専門研修(入局)のご案内

新潟大学腎・膠原病内科 専門研修(入局)のご案内

  • 新潟大学腎・膠原病内科学教室では、専門研修医師(入局医師)を募集しています。
  • 学生・医学部卒業予定者の進路等についても随時ご相談に応じます。
  • 皆さんの抱く将来設計・キャリアデザインを最大限に支援します。
  • 腎・膠原病専門医を目指すことはもちろんのこと、地域医療を目指す医師、臨床と研究の両者を目指す医師、基礎研究を行いたい医師など目的と希望が叶う十分な体制があります。
  • 女性医師の子育て支援など、多様で柔軟な勤務体制の構築を積極的に行っています。

連絡先

TEL 025-227-2200025-227-2200
FAX 025-227-0775
Mail 総括医長

新潟大学腎・膠原病内科研修の特徴

腎臓を通じて全身を診ることのできる医師を育成しています

新潟大学腎・膠原病内科は「優れた臨床の場に真の教育と研究が育つ」をモットーに、臨床を第一にした“良医”たることを基本目標として活発な臨床研究活動を推進しています。「専門性の追求」+「総合力の充実」を目指した研修を行っており、腎・膠原病疾患を通じて全身を診ることのできる総合力を身につけた医師を育成します。

国内唯一の腎研究センターがあります

新潟大学は全国唯一の腎に関する総合センターである腎研究センターを有しています。腎研究センターの各部門(臨床部門、基礎部門、トランスレーショナルリサーチ部門)と協同し腎に関する第一線の医療、国際的に評価の高い研究を体系的に学ぶことができます。それぞれの部門で学位取得が可能です。

伝統と多くの業績を誇る教室です

当教室は1954年に本邦初の腎生検を行い、腎病理組織分類に基づく治療を可能にしました。現在までに蓄積された1万8千件を超える病理組織所見を有する臨床データは国内最大規模であり、これらのデータを活用した新たな研究成果を創出しています。1965年に国内でいち早く血液透析を開始し、1985年には透析アミロイドーシスの原因蛋白を同定するなど腎不全治療の進歩に貢献しています。世界をリードする基礎的研究とともに、臨床研究においても難治性疾患政策研究事業等の国内の代表施設の一つとして腎・膠原病領域の新たな歴史を作る挑戦を続けています。

経験豊富な指導医のもと学位や専門医を取得できます

現在の在局者で、総合内科専門医18名、腎臓専門医16名/同指導医10名、透析専門医9名/同指導医6名、リウマチ専門医6名/同指導医4名、糖尿病専門医3名/同指導医2名、高血圧専門医1名/同指導医1名、老年病専門医1名/同指導医1名、プライマリケア連合学会専門医1名/同指導医1名など多数の専門医・指導医が在籍しています。これらの専門医を取得するための豊富な症例を経験することができます。関連病院においても専門医・指導医が在籍しており、指導体制が充実しています。

関連病院との連携が深く、風通しのよい医局です

新潟大学出身者や卒後臨床研修を新潟県内病院で行った先生だけでなく、県外大学出身者や専門研修で初めて新潟に来られた先生も多数在籍しており、出身地・出身大学の垣根なく研修を行っています。新潟県内基幹病院のほとんどが当科の関連病院であり、当科出身の先生方が院長・副院長・科部長として活躍しております。このため、関連病院との連携をとりやすい環境があり、出張病院での研修をスムーズに行うことができます。

国内・海外留学の希望に対応します

学位取得後に留学することが可能です。医局でサポートを行っており常時、数名が海外留学をしています。近年では米国衛生研究所(NIH)、ロックフェラー大学、クリーブランドクリニック、カリフォルニア大学サンディエゴ校、ウィスコンシン大学、ユタ大学、メンフィス大学、ヴァンダービルト大学、スウェーデン王立工科大学、バージニア大学などに留学しています。

卒後臨床研修以降の
一般的なコース

入局後の一般的な研修スケジュールを示します。但し、希望に応じてアレンジが可能です。

卒後3~5年目

2年間の臨床研修を修了し、卒後3年目より専門研修(入局)となります。卒後3~5年目は関連病院、または大学病院にて臨床を中心とした研修を行います。新内科研修制度に対応し、内科を広く学ぶことで内科専門医試験を受験するために十分な症例を経験します。内科専門医試験の受験要項を満たすために、少なくとも1年間は大学病院に勤務します。

卒後6~8年目

専門分野を決定し、大学病院に戻ります。大学院に入学する方法と、医員として臨床を行う方法を選択します。いずれにおいても、内科専門医や、専門学会(日本腎臓学会、日本透析医学会、日本リウマチ学会など)の専門医資格を取得することを目標とします。内科専門医試験は最短で卒後6年目に受験可能です。大学院は最速で3年間で卒業し学位取得することができます。

卒後9年目~

関連病院へ出張し勤務します。出張病院では専門医として診療を行うとともに、研修医指導にも関与します。出張期間は1~2年程度ですが、各自の事情により異なります。希望に応じ、留学することができます。

その後

大学で研究・診療・教育活動を行う、病院勤務医として地域の病院で活躍する、開業するなど、各自のライフプランにより決定します。

Q & A

見学について

見学したいのですが、どちらに連絡したら良いでしょうか?

お問い合わせ先の電話番号、またはメールアドレスまで見学希望の旨、ご希望される日程、日数についてご連絡下さい。随時対応が可能です。

学生も見学できますか?

可能です。学年を問わず歓迎いたします。

県外からの見学もできますか?

可能です。遠方である場合、県内・県外とも当教室から交通費補助や宿泊補助を行います。学生、前期研修医、後期研修医、また転居等に伴い転局を考えておられる方についても対応いたします。

腎研究センターの見学もできますか?

臨床部門、基礎部門、トランスレーショナルリサーチ部門のそれぞれで可能です。複数部門の見学もできますので、ご希望に応じ対応いたします。

関連病院の雰囲気も見てみたいのですが?

ご希望に応じ当より関連病院の先生方に連絡し、見学の手配を行うことができます。

医局説明会はありますか?

適宜医局説明会(オンライン開催を含む)を開催しております。開催予定につきましては当科ホームページまたはfacebookをご覧下さい。日程のご都合が合わない場合は、個別に説明を行うことができます。

医局について

医局行事はありますか?

春は新入局者歓迎会、夏は海開き(近隣の浜辺にて開催)、秋は野球大会(HARD OFF ECOスタジアム新潟にて開催)、冬は忘新年会など、医局員や当科スタッフとの親睦を深めるイベントを行っております。学生さんや研修医の先生方の参加も可能です。
(Covid-19感染症の状況により、各イベントの開催を一時中止しております。)

臨床について

どのような疾患を経験できますか。

糸球体疾患・尿細管間質性疾患・全身疾患に伴う腎臓疾患、急性腎障害・慢性腎臓病、慢性腎不全患者の腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)など様々な腎臓疾患について経験できます。ICU管理下での持続的血液濾過透析や、血漿交換療法・血漿吸着療法などの各種アフェレーシス療法を経験できます。また、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、血管炎、IgG4関連疾患など膠原病・リウマチ疾患を経験できます。さらに、市中病院では経験しにくい希少疾患や複雑な病態を有する患者さんの診断・治療プロセスを経験することができます。専門疾患に加え他疾患に併存する電解質異常や体液・輸液管理、血糖管理などの内科治療についても関わっており、内科医として必要な全身管理法を学ぶことができます。経験症例した症例について各学会(内科学会地方会、腎臓学会東部学術大会、中部リウマチ学会など)にて症例発表を行う場を積極的に設けています。

どのような手技を学ぶことができますか。

血液透析に必要な内シャント設置術・長期留置カテーテル挿入術・一時的透析用カテーテル挿入術・シャントアクセストラブル時の経皮的血管形成術・血栓除去術、腹膜透析に必要な腹膜透析カテーテル挿入術・出口部作製術・抜去術、経皮的腎生検、膠原病疾患における関節所見をはじめとする全身診察法などの手技を学ぶことができます。

大学病院の診療体制はどのようになっていますか?

病棟管理はチーム制をとっており、計3チームの体制で診療を行っています。土日祝日はチーム毎に当番医を決めており、休日が確保できるようにしています。

大学院について

大学院生の活動について教えてください。

腎研究センターの各部門(臨床部門、基礎部門、トランスレーショナルリサーチ部門)で大学院生として学ぶことができます。病棟on callフリーの時期を2~3年設け、基礎・臨床研究を行い、論文を作成します。医局より関連病院の外来・透析・当直業務または県内透析クリニックの透析業務など定期的な助勤の割り当てがあり、これにより十分な収入を得られます。

入局について

入局を考えています!

お問い合わせ先の電話番号、メールアドレスまでご連絡下さい。関連病院で研修されている研修医の方は、各病院の指導医を通じてご連絡を頂くことも可能です。

関連病院

新潟県下越地区

  • 新潟市民病院(新潟市)
  • 信楽園病院(新潟市)
  • 新潟県立新発田病院(新発田市)
  • 新潟県立リウマチセンター(新発田市)
  • 新潟県立坂町病院(村上市)
  • 新潟県厚生連村上総合病院(村上市)
  • 新潟県厚生連豊栄病院(新潟市)
  • 新潟県厚生連新潟医療センター(新潟市)
  • 新潟県厚生連佐渡総合病院(佐渡市)
  • 済生会新潟病院(新潟市)
  • あがの市民病院(阿賀野市)
  • 新潟臨港病院(新潟市)
  • 木戸病院(新潟市)
  • 南部郷厚生病院(五泉市)
  • 新潟白根総合病院(新潟市)

新潟市民病院(新潟市)

新潟県中越地区

  • 長岡赤十字病院(長岡市)
  • 立川綜合病院(長岡市)
  • 魚沼基幹病院(南魚沼市)
  • 魚沼市立小出病院(魚沼市)
  • 南魚沼市民病院(南魚沼市)
  • 新潟県立吉田病院(燕市)
  • 新潟県厚生連長岡中央綜合病院(長岡市)
  • 新潟県厚生連三条総合病院(三条市)
  • 新潟県厚生連小千谷総合病院(小千谷市)
  • 新潟県厚生連柏崎総合医療センター(柏崎市)
  • 燕労災病院(燕市)
  • 済生会三条病院(三条市)

長岡赤十字病院(長岡市)

新潟県上越地区

  • 新潟県立中央病院(上越市)
  • 新潟県厚生連けいなん総合病院(妙高市)
  • 新潟県厚生連上越総合病院(上越市)
  • 新潟県厚生連糸魚川総合病院(糸魚川市)
  • 新潟労災病院(上越市)

新潟県立中央病院(上越市)

山形県

  • 鶴岡市立荘内病院(鶴岡市)

など

お問い合わせ

TEL 025-227-2200025-227-2200
FAX 025-227-0775
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