新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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留学だより/学会報告

ヨーロッパ肝臓学会(EASL 2019)

上村 博輝

 ヨーロッパ肝臓学会(EASL 2019)に参加しました。

 新潟大学からは寺井教授、高村准教授、土屋先生、上村(博)先生、新潟市民病院から和栗先生、大崎先生、渡邉(雄)先生が参加しました。
Main PlenaryでのPost Graduateは参加者が全員聴取可能であり、肝硬度測定、肝硬変末期の各種治療方法、抗菌薬使用方法や肝硬変と急性腎障害について、またACLFのセッションもありました。 免疫チェックポイント阻害剤による肝障害の対処方法についてもトレンドでひとつのセッションがありました。 このほかの口演のセッションでも新潟大学で現在行っている、基礎・臨床研究に該当するものが多い印象を受けました。 夜のSkills Learning CentreではEASLの指導医から直接 TIPS、TJLBのハンズオンを受講する機会もありました。 マインツ大学に留学中で今回、本学会に参加されている阿部先生を交えて夕食会を開催しました。 口演では症例提示から開始され、スマホアプリを使用したクリニカルクエスチョンが多くのセッションで行われておりました。口演スライドの写真もみなさん撮影されていましたし、事前参加費を払えば、アプリをダウンロードできてすべてのセッションのLive streamingも視聴可能でした。最先端の知識から色々なものを吸収できた3日間でした。
寺井 教授は、海外の企業とのビジネスmeetingの他、 Edinburgh大学のStuart Forbes教授、マインツ大学のDetlef Schuppan教授、バーミンガム大学のWei-Yu Lu先生、MD Anderson Cancer CenterのJu-Seong Lee 教授と交流されていました。海外からSingle Cell RNA Seqのたくさんの意欲的な演題が集まっており、さらに新潟大学で意欲的な取り組みをしていく必要があります。
 

会会場にて、寺井教授はじめ参加された先生方と。

同門会の皆様へ