消化器内科学分野について

当科の最大の特色は、消化器病・消化器内視鏡・肝臓病学会専門医の取得が可能であるだけでなく、臨床・基礎研究による学位取得や海外留学を含めたバリエーションの多い研修コースを個人の希望に合わせて提供できることにあり、さらに専門領域の情報交換・学習の場を提供しています。
実際、最新かつ高度な診断および治療技術を生涯習得できることを目標に、肝臓分野では、臨床試験・治験レベルでの最先端の肝硬変診療や、最新の肝炎・肝癌治療などが学習できます。また消化管分野でも、内視鏡的粘膜下層剥離術、超音波内視鏡下腫瘍穿刺などを各人が等しく習得できるようなシステムが確立されており、他大学病院や県外の内視鏡センター施設への国内留学による内視鏡技術の研鑽も可能となっています。
消化器疾患は年々患者数が増加しており、診断・治療に高度な専門性が必要とされるため消化器内科医の社会的需要は極めて高くなってきています。
消化器内科学は、臨床面でも研究面でもこれからも大きく発展することが期待されており、若い力が大きく必要となってきます。消化器疾患に対して、分子レベルから人間全体までアプローチでき、さらに社会の発展に尽くせるような診療と研究を大きな目標にしています。