新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 内科専攻医特設サイト

Interviewインタビュー

2025/02/25公開

地域枠でも様々な選択肢
様々な病院で後期研修を行う中で
多岐にわたる業務を経験

令和02年度卒 唐 千晴

タグ:# 大学院,# 後期研修

唐 千晴

様々な病院で後期研修を行う日々
地域枠でも様々な選択肢を検討できる

 私は新潟市で生まれ育ち、新潟大学医学部に地域枠として入学しました。卒後9年間新潟県内の指定地域で従事することが条件ですが、気が付けばあっという間に折り返し地点を過ぎておりました。現在は消化器内科医として様々な病院で後期研修を行っています。

“9年間指定地域で従事”と聞くと、限定された働き方になるのではないかと思うかもしれませんが、実際は初期研修2年間は自身で選択してマッチングを行い、その後は指定地域2年+基幹病院2年+指定地域3年のプログラムの中で、県職員や医局と相談しながら勤務地を決定しています。

 内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、肝臓専門医の取得を目指すに際し、地域枠ということが障壁となることはほぼありません。また研究や留学に興味が出てきた場合や、ライフイベントで臨床を中断せざるを得ない場合でも、義務年限を先に延ばす等の対応を相談することが可能です。

中核病院での多くの症例経験
高次病院との連携しながらの診療の大切さ

 消化器内科を専攻して最初の年は指定地域の中核病院で行いました。一般的な疾患や検査手技から学び始めましたが、症例経験数に困ることは全くありませんでした。各地域住民にとってその地域の中核病院は最後の砦となり得ます。そしてどの地域でも重症患者さんを診る可能性があり、より高度な医療が必要となった場合は高次病院と連携しながら診療を進める必要があります。

 現在私は大学病院で研修しておりますが、高度な内視鏡治療や血管内治療の技術習得を目指すと共に、各地域で働く際に重症患者さんを適切なタイミングで高次病院に紹介することができるように意識しながら学ぶことも大切かと考えています。

検査から治療まで多岐にわたる業務で
様々なことを経験

 新潟県は縦に長く面積が広い割に、医師数の全国ランキングでは例年下位に位置しています。地域の中核病院が県内各地域にあり、高齢化に伴い患者さんが増えていく中で、どの病院も慢性的な医師不足に陥っています。消化器内科も例外ではなく、働き方改革に柔軟に対応しながらも忙しい日々を送っております。

 消化器内科の業務は、検査から治療まで多岐にわたります。また扱う臓器も多く、腹部症状を呈する患者さんも多いため様々なことを経験できます。勉強してもし足りなさを実感する毎日ですが、大学病院はもちろん関連病院でも、指導医の先生方の手厚いサポートがあるので、安心して非常に充実した研修を行うことができます。少しでも消化器領域に興味があれば一度見学にお越しください。ぜひ消化器内科仲間として一緒に働きましょう。

RECRUITMENT

消化器内科
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