新潟大学医学部学士会 有壬会

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会長あいさつ

新潟大学 医学部学士会 会長
新潟大学
医学部学士会
会長 藤井 幸彦(D58)

新潟大学医学部学士会のホームページ「有壬」を訪問して頂き、ありがとうございます。一言ご挨拶を申し上げます。

本学士会は、新潟大学医学部の同窓会組織で、「有壬会(ゆうじんかい)」と呼ばれています。その「有壬」の由来は、全305篇からなる中国最古の詩集である『詩経』の中の「小雅」の一節「百禮既至 有壬有林」とされています。その意味は、漢字研究者である加納喜光先生によれば、「すべての儀礼は整った 豊かなことよ、盛んなことよ」とされ、本学士会も豊かで盛んな組織にありたいとの願いが込められていると思います。

本学士会は、以下の方々で構成されいます。すなわち、(1)新潟医学専門学校(1910-1922年)、新潟医科大学(1922~1949年)、同附属医学専門部(1922~1924年、1944~49年)、新潟医科大学臨時附属医学専門部(1939~1944年)、新潟大学医学部医学科(1949年~現在)、新潟大学大学院医学研究科(1955~2001年)、新潟大学大学院医歯学総合研究科(分子細胞医学専攻、生体機能調節医学専攻及び地域疾病制御医学専攻)(2001年~現在)の出身者及びそれらの教官、および(2)上記以外の本学関係者のうち、理事会が承認した方々です。現在、名簿記載人数は12,269人で、長い歴史を持つ、大きな組織になっています。

活動の目的は、会則によると「会員相互の連携と親睦をはかり、あわせて新潟大学医学部の発展に寄与する」ことです。つまり、会員の連携・親睦をサポートすると共に、新潟大学医学部医学科、医歯学総合病院、脳研究所などの教育・研究・診療を支援することが大きな使命です。具体的には、①学士会各支部の活動を支援すること、②若手学士会会員の育成事業を推進・支援すること、③機関紙であります「学士会会報」や新聞形式の「有壬だより」を定期的に発行し、本ホームページを運営することなどにより広報活動すること、④市民公開講座である「有壬セミナー」を企画・運営すること、⑤医学部関連の歴史的資料を整理すること、⑥新潟大学全学同窓会との交流を推進すること、等々の事業を行っています。中でも、若手学士会員の育成事業について、「有壬記念医学奨励賞」では、毎年、若手会員の優れた医学研究に対して表彰が行っています。「有壬記念医学生研究奨励賞」では、学士会準会員であります医学部医学科の学生の行った学会発表や学術誌掲載の論文などに対し表彰を行っています。また医学部の教育環境の整備に対する支援を行っています。しかしこの数年間の活動は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を多分に受けており、十分に行えていないところもありますが、この環境下でこそ必要な支援も行っています。例えば、COVID-19でバイトが激減し、経済的に窮している学生も少なくないため、医師国家試験のための模擬試験費用の支援を行っています。

本学士会の現在の組織を紹介いたします。まず、自己紹介をさせて頂きます。私は、本年(令和4(2022)年)6月25日に、COVID-19の拡大の第6波の影響でオンライン開催されました新潟大学医学部学士会の第76回理事会・総会におきまして、前会長高桑好ー(D54)先生の後を受け、会長に選任されました。今後2年間、会長を務めさせて頂きます。昭和58(1983)年に本学医学部を卒業し、同年、脳神経外科学教室に所属させて頂きました。その後、 米国での留学(臨床血液凝固線溶)および統合脳機能研究センターでの基礎・臨床研究(MRI・脳機能解析)などの機会を頂き、平成18(2006)年4月から新潟大学脳研究所脳神経外科学分野を担当させて頂いています。学士会の活動につきましては、伊藤雅章(D50)先生から会計のご指導を受け、伊藤先生が会長になれてからは、会計幹事を中心的に務めさせて頂くようになりました。平成30(2018)年6月に高桑会長から、副会長にご指名頂いてからも、この度、猪又孝元(DH01)先生(循環器内科教授)に引き継いで頂くまで、会計幹事を兼務させて頂きました。

次に、副会長・幹事長をご紹介申し上げます。学内からの副会長には、引き続き成田一衛(D58)先生(腎・膠原病内科教授)にお願いし、新たに土田正則(D60)先生(呼吸循環外科教授)に加わって頂きました。当面の間は、幹事長を兼務頂く予定でございますが、上村顕也(DH11)先生(総合診療学講座特任教授)に補佐をお願いしております。学外からは、吉井光信先生(東京西部支部)、関博之先生(埼王支部)、浦野正美先生(新潟市医師会長)に引き続きお願いしております。

副会長、幹事長、各種委員会委員、幹事長補佐、幹事、事務職員の皆様方と共に、本学士会が、会員相互の豊かな連携・親睦、そして新潟大学医学部等の発展に、益々貢献できますように、微力ではございますが、全力を尽くす所存ですので、どうぞ宜しくお願い致します。