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表現型の分類

ファブリー病の代表的な症状として肢端感覚異常、群発性被角血管腫、渦巻き状角膜混濁が挙げられますが、遅発型患者では発症しません。古典型と遅発型を区別して診断を進めることが大事です。

ファブリー病の症状

幼年期から前期思春期に発症する早期発症古典型症状(肢端感覚異常、群発性被角血管腫、渦巻き状角膜混濁、
低汗・無汗症)と、成人期に発症する後期発症古典型症状(心疾患、腎疾患、脳血管疾患)に分けられます。
早期発症古典型症状を有する場合は古典型、有しない場合は遅発型に分類されます。

ファブリー病の表現型の分類 古典型、遅発型

またそれぞれの症状の意味合いも異なります。

早期発症古典型症状

早期発症古典型症状は
古典型ファブリー病患者の診断に重要な症状です。
しかしQOLを低下させますが
生命予後には関わりません。

診断に重要な症状

後期発症古典型症状

古典型・遅発型ともに発症する
後期発症古典型症状は予後に関わる症状であり、
特に心疾患は死因の大半を占めます。

予後・治療に重要な症状

診療科別ファブリー病の守備範囲

ファブリー病患者は必ずファブリー病に特徴的な症状を示すわけではありません。
特徴的な症状がない遅発型の診断は難しいため、遅発型について知っておくことが大事です。
特に循環器内科腎臓内科神経内科では古典型と遅発型ともに診断する可能性があります。

古典型   遅発型

腎臓内科

循環器
内科

神経内科

耳鼻科

検査科

古典型

小児科

皮膚科

眼科

患者さんの笑顔につながるような成果をあげられるよう
ファブリー病の研究に取り組んでいます

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