを多くのヒトと競争して研究するというよりはむしろ、独自のシステムを用いて独創性の高い研究を指向し、そこから普遍的な成果を挙げたいと考えています。

ウイルス研究の特徴

 ウイルスは細胞内でのみ複製・増殖することができます。この細胞内でのウイルス増殖の研究を通して、革新的な発見が数多く生み出されてきました。例えば、バクテリオファージ(細菌を宿主とするウイルス)の研究から制限酵素あるいはコドンの発見、レトロウイルスの研究から逆転写酵素および癌遺伝子の発見などです。我々は、レトロウイルス(HTLV-1)とヘルペスウイルス(HHV-8)を用いて、細胞機能の解明を試みています。

研究指導方針

  • モティベーション(やるき)と好奇心を高めることが、最も大切なことの1つだと考えて教育しています。

  • 思考力、研究計画力、創造性、ディスカッション力、プレゼンテーション力、人間性を大学院教育の柱と考えています。

  • 教官とのディスカッションの時間を随時持ちます。また、教官(特に教授)とのディスカッションをし易い雰囲気づくりに努めています。

  • 少人数精鋭: 大学院生数は8人までに限定しています。これは指導とディスカッションの時間を充分に取るためです。4名の教官が指導しています。

  • 日本語教育: 学位論文を含めて、日本語の文章力の習得を重要視しています。学生の文章添削に時間をかけ、学位取得までに、わかり易いビジネス文を書けるようになることを目標にしています。

  • 英語教育: ウィークリーリポートは全員が英語で発表します。英語で発表・討論ができるようになることを目標としています。

  • 2週間に1回のウィークリーリポート(10〜30分/人)と4〜5ヶ月に1回のプログレスリポート(1〜2時間/人)を全員参加で行っています。他の研究者の研究内容についても、自分が研究しているのと類似の体験をする機会となります。これらによって、定期的な指導および情報の共有・ディスカッションが充分に出来るようにしています。

  • 週2回持ち回りで、英文学術論文の輪読会を行っています。英語の速読と熟読能力は研究者・医者にとって極めて重要であると考えています。スタッフは学術論文を英語で紹介します。

  • 研究期間にもよりますが、大学院生は2〜3年間で質の高い主論文を1つ書くことを目指しています。

研究テーマ

  • #1 成人T細胞白血病の発症機構
  • #2 ストレス環境における細胞の生死の制御機構
  • #3 新規ウイルスの分離

#1 成人T細胞白血病の発症機構
 癌に進行する腫瘍とほとんど悪性化しない良性腫瘍が知られています。この違いを解明するために、私たちはウイルスを用いて解析を進めています。成人T細胞白血病はHTLV-1というウイルスの感染によって引き起こされますが、類似ウイルスHTLV-2は白血病を発症させません。この違いを明らかにすることによって、悪性と良性の違いについて研究を進めています。また、これらの研究を新しい治療薬の開発に繋げることをめざしています。

#2 ストレス環境における細胞の生死の制御機構
 ウイルス感染,酸化剤,低酸素,紫外線および高熱などのストレスに曝されると細胞は活性酸素を産生し、細胞に様々な異状を誘導することが知られています。私たちは、活性酸素の産生と細胞死を抑制する2つの分子を特定し,その分子機構の一端を明らかにしました(トピック参照)。活性酸素の産生異常は、癌、老化、脳の変性疾患、炎症性疾患など様々な疾患に関与することが知られていることから、本研究は、これらの疾患の分子機構の解明ならびに治療薬の開発に新たな手段を提供することが期待されます。

#3 新規ウイルスの分離
 原因ウイルスが不明の疾患が数多く知られています。私たちはそのような疾患からウイルス分離を試みています。分離されたウイルスについて遺伝子配列を決定し、それらウイルスの病原性について検討を進めています。実際に、ライ症候群の患者から新型ヒトパレコウイルスを分離し(文献)、このウイルスの病原性について解析を進めています。さらに、ウイルス分離を進めています。

発表論文

2016

Mizuguchi M, Sasaki Y, Hara T, Higuchi M, Tanaka Y, Funato N, Tanaka N, Fujii M, Nakamura M.
Induction of Cell Death in Growing Human T-Cells and Cell Survival in Resting Cells in Response to the Human T-Cell Leukemia Virus Type 1 Tax.
PLoS One, 11(2):e0148217, (2016).

Motai Y, Takahashi M, Takachi T, Higuchi M, Hara T, Aoyagi Y, Terai S, Tanaka Y, Fujii M.
Human T-cell leukemia virus type 1 (HTLV-1) Tax1 oncoprotein but not HTLV-2 Tax2 induces the expression of OX40 ligand by interacting with p52/p100 and RelB.
Virus Genes, in press

2015

Maeda N, Ohashi T, Chagan-Yasutan H, Hattori T, Takahashi Y, Harigae H, Hasegawa H, Yamada Y, Fujii M, Maenaka K, Uede T.
Osteopontin-integrin interaction as a novel molecular target for antibody-mediated immunotherapy in adult T-cell leukemia.
Retrovirology, 12:99, (2015)

Ichikawa T, Nakahata S, Fujii M, Iha H, Morishita K.
Loss of NDRG2 enhanced activation of the NF-κB pathway by PTEN and NIK phosphorylation for ATL and other cancer development.
Sci Rep, 5:12841, (2015)

Shigemura T, Shiohara M, Kato M, Furuta S, Kaneda K, Morishita K, Hasegawa H, Fujii M, Gorlach A, Koike K, Kamata T.
Superoxide-Generating Nox5α Is Functionally Required for the Human T-Cell Leukemia Virus Type 1-Induced Cell Transformation Phenotype.
J Virol, 89(17):9080-9089, (2015)

Hara T, Mizuguchi M, Fujii M, Nakamura M.
Kruppel-like factor 2 represses transcription of the telomerase catalytic subunit hTERT in human T cells.
J Biol Chem, 290(14):8758-8763, (2015).

Saito S, Kawamura T, Higuchi M, Kobayashi T, Yoshita-Takahashi M, Yamazaki M, Abe M, Sakimura K, Kanda Y, Kawamura H, Jiang S, Naito M, Yoshizaki T, Takahashi M, Fujii M.
RASAL3, a novel hematopoietic RasGAP protein, regulates the number and functions of NKT cells.
Eur J Immunol, 45(5):1512-1523, (2015).

Takachi T, Takahashi M, Takahashi-Yoshita M, Higuchi M, Obata M, Mishima Y, Okuda S, Tanaka Y, Matsuoka M, Saitoh A, Green PL, Fujii M.
Human T-cell leukemia virus type 1 Tax oncoprotein represses the expression of the BCL11B tumor suppressor in T-cells.
Cancer Sci, 106(4):461-465, (2015).

2014

Higuchi M, Takahashi M, Tanaka Y, Fujii M.
Downregulation of proapoptotic Bim augments IL-2-independent T-cell transformation by human T-cell leukemia virus type-1 Tax.
Cancer Med, 3(6):1605-1614, (2014).

Hara T, Jones MF, Subramanian M, Li XL, Ou O, Zhu Y, Yang Y, Wakefield LM, Hussain SP, Gaedcke J, Ried T, Luo J, Caplen NJ, Lal A.
Selective targeting of KRAS-Mutant cells by miR-126 through repression of multiple genes essential for the survival of KRAS-Mutant cells.
Oncotarget, 5(17):7635-7650, (2014).

Li XL, Lu X, Parvathaneni S, Bilke S, Zhang H, Thangavel S, Vindigni A, Hara T, Zhu Y, Meltzer PS, Lal A, Sharma S.
Identification of RECQ1-regulated transcriptome uncovers a role of RECQ1 in regulation of cancer cell migration and invasion.
Cell Cycle,13(15):2431-2445,(2014)

Li XL, Hara T, Choi Y, Subramanian M, Francis P, Bilke S, Walker RL, Pineda M, Zhu Y, Yang Y, Luo J, Wakefield LM, Brabletz T, Park BH, Sharma S, Chowdhury D, Meltzer PS, Lal A.
A p21-ZEB1 Complex Inhibits Epithelial-Mesenchymal Transition through the MicroRNA 183-96-182 Cluster.
Mol Cell Biol, 34(3):533-550, (2014).

2013

Takahashi M, Higuchi M, Makokha GN, Matsuki H, Yoshita M, Tanaka Y, Fujii M.
HTLV-1 Tax oncoprotein stimulates ROS production and apoptosis in T-cells by interacting with USP10.
Blood, 122(5):715-725, (2013).

Mizukoshi T, Komori H, Mizuguchi M, Abdelaziz H, Hara T, Higuchi M, Tanaka Y, Ohara Y, Funato N, Fujii M, Nakamura M.
Failure in activation of the NF-kB canonical pathway by human T-cell leukemia virus type 1 Tax in non-hematopoietic cell lines.
Virology, 443(2):226-235, (2013).

Makokha GN, Takahashi M, Higuchi M, Saito S, Tanaka Y, Fujii M.
Human T-cell leukemia virus type 1 Tax protein interacts with and mislocalizes the PDZ domain protein MAGI-1.
Cancer Science, 104(3):313-320, (2013).

Takahashi M, Higuchi M, Matsuki H, Yoshita M, Ohsawa T, Oie M, Fujii M.
Stress granules inhibit apoptosis by reducing reactive oxygen species production.
Mol Cell Biol, 33(4):815-829, (2013).

Matsuki H, Takahashi M, Higuchi M, Makokha GN, Oie M, Fujii M.
Both G3BP1 and G3BP2 contribute to stress granule formation.
Genes Cells, 18(2):135-146, (2013).

Imai M, Higuchi M, Kawamura H, Yoshita M, Takahashi M, Oie M, Matsuki H, Tanaka T, Aoyagi Y, Fujii M.
Human T cell leukemia virus type 2 (HTLV-2) Tax2 has a dominant activity over HTLV-1 Tax1 to immortalize human CD4+ T cells.
Virus Genes, 46(1):39-46, (2013).

2012

Yoshita M, Higuchi M, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Fujii M.
Activation of mTOR by human T-cell leukemia virus type 1 Tax is important for the transformation of mouse T cells to interleukin-2-independent growth.
Cancer Sci, 103(2):369-374, (2012).

2010

Aoyagi T, Takahashi M, Higuchi M, Oie M, Tanaka Y, Kiyono T, Aoyagi Y, Fujii M.
The PDZ domain binding motif (PBM) of human T-cell leukemia virus type 1 Tax can be substituted by heterologous PBMs from viral oncoproteins during T-cell transformation.
Virus Genes, 40:193-199, (2010).

2009

Higuchi M, Fujii M.
Distinct functions of HTLV-1 Tax1 from HTLV-2 Tax2 contribute key roles to viral pathogenesis.
Retrovirology, 6(1):117, (2009).

Shoji T, Higuchi M, Kondo R, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Aoyagi Y, Fujii M.
Identification of a novel motif responsible for the distinctive transforming activity of human T-cell leukemia virus (HTLV) type 1 Tax1 protein from HTLV-2 Tax2.
Retrovirology, 6(1):83, (2009).

Mizuguchi M, Asao H, Hara T, Higuchi M, Fujii M, Nakamura M.
Transcriptional activation of the interleukin-21 and its receptor genes by human T-cell leukemia virus type 1 Tax in human T-cells.
J Biol Chem, 284(38):25501-25511, (2009).

Zhao T, Yasunaga JI, Satou Y, Nakao M, Takahashi M, Fujii M, Matsuoka M.
Human T-cell leukemia virus type 1 bZIP factor selectively suppresses the classical pathway of NF-kB.
Blood, 113(12):2755-2764, (2009).

2008

Okajima M, Takahashi M, Higuchi M, Ohsawa T, Yoshida S, Yoshida Y, Oie M, Tanaka Y, Gejyo F, Fujii M.
Human T-cell leukemia virus type 1 Tax induces an aberrant clustering of the tumor suppressor Scribble through the PDZ domain binding motif dependent and independent interaction.
Virus Genes, 37(2):231-240, (2008).

Yoshida S, Higuchi M, Shoji T, Yoshita M, Ishioka K, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Uchiyama M, Fujii M.
Knockdown of synapse-associated protein Dlg1 reduces syncytium formation induced by human T-cell leukemia virus type 1.
Virus Genes, 37(1):9-15, (2008).

Isogawa M, Higuchi M, Takahashi M, Oie M, Mori N, Tanaka Y, Aoyagi Y, Fujii M.
Rearranged NF-kappa B2 gene in an adult T-cell leukemia cell line.
Cancer Sci, 99(4):792-798, (2008).

Nakayama T, Hieshima K, Arao T, Jin Z, Nagakubo D, Shirakawa AK, Yamada Y, Fujii M, Oiso N, Kawada A, Nishio K, Yoshie O.
Aberrant expression of Fra-2 promotes CCR4 expression and cell proliferation in adult T-cell leukemia.
Oncogene. 27(23):3221-3232, (2008).

2007

Higuchi M, Tsubata C, Kondo R, Yoshida S, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Mahieux R, Matsuoka M, Fujii M.
Cooperation of NF-kB2/p100 activation and the PDZ domain binding motif signal in human T-cell leukemia virus type 1 (HTLV) Tax1 but not HTLV-2 Tax2 is crucial for interleukin-2 independent growth transformation of a T cell line.
J Virol, 81(21):11900-11907, (2007).

Watanabe K, Oie M, Higuchi M, Nishikawa M, Fujii M.
Isolation and characterization of novel human parechovirus from clinical samples.
Emerg Infect Dis, 13(6):889-895, (2007).

Watanabe A, Higuchi M, Fukushi M, Ohsawa T, Takahashi M, Oie M, Fujii M.
A novel KRAB-Zinc finger protein interacts with latency-associated nuclear antigen of Kaposi’s sarcoma-associated herpesvirus and activates transcription via terminal repeat sequences.
Virus Genes, 34(2):127-136, (2007).

2006

Kondo R, Higuchi M, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Gejyo F, Fujii M.
Human T-cell leukemia virus type 2 Tax protein induces interleukin 2-independent growth in a T-cell line.
Retrovirology, 3(1):88, (2006).

Ishioka K, Higuchi M, Takahashi M, Yoshida S, Oie M, Tanaka Y, Takahashi S, Xie L, Green P, Fujii M.
Inactivation of tumor suppressor Dlg1 augments transformation of a T-cell line induced by human T-cell leukemia virus type 1 Tax protein.
Retrovirology, 3:71, (2006).

de la Fuente C, Gupta MV, Klase Z, Strouss K, Cahan P, McCaffery T, Galante A, Soteropoulos P, Pumfery A, Fujii M, Kashanchi F.
Involvement of HTLV-I Tax and CREB in aneuploidy: A bioinformatics approach.
Retrovirology, 3:43, (2006).

2005

Hall WW, Fujii M.
Deregulation of cell-signaling pathways in HTLV-1 infection.
Oncogene, 24:5965-5975, (2005).

Niinuma A, Higuchi M, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Gejyo F, Tanaka N, Sugamura K, Xie L, Green PL, Fujii M.
Aberrant Activation of the Interleukin 2 Autocrine Loop through Nuclear Factor of Activated T cells by Nonleukemogenic Human T-cell Leukemia Virus Type 2 but not Leukemogenic Type 1 Virus.
J Virol, 79(18):11925-11934, (2005).

Tsubata C, Higuchi M, Takahashi M, Oie M, Tanaka Y, Gejyo F, Fujii M.
PDZ domain-binding motif of human T-cell leukemia virus type 1 Tax oncoprotein is essential for the interleukin 2 independent growth induction of a T-cell line.
Retrovirology, 2(1):46, (2005).

Higuchi M, Matsuda T, Mori N, Yamada Y, Horie R, Watanabe T, Takahashi M, Oie M, Fujii M.
Elevated expression of CD30 in adult T-cell leukemia cell lines. Possible role in constitutive NF-kB activation.
Retrovirology, 2(1):29, (2005).

Kawakami H, Tomita M, Matsuda T, Ohta T, Tanaka Y, Fujii M, Hatano M, Tokuhara T, Mori N.
Transcriptional activation of survivin through the NF-kB pathway by human T-cell leukemia virus type I Tax.
Int J Cancer, 115(6):967-974, (2005).

Jen KY, Higuchi M, Cheng J, Li J, Wu LY, Li YF, Lin HL, Chen Z, Gurtsevitch V, Fujii M, Saku T.
Nucleotide sequences and functions of the Epstein-Barr virus latent membrane protein 1 genes isolated from salivary gland lymphoepithelialcarcinomas.
Virus Genes, 30(2):223-235, (2005).

2004

Tetsuka T, Higuchi M, Fukushi M, Watanabe A,Takizawa S, Oie M, Gejyo F, Fujii M.
Visualization of a Functional KSHV Episome-Maintenance Protein LANA in Living Cells.
Virus Genes, 29(2):175-182, (2004).

Ohashi M, Sakurai M, Higuchi M, Mori N, Fukushi M, Oie M, Coffey RJ,Yoshiura K, Tanaka Y, Uchiyama M, Hatanaka M, Fujii M.
Human T-cellLeukemia Virus Type 1 Tax Oncoprotein Induces and Interacts with a Multi-PDZ Domain Protein, MAGI-3.
Virology, 320(1):52-62, (2004).

Hirata A, Higuchi M, Niinuma A, Ohashi M, Fukushi M, Oie M, Akiyama T, Tanaka Y, Gejyo F, Fujii M.
PDZ Domain-Binding Motif of Human T-cell Leukemia Virus Type 1 Tax Oncoprotein Augments the Transforming Activity in a Rat Fibroblast Cell Line.
Virology, 318(1):327-336, (2004).

2003

Fukushi M, Higuchi M, Oie M, Kasolo F, Ichiyama K, Yamamoto M, Katano H, Sata T, Fujii M.
Latency-associated nuclear antigen of Kaposi’s sarcoma-associated herpesvirus interacts with human myeloid cell nuclear differentiation antigen induced by interferon alpha
Virus Genes, 27(3):237-247, (2003).

Dewan MZ, Terashima K, Taruishi M, Hasegawa H, Ito M, Tanaka Y, Mori N, Sata T, Koyanagi Y, Maeda M, Kubuki Y, Okayama A, Fujii M, Yamamoto N.
Rapid Tumor Formation of Human T-Cell Leukemia Virus Type1-Infected Cell Lines in Novel NOD-SCID/gammac(null) Mice: Suppression by an Inhibitor against NF-kappaB.
J Virol, 77(9):5286-5294, (2003).

Mori N, Fujii M.
Aberrant transcription through NF-kB/Rel and AP-1 in adult T-cell leukemia.
Gann Monograph on Cancer Research, Vol.50, 73-92, (2003).

2002

Shinohara H, Fukushi M, Higuchi M, Oie M, HoshiO, Ushiki T, Hayashi J, Fujii M.
Chromosome binding site of latency-associated nuclear antigen of Kaposi’s sarcoma-associated herpesvirus is essential for persistent episome maintenance and is functionally substituted by histone H1.
J Virol, 76:12917-12924, (2002).

Takahashi T, Higuchi M, Fukushi M, Oie M, Ito M, Fujii M.
Homotypic cell-cell adhesion induced by human T-cell leukemia virus type 1 Tax protein in T-cell lines.
Virology, 302:132-143, (2002).

Mori N, Yamada Y, Ikeda S, Yamasaki Y, Tsukasaki K, Tanaka Y, Tomonaga M, Yamamoto N, Fujii M.
Bay 11-7082 inhibits transcription factor NF-κB and induces apoptosis of HTLV-I infected T-cell lines and primary adult T-cell leukemia cells.
Blood, 100:1828-1834, (2002).

Mori N, Fujii M, Hinz M, Nakayama K, Yamada Y, Ikeda S, Yamasaki Y, Tanaka Y, Tomonaga M, Kashanchi F, Yamamoto N.
Activation of cyclin D1 and D2 promoters by human T-cell leukemia virus type I Tax proteinis associated with interleukin-2 independent growth in T cells.
Int J Cancer, 99:378-385, (2002).

Endo K, Hirata A, Iwai K, Sakurai M, Fukushi M,Oie M, Higuchi M, Hall WW, Gejyo F, Fujii M.
Human T-cell Leukemia Virus(HTLV) Type 2 Tax Protein Transforms a Rat Fibroblast Cell Line but Less Efficiently than HTLV-1 Tax.
J Virol, 76:2648-2653, (2002).

Maruyama S, Hao N, Cheng J, Horino K, Ohnishi M, Fukushi M, Fujii M, Saku T.
Castleman's disease of the buccal mucosa: report of a case and review of the literature of head and neck cases.
Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod, 93(3):305-310, (2002).

Higuchi M, Kieff E, Izumi KM.
The Epstein-Barrvirus latent membrane protein 1 putative Janus kinase 3 (JAK3) binding domain does not mediate JAK3 association or activation in B-lymphoma or lymphoblastoid cell lines.
J Virol, 76(1):455-459, (2002).

2000

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Aberration in signal transduction pathway in human T-cell leukemia virus type I-infected T cells.
Acta Medica Nagasakiensia, 45:1-8, (2000).

Fujii M, Iwai K, Oie M, Fukushi M, Yamamoto N, Kannagi M, Mori N.
Activation of oncogenic transcription factor AP-1 in T-cells infected with Human T-cell Leukemia Virus Type 1.
AIDS Res Hum Retroviruses, 16(16):1603-1606, (2000).

1999

Mori N, Yamamoto N, Fujii M.
Activation of Nuclear Factor kappa B transcription factor by human T-cell leukemia virus type I.
Acta Med Biol, vol.47:85-96, (1999).

Santiago F, Clark E, Chong S, Molina C, Mozafari F,Mahieux R, Fujii M, Azimi N, Kashanchi F.
Transcriptional Up-Regulationof the Cyclin D2 Gene and Acquisition of New Cyclin-Dependent Kinase Partnersin Human T-Cell Leukemia Virus Type 1-Infected Cells.
J Virol, 73(12):9917-9927, (1999).

Ohashi T, Hanabuchi S, Kato H, Koya Y, Takemura F, Hirokawa K, Yoshiki T, Tanaka Y, Fujii M, Kannagi M.
Induction of ATL-like lymphoproliferative diseases and its inhibition by adoptive immunotheray in T-cell deficient nude rats inoculated with syngeneic HTLV-I-immortalized cells.
J Virol, 73(7):6031-6040, (1999).

Tsukahara T, Kannagi M, Ohashi T, Kato H, Arai M,Nunez G, Iwanaga Y, Yamamoto N, Ohtani K, Nakamura M, Fujii M.
Induction of Bcl-x(L) expression by human T-cell leukemia virus type 1 Tax through NF-kappaB in apoptosis-resistant T-cell transfectants with Tax.
J Virol, 73(10):7981-7987, (1999).

Koya Y, Ohashi T, Kato H, Ohashi T, Hanabuchi S, Tsukahara T, Takemura F, Etoh K, Matusoka M, Fujii M, Kannagi M.
Establishment of a seronegative HTLV-I-carrier state in rats inoculated with asyngeneic HTLV-I-immortalized T cell line.
J Virol, 73(8):6436-6443, (1999).

Nakamura N, Fujii M, Tsukahara T, Arai M, Ohashi T, Kannagi M, Yamamoto N.
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