当教室のあゆみ HISTORY

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新潟大学整形外科学講座は、大正6年(1917年)に日本で4番目に開講し、以来100年を越える国内有数の伝統のある教室です。診療・研究体制は、専門グループ(腫瘍、脊椎・脊髄、股関節、膝・肩・スポーツ医学、リウマチ、手外科、外傷、小児整形、骨粗鬆症・骨代謝)に分けて広い疾患領域をカバーしています。社会の高齢化に伴い、骨粗鬆症、ロコモティブシンドローム、サルコペニア、フレイルなど運動器に関連した疾患や病態への注目が集まり、整形外科の果たすべき役割はさらに高まっています。有史以来、医療は技術の伝承に基づき発展してきました。当教室では、歴史に裏打ちされた確実な医療の提供を行うと同時に、あらゆる最新の医療を積極的に取り入れる努力を継続してきました。これからは、さらに新しい治療法の開発や予防医学の発展に努め、健康長寿延伸、寝たきりゼロを目指した診療と研究を行っていきます。

1917年10月25日
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新潟大学医学部整形外科開講
初代 本島一郎 教授就任
日本で第4番目の整形外科教室の誕生。
創成期の日本の整形外科の発展に大きく貢献された。

1929年
第4回 日本整形外科学会学術総会(新潟市)
1941年
第16回 日本整形外科学会学術総会(新潟市)
1945年
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第2代 天児民和 教授就任
終戦前後の混乱期に、新潟地方の整形外科の捨て石になろうという決意のもと臨床及び研究に大きく力を注ぎ、戦後日本の整形外科発展のため大きく貢献された。

1951年
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第3代 河野左宙 教授就任
「自然の営みに学ぶもの」
人体のもつ修復能、矯正能について。自然の成長を妨げてはならない。骨構築の自然改構。異物に対する人体の反応とその応用。

1962年
第35回 日本整形外科学会学術総会(新潟市)
1970年
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第4代 田島達也 教授就任
日本における「手の外科」の先駆者。手術材料、手術器具等の改良試作、手の解剖学を極めながら、手の外科を開拓していった。屈筋腱や末梢神経に関する研究で世界的な業績を上げた。

1987年
第60回 日本整形外科学会学術総会(新潟市)
1989年
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第5代 高橋榮明 教授就任
骨代謝研究を形態計測から遺伝子レベルまで幅広く発展させた。
骨粗鬆症患者のQOLの研究も進められた。

1997年
第12回 日本整形外科基礎学術集会(新潟市)
1999年11月
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第6代 遠藤直人 教授就任
骨、軟骨代謝の分子細胞生物学的研究、生体の修復、再生をテーマに研究を行い、骨粗鬆症の病態、治療について、研究、臨床面で業績を上げた。

2018年
第91回 日本整形外科学会学術総会(神戸市)
2020年7月
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第7代 川島寛之 教授就任
骨・軟部腫瘍、骨・関節変性疾患、骨粗鬆症など運動器疾患に対するゲノム解析を通じた新たな治療法開発を教室の主題とし、専門グループ間の協働による研究を進めている。