新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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医療関係者の皆様へ

臨床研究について

臨床研究

研究課題名 慢性肝障害におけるマクロファージの関与に関する検討
実施開始日 2015/5/12
実施終了日
主任研究者 寺井崇二
担当者名
研究目的・方法 本研究は,慢性肝障害に対する炎症細胞(特にマクロファージ)の関与について,非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と他の原因の慢性肝障害の生検組織を比較検討し,慢性肝障害におけるマクロファージの役割を明らかにする事を目的とした前向き観察研究及び探索的研究である。当科において肝生検が施行され,本来の検査目的で使用された後の余剰検体から,未染の標本を作製し,マクロファージ特異的マーカーを用いた免疫染色により評価する。また,肝生検のための入院の採血時に,20ml余分に研究用の採血を行うほか,必要な患者背景情報を収集する。ただし,登録時には識別コードを用いて連結可能匿名化を行い,対応表は新潟大学大学院医歯学総合研究科から出ないものとする。資料及びプレパラートは,東京医科歯科大学糖尿病・内分泌・代謝内科に送付され免疫染色及び解析が行われる。
対象 以下の選択基準をすべて満たし,除外基準のいずれにも該当しない患者様を対象とする。①当科に外来通院中もしくは入院中の慢性肝障害患者様,②年齢は20歳以上,80歳以下で男女を問わない,③施設の基準値を超えた肝障害が半年以上持続し,肝生検が臨床上必要である患者様,④脂質代謝異常症の疑いのある患者様,⑤耐糖能異常症の疑いのある患者様。除外基準は,①妊婦および授乳中の産婦,②その他,担当医師が不適当と判断した患者様。
患者様へ 本研究では患者様の血液と肝生検組織を研究対象とします。プライバシー確保のため,患者様が特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また,研究結果を公表する際には,患者様個人が特定されることはございません。
関連施設 東京医科歯科大学 研究責任医師 小川 佳宏(糖尿病・内分泌・代謝内科 教授)
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