新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 内科専攻医特設サイト

Interviewインタビュー

2025/02/14公開

処置や治療を行える手技に魅力
一度離れて、さらに実感する
奥深さや楽しさ

平成31年度卒 宮崎 遥可

タグ:# 大学院,# 後期研修

宮崎 遥可

処置や治療を行える手技に魅力
初期研修で決めた消化器内科への道

 私は2019年に新潟大学を卒業し、現在医師6年目として働いています。消化器内科の専攻は、初期研修で決めました。患者さんと長く深く向き合うがん薬物療法がある一方で、短時間で病状を大きく改善できる処置や治療を行える手技があり、多様な業務と充実した日々に魅力を感じたからです。

医局のサポートで自分のペースで復職
一度離れたことでさらに実感する奥深さや楽しさ

 専攻医3年目に大学病院へ戻り、秋頃に妊娠がわかりました。翌年4月から産休をいただき、出産後はしばらく育児に専念したのち、医局長の先生と相談し、息子が5ヶ月になったタイミングで復職しました。

 現在は、週4日大学病院で勤務し、週1日(午前のみ)は出張先の病院で胃カメラ検査を担当しています。大学病院では主に内視鏡検査や腹部エコー検査を行い、育児時間を利用して14時までの勤務としています。仕事が終わると、息子を保育園に迎えに行き、一緒に遊んだり離乳食を食べさせたりしてから、お風呂に入れます。21時頃に寝かしつけたあとは、自分の時間や夫と過ごす時間を確保できています。夫は整形外科の大学院生で、今年度はベッドフリーのため時間に少し余裕があり、育児や家事を分担しながら協力しています。

 復職してから、一度離れたことで、内視鏡検査の奥深さや楽しさを再発見することができました。また、腹部エコー検査については、産前には十分に習得できていませんでしたが、今は丁寧な指導のもと、独り立ちを目指しています。希望に応じて働き方を調整できる医局のサポートにはとても助けられており、フルタイム復帰のタイミングについても相談しながら検討しているところです。

育児と両立して確かな診療経験を積み
一人前の医師を目指す

 私の医師としてのライフプランとしては、月並みかもしれませんが、「育児と両立して確かな診療経験を積み、最終的には患者さんや同僚から頼られる一人前の医師になること」です。妊娠・出産を経て、消化器内科は、内科医としての診療に加え、内視鏡やエコーなどの検査を通じて、ライフステージに応じた柔軟な働き方ができる科だと改めて感じています。こうした選択肢の広さは、さまざまなライフプランに対応しやすい大きな強みだと思います。

 現在、私は多くの幸運と周囲の支えに恵まれ、充実した環境で働くことができています。今のところ大きな負担は感じておらず、日々息子の成長に喜びを感じながら、これまでにない大きな幸せを実感しています。今後、息子が成長し、私や夫の仕事の比重が増えるにつれて、さまざまな壁に直面することもあるかと思いますが、自分なりの理想を持ち、一歩ずつ前に進みながら、社会に貢献できる医師として成長していきたいと考えています。

RECRUITMENT

消化器内科
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