消化器疾患低侵襲予防医学開発講座について
平成31年4月1日(月)、新潟県・燕市・弥彦村と新潟大学との協定により開設されました。4月より県立吉田病院の消化器内科診療は消化器センターの2名に、寄付講座所属の特任准教授(水野研一)と特任助教(川田雄三)のサポートが加わった体勢となります。
本講座開設の目的
本講座開設の目的は県立吉田病院を中心とし燕市と弥彦村全体における消化器疾患の検診・教育・予防体制の充実を目指すことです。健康寿命の延伸にはがんを含む生活習慣病の発症予防と重症化予防が鍵となります。消化器系がんは、がん全体の半数以上占めることから、これらへの対策は最重要課題であると考えられます。
もう一つの目的は新しい医療機器や介護用品等の開発とそれらの実臨床での評価の場となることです。全国的にも有名なものづくり地区である燕三条エリアに位置する利点を生かし、地元企業との交流ならびに医療・介護現場からのアイデア集積を行う場として機能します
講座のロゴマーク「Sky Ship」
消化器と船をモチーフとした新潟大学消化器内科のロゴマーク「Sun Ship」をベースにスカイブルーを基調としています。燕市・弥彦村全体を空(Sky)から見渡すように広い視野と先進的なアイデアで地域の健康福祉と医工連携に寄与するという理念を表しています