新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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留学だより/学会・研究会報告

消化器内科サイエンスセミナー (2019年7月25日)

慶応義塾大学医学部生理学 岡野栄之先生

2019年7月25日、新潟でNEURO2019が開催されており新潟に来県されていた慶応義塾大学医学部生理学 岡野栄之先生をお迎えし、『iPS細胞技術を用いた再生医療と疾患・創薬研究』と題して医療人育成センター2Fセミナー室にてご講演をいただきました。当日消化器内科医局員約40人を想定して、部屋を用意したもののそしてアナウンスの期間が非常に短かったにもかかわらず想定を大きく上回る人数の消化器内科以外の先生方にもご来場いただき盛況のなか行われました。
岡野先生には主に先日厚生労働省の専門部会で研究計画が承認された臨床研究やその基盤となっている基礎研究についてのご紹介や、iPS技術を用いた疾患モデルやそれを用いた創薬研究の実際をお話いただきました。
 消化器内科と分野が異なる私どもにも非常にわかりやすくお話をいただき、またtranslational research ばかりでなくreverse translational researchの重要性もお伝えいただいたあっという間の60分であり、消化器内科分野でも生かせるところがあるのではないかと強く感化させられるご講演でした。更に最後に示された慶応義塾大学医学部生理学教室の集合写真の人数の多さには圧倒されるばかりで非常に印象的でした。 今後の岡野教授の教室から発信される世界が注目している最新研究をお聞きするのがますます楽しみになってきます。是非またご来県いただければと教室員一同楽しみにしております。

筆 講師 土屋淳紀

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