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2020/01/15 トピックス
令和元年度白衣式を開催しました

全国の医学部・医科大学では、臨床実習に臨む学生に対して、それまで習得した医学の知識と技能を評価する全国共通の試験(共用試験)を課しています。これは、医師の資格のない学生が患者さんに接して臨床実習を行うために最低限の知識・技能・態度が備わっているかについて、事前に学生の評価を行うものです。この試験を合格した学生だけが、Student Doctorの認証を得て病院実習への参加を許されることから、本学医学部医学科では医師国家試験に準じる重要な試験として位置付けています。
 
このたび、この共用試験に合格し、臨床実習に参加することとなった医学部医学科の4年生に対し、白衣を授与し実習の門出を祝うとともに学生たちが決意を新たにする機会である「白衣式」を12月19日(木)に行いました。

この「白衣式」は、高い倫理感が求められる医療現場において、学生が医師となる者としての自覚を持ち、病院での実習を行うためのマナーや守秘義務に対して宣誓を行う重要な場でもあります。
 
式典では、染矢医学部長から学生たちに対し「医の倫理をよく理解し、自覚を持って実習に臨んでほしい」との訓示があり、共用試験修了証明書及び白衣の授与が行われました。また、来賓の花角英世新潟県知事からは、「医療を支える役割を担う自覚と責任感の下、大きく成長することを願っている」との言葉が贈られました。135名の学生一人ひとりに、教授たちとともに花角県知事からも激励の言葉とともに大学のネームの入った真新しい白衣が掛けられると、学生たちは「頑張ります」と力強く応え、臨床実習に向けて気持ちを新たにしているようでした。
 
続いて学生たちは宣誓書に署名し、学生代表の原知花さんが、教授陣を前に臨床実習を行う上での遵守事項を守ることを誓うとともに、「患者さんのことを常に一番に考え、確かな知識、技術、そして思いやりを持って、患者さんとの信頼関係に根差した医療を行うことを目標に、これからの実習を実りあるものにしていきたい」と決意を述べました。

最後に土田医歯学総合病院副病院長から、「臨床実習に臨むにあたり、これまで学習してきた知識や技能をより発展させ、医のプロフェッショナリズムを意識して実習に励んでほしい」との言葉が贈られました。
学生たちは、この1月から約1年半をかけて、本学医歯学総合病院などにおいて臨床実習に励み、医師免許取得に向けた実務を学んでいきます。

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