「感染症研究国際展開戦略プログラム」採択事業
Infectious Diseases Research Center of Niigata University in Myanmar

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    ミャンマーにおけるインフルエンザ様疾患(ILI: Influenza like illness)と
    小児の髄膜脳炎の研究
    (インフルエンザ様疾患・小児髄膜脳炎 分子疫学・臨床疫学・ウイルスゲノム解析)

    新潟大学ミャンマー感染症研究拠点

     新潟大学は、平成27度の国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の感染症対策プログラム「感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)」に採択され、ミャンマー連邦共和国の最大都市・ヤンゴンにある国立衛生研究所(NHL)に感染症研究拠点を設置しました。私たちは、この5年間でミャンマーの呼吸器感染症と小児重症疾患の実態を明らかにするとともに、感染症制御や全国の大学・研究機関と協働した高度専門人材育成に貢献してきました。令和2年度からは「新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点研究領域)」としてこのプロジェクトが継続されています。

    新興・再興感染症研究基盤創生事業 (Japan Program for Infectious Diseases Research and Infrastructure)

     文部科学省は令和元年6月に、感染症制御のための取り組みは、わが国のみならず、国際的な連携のもとに研究が必要不可欠であり、未知の感染症を含めた感染症制御の対策には基礎的研究の積み重ね、研究能力・研究体制の強化が極めて重要であることなどから、令和2年度に「感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)」と「感染症研究革新イニシアティブ(J-PRIDE)」を発展的に統合した新規事業として「新興・再興感染症研究基盤創生事業」が開始されました。

    ※AMED疾患基礎研究プロジェクトウエブサイトより抜粋

    ミャンマーにおけるインフルエンザ様疾患と小児の髄膜脳炎の研究

     新潟大学は、ミャンマー保健省との交流協定 (MOU)に基く10年以上の協力体制から、国立衛生研究所(NHL:National Health Laboratory)ウイルス部門をインフルエンザ研究センターとして確立するなど、感染症研究の基盤を構築してきました。ミャンマーは、長く続いた軍事政権の影響で未だに医療水準が低く、日本脳炎やデング熱など特有の熱帯感染症が存在する一方で、地政学的には中国やインドなどの新興・再興感染症の発生リスクが高い国に囲まれ、一国だけでコントロールできない国際的な感染症の脅威にもさらされています。
     私たちは、2015年から感染症国際展開戦略プログラム(J-GRID)の海外研究拠点をミャンマー国ヤンゴンにある国立衛生研究所に設置し、インフルエンザ、小児重症肺炎と小児重症下痢症について疫学研究を行ってきました。2020年からは「ミャンマーにおけるインフルエンザ様疾患と小児の髄膜脳炎の研究」を研究課題として、インフルエンザ、RSウイルス、COVID-19と小児の髄膜脳炎に取り組むことになりました。また、東南アジアの他大学の研究拠点(大阪大学タイ拠点、長崎大学ベトナム拠点)と連携をすると共に、高度専門人材育成を目指し、日緬両国の若手臨床医・研究者や医学生との交流や技術移転にも力を注ぐ所存です。

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