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活動実績

令和2年度 医学入門

2020.12.14


今年の医学入門は、全面非対面授業となりました。
当講座担当授業の中で毎年開催してきた医学入門「ワールドカフェ」ですが、今年もコロナ禍の中、Zoomを用いて何とか実施することができました。 冬に向かって厳しさを増すコロナ禍の影響でこれまでの様に、一年生が一堂に会して、ワールドカフェを実施することはできませんでした。しかし講師陣は昨年と同様に瀬尾さん(瀬尾医療連携事務所)、斎川さん(新潟市医師会地域医療推進室)、吉嶺先生(新潟県立十日町病院院長)、今西先生(当講座)と井口で担当させてもらいました。

今年のテーマは「あなたは何故医師を目指すのか」「こんな医者になりたい」としました。コロナ禍により、医学生になったこと、だけでなくもしかすると大学生になったことすらも実感しにくい環境の中、少しでも医学部医学科に入学したことを思い出してもらえるようであればと考えこのテーマとしました。 Zoomだけでなく、今西先生から用意してもらった「メンチメーター」や「Googleスライド」などを用いて皆で書き込めるような仕様としました。少しトラブルがあって、書き込みにくい環境下になってしまった学生もいましたが、何とか最低限の及第点はもらえたかなと感じました。

講演をお願いした瀬尾さんからは、連携の重要さ、医師と多職種との関係性について、そして斎川さんからは医療と介護の連携について政策的な立場からもお話しを頂くことができました。吉嶺先生からは、県立十日町病院で実習・研修を行っている医学生や研修医、指導医などから「何故医者を目指すのか」「将来の夢」など今回のテーマに即したインタビューの様子を紹介してもらいました。医学科一年生にとっても先輩方の話を聞く機会は貴重で有り、とても参考になったものと思います。

ブレイクアウトセッションでは、ほとんどの班(6人で1班としました)が、ちゃんと指示通り顔出しをしてディスカッションをしてくれていたので良かったと思います。メンチメーターによる前後のプロダクツの変化も見られたようです。これは後ほど示せるようにしたいと思います。

ただやはり一堂に会したわけではなく、動的な部分が少なかったこともあり、その点では限界を感じる部分もありました。このコロナ禍の中ではよりベターな対応ができたのではないかと思います。
改めましてこの度のやや手間のかかる一連の授業にご対応頂いた瀬尾さん、斎川さん、吉嶺先生にこの場をお借りして御礼申し上げます。有り難うございました。
また来年、状況を見ながら、できることをキチンとしていきたいと思います。


授業計画

12月14日(月)
3限、4限:多職種連携
ワールドカフェのテーマ ~「あなたは何故医師を目指すのか」「こんな医者になりたい」~
斎川克之先生、瀬尾利加子先生、吉嶺文俊先生

12月21日(月)
4限:医師の働き方・男女共同参画
佐藤信昭先生、佐々木綾子先生

2月1日(月)
3限:地域医療
井口清太郎、今西明