板倉朋宏先生特別インタビュー
こんにちは!総合診療学講座の鎌倉です。
今回はヒューマンスキル領域の講演をしていただいている、板倉朋宏先生にお話を伺いました。

まだ講演をご覧になっていない方々に向けて、ご経歴について教えてください。
私の特徴は、薬剤師×研究職×人事部×大学院キャリア支援者 という4つの経歴があることです。
現在は、民間企業において人事系の業務(採用・人材育成)を行っていますが、元々は薬剤師志望のため、皆さんとバックグランドは似ていると思います。
現在のお仕事に至るまでの、ターニングポイントのようなものを教えていただけますか。
3つあります。
まず薬剤師ではなく企業研究職を就職先に選んだ点です。
学会などに参加して基礎研究の魅力を感じたため、この道に進みました。
次に、研究職から人事部に異動したことです。
転職するぐらい業務内容が大きく変わりましたが、元々、人の成長や人生に関わることの重要性を感じていましたので、ポジティブに捉えることができました。
最後に、大学からの要望で、大学院生のキャリア支援者として2年間大学に勤めることになった点です。
「当社社員だけでなく、世の中の人全体に対してキャリア支援をしたい」という思いを持ちながら業務をしていました。
今まで経験したお仕事で、最もご自身に向いていると思ったものは何ですか。
人事部の仕事になります。
中でも、採用および人材育成の仕事が自分に向いていると思います。
実は、私の家は教員一家でして。
研究職から人事部に異動して人材育成をすることになった際、「血は争えないなぁ」と感じました笑
これまでに行った研修や講演は、どのような層を対象にしていましたか。
大学院生対象が多かったです。
修士・博士学生に対して、キャリアや就職支援に関する講演の機会を多くいただいています。
ご自身のスキルの中で、他人に誇れるオリジナリティないし市場価値があるものは何ですか。
薬剤師×研究職×人事部×大学院キャリア支援者の4つの経歴があることですね。
この4つのスキルを持っている人はなかなかいないと思います笑
この経歴のおかげで、いくつかの副業をさせていただいています。
業務における心理的安全性が話題となっていますが、プライベートでも意識する場面はありますか。
特に子育てで感じることがあります。
先生と子ども、親と子どもなど、親しい中にも心理的安全性の重要性を感じる場面があります。

今後やりたいこと、ないし展望をお聞かせください。
私は日本の科学技術力が低下していることに寂しさを感じていまして、その向上に役立つ仕事に携わりたいと思っています。
学生さん、医療関係者、いずれも科学技術に関わる可能性がある方たちなので、皆さんのお役に立てれば幸いです。

最後に、ご覧いただいている方々にメッセージをいただけますか。
薬剤師を目指していた自分が企業に進み、その経験を基に医療関係者の皆さまにお話できる機会が来るとは、思ってもいませんでした。
このような機会を与えてくださった、新潟大学医学部総合診療学講座の皆さまに心から感謝しています。
そして、参加者皆さまとの一期一会のご縁を大事にしたいと思っています。
ぜひセミナーでお会いしましょう!
ありがとうございました。講演を楽しみにしております。

多くの皆様にご覧いただくことを期待しています。
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今後の講演スケジュール(2024(令和6)年度)
4月4日 | セルフブランディング(アーカイブあり) |
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5月30日 | リーダーシップ(前半) |
6月6日 | リーダーシップ(後半) |
8月29日 | プレゼンテーション(前半) |
9月5日 | プレゼンテーション(後半) |
10月31日 | 心理的安全性(3回シリーズのうち3回目) |