研究課題名 |
自己免疫性消化器疾患の病態におけるinvariant T細胞の関与の解明 |
実施開始日 |
2012/8/30 |
実施終了日 |
2016/3/31 |
主任研究者 |
山際訓 |
担当者名 |
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研究目的・方法 |
消化管は常に細菌などの病原体に曝されているが,その排除に通常のT細胞よりも未熟と考えられるinvariant T細胞が重要であることが明らかにされている。また,肝臓は消化管の付属腺として発生するとともに門脈血を介して消化管に由来する病原体に常に暴露される環境にあるため,肝内にはinvariant T細胞が多く局在し,病原体の排除に重要な機能を果たしている。本研究では,自己免疫性消化器疾患の免疫病態におけるinvariant T細胞の関与を明らかにすることを目的とし,肝組織および腸管組織内と末梢血中のinvariant T細胞の頻度や局在などについて検討し,更にそれらを分離しての機能解析を行っている。
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対象 |
当院にて検査・治療された自己免疫性肝疾患および炎症性腸疾患患者様 |
患者様へ |
本研究では自己免疫性肝疾患と炎症性腸疾患患者様の血液と,肝臓および腸粘膜の生検・切除組織を研究対象とします。プライバシー確保のため,患者様が特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また,研究結果を公表する際には,患者様個人が特定されることはありません。 |