集中治療
高度医療を要する術後患者管理
当院には高度医療技術を要する手術を受けるために新潟県全域から患者さんが紹介されます。各診療科と協力しながら術後の集中治療を行っています。
多臓器不全・特殊病態へのEBMに基づいた集中治療
人工呼吸器・血液浄化法・ECMOなどの人工臓器管理、脳志向型治療、腹臥位療法、その他エビデンスにもとづいた治療を行っています。
小児集中治療
2019年から小児科の松井医師が集中治療部の専従医師として配属となりました。松井医師を中心に各分野の専門医と協力して小児重症患者管理を行っています。また新潟県内で唯一先天性心疾患の手術を当院心臓血管外科先天性心疾患グループが行っており、心臓血管外科チームと協力して周術期管理も行っています。県内の小児重症呼吸不全患者さんは全例当施設で受け入れV-V ECMOも含めた集学的医療を行います。
重症呼吸不全へのV-V ECMO治療
2016年から人工呼吸器管理では治療できない重症呼吸不全の治療にV-V ECMOを導入しています。年間2例程度ですが現時点で6例全例救命し5例は後遺症なく独歩退院しています。
日本呼吸療法医会主催するECMOプロジェクトに参加しています。
広範囲熱傷治療
全身管理は当科で、培養皮膚・植皮術・創処置は形成外科で協力して診療にあたっています。当施設は日本熱傷学会専門医認定施設にて熱傷学会専門医を取得できます。
多職種連携チームでの診療
医師・看護師に加え、専属薬剤師、栄養管理士、リハビリチームで協力して集学的治療を行っています。
患者・家族の幸せを追求する医療(Patient, Family-centered Care)の実践
ABCDEF Bundle, PADISガイドラインをもとに患者さん、家族の幸せを追求する医療を目指します。現在看護師グループ主導で“睡眠の質”を向上させるための研究を開始しています。
日本呼吸療法医会主催するECMOプロジェクトに参加しています。