目指すところ

PURPOSE

日本一の長さを誇る信濃川を擁する新潟。そして新潟といえば冬の豪雪。古くから繰り返し洪水や豪雪の被害に見舞われてきました。そして新潟地震、中越地震、中越沖地震など繰り返す地震災害。新潟は多くの自然災害と闘ってきました。近年では気象変動に伴う異常豪雨や地滑り。そして今、人類は新型コロナウイルス感染症という新しい災害に直面しています。今こそ、多様化する災害から命を守る最新科学の力が求められています。「災害を科学し命を守る!」をテーマに災害・復興科学研究所と医学部災害医療教育センターが「災害対応社会創成プロジェクト」を開始します。新潟平野を洪水から守る巨大プロジェクト大河津分水路の通水から今年で100年。新潟大学が「災害対応社会創成プロジェクト」で日本を災害に強い国にします。

災害対応社会創成プロジェクト

お知らせ

NEWS

活動報告

REPORT

ご挨拶

MESSAGE

災害・復興科学研究所 所長

災害対応社会の創成をめざして

災害・復興科学研究所 所長

卜部 厚志

近年、地震、気象、火山などの自然災害の極端化、巨大化が顕著となっております。また、地域社会は、今後、人口減少などの社会変容の影響を強く受けることが予測されます。このため、地域社会の有する「地域力」を向上させていくためには、理工学研究や防・減災技術による災害レジリエンスだけではなく、より社会展開を志向した包摂的な取り組みが必要であると考えられます。

2004年の新潟県中越地震以降、災害・復興科学研究所は災害学理の探求から防・減災技術の社会実装をすすめ、医学部災害医療教育センターは災害医療から人材育成まで活動を積極的に進めてまいりました。

このたび、新潟大学は、災害・復興科学研究所と医学部災害医療教育センターを中核機関として、感染症を含めた多様な災害に対して高い地域力とレジリエント機能を有する地域社会の創成をめざして、災害対応社会創成プロジェクトを発足させました。これまでの両機関の研究・教育・社会実践の実績を活用し、まずは、この新たなプロジェクトを通じて理工学、社会科学、災害医療などの活動の共有を行い、産官学のステークホルダーを巻き込んだ共創的活動へ展開していく予定です。災害対応社会の創成をめざした本プロジェクトに対しまして、皆様からのご支援とご鞭撻をお願いいたします。

2022年9月

新潟大学医学部長

新潟大学医学部長

医学部災害医療教育センター センター長

染矢 俊幸

このたび、災害・復興科学研究所と医学部災害医療教育センターが「災害を科学し命を守る」をキーワードに、災害対応社会創成プロジェクトを開始することとなりました。新潟大学では第4期中期目標、中期計画の中で、本学の強みの一つである「災害」に関連して「予測困難な災害に対してレジリエントな社会の創生を目指す研究拠点の形成」や「産業界や医療界、地域社会等の変化への対応に求められるリテラシーを習得するリカレント教育プログラムの構築」をはじめとする様々な目標を掲げています。災害医療教育や実践現場でのノウハウ、新型コロナ対応や研究の実績を有する医学部及び災害医療教育センターと、多くの研究業績を世界へ発信し、社会支援に貢献している災害・復興科学研究所が協働し、新潟大学から新しい時代の「災害対応社会創成」を発信します。新潟大学が本プロジェクトを通じて社会の期待に応え、その役割を果たせるよう、引き続きお力添え、ご指導を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年9月

新潟大学大学院医歯学総合研究科

地域医療確保・地域医療課題解決支援講座

災害医学・医療人育成分野 特任教授

新潟大学医学部災害医療教育センター 副センター長

高橋 昌

「災害を科学し命を守る!」をキーワードに、災害・復興科学研究所と医学部災害医療教育センターががっちりと手を組んで「災害対応社会創成プロジェクト」を始動します。大学の使命である研究、教育(人材育成)、社会での実践を有機的に連動させて、新しい災害対応社会システムを提案します。多様化する災害の新しい科学的エビデンスと経験を持ち寄って、みなさんと新潟大学で、日本を災害に強い国にするプロジェクトが始まります。是非ともご支援、お力添えをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

2022年9月

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