新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 内科専攻医特設サイト

Interviewインタビュー

2025/02/25公開

消化器内科だからこその
多種多様な疾患
日々ステップアップを実感できる場所

平成30年度卒 登内 孝文

タグ:# 大学院,# 後期研修

登内 孝文

消化器内科だからこその多種多様な疾患
日々ステップアップを実感できることが魅力

私は、現在消化器内科6年目(大学院2年間を含む)として、大学病院で勤務しています。後期研修先である、長岡赤十字病院や立川綜合病院、新潟市民病院での臨床経験を踏まえて、消化器内科の魅力についてお話しさせていただきます。

消化器内科の大きな特徴として、まず、「対象となる臓器や疾患が多いこと」が挙げられます。対象臓器は、食道や胃、大腸などといった消化管はもとより、肝臓や膵臓、胆嚢や胆管と多岐にわたっています。また、対象疾患は、悪性腫瘍をはじめとして、自己免疫性疾患やアレルギー疾患など様々であり、器質的疾患だけでなく機能性疾患も含まれる、といった特徴があります。さらに、腹痛はもちろんのこと、嘔吐や便秘、下痢といった患者さんのQOLに直結するような症状に対して、急性期から慢性期まで幅広く関わる必要があります。

この多種多様な疾患に対して、消化管に限っていっても、通常の胃カメラや大腸カメラはもちろんのこと、EMR、ESD、EUS、ERCP、EUS-FNA、EUS-BDなど、診断から治療までには多彩な手技が必要とされます。ここで、私が考える消化器内科の大きな魅力は、「日々の診療のなかで、自分のステップアップを感じることができること」だと思います。

消化管、肝臓、胆膵の各分野において、検査手技を習熟することによって、治療手技を学ぶことができ、その治療手技を習熟することによって、さらに高度な治療手技を学ぶことができるといったように、忙しい日々の経験症例や手技の蓄積が、目に見えて成果となるというのは、今思うと非常に大きな糧になっています。一見当たり前のことのように思われますが、(場合によっては)初期研修2年目からこういったステップアップを実感できることは、医師として非常に大きな魅力であると思います。

深く高い専門性を有した先輩医師から学ぶ日々
研鑽を重ねることができる環境に魅力

実際、私が勤務してきた病院では、深く高い専門性を有した先輩医師の手技を直接学ぶことができ、少しでも多くの経験手技を積もうとする同期や後輩と切磋琢磨しながら、消化器内科医として研鑽を重ねることができる環境が整っていました。私自身、初期研修中に内視鏡検査、治療に興味を持ったことが、消化器内科に入局した理由です。内視鏡に少しでも興味を持った先生がいれば、是非消化器内科を選択肢に入れてほしいと思います。

これからも、日々の診療にあたるなかで、新潟県の医療に貢献しつつ、自らの技術や知識のアップデートに努めながら、内視鏡の面白さを後輩へ伝えられるよう、消化管に関わる内視鏡検査、治療に深く長く携わっていきたいと思っています。

RECRUITMENT

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