新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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留学だより/学会・研究会報告

消化器内科サイエンスセミナー (2019年7月30日)

東京医科歯科大学統合研究機構教授/横浜市立大学特別教授/シンシナティー小児病院オルガノイドセンター副センター長 
武部貴則先生

 2019年7月30日、新潟で消化器内科Scienceセミナー2019が開催され、東京医科歯科大学統合研究機構教授 兼 横浜市立大学特別教授 兼 シンシナティー小児病院オルガノイドセンター副センター長の武部貴則先生をお迎えし、『ヒューマンオルガノイドが拓く新しい医療』と題して、有壬記念館2F大講義室にてご講演をいただきました。当日は、消化器内科医局員以外の先生方にも多数ご来場いただき盛況のなか行われました。
 武部先生からは主に、世界をリードするオルガノイド技術を用いた基礎研究についてのご紹介をいただき、専門外の私どもにも非常にわかりやすくお話しいただきました。また、学生時代の米コロンビア大学(移植外科)へご留学時の肝疾患患者さんとの出会いのお話から、デザイン学を応用した予防医学に関するお話(太ると色の変わるアラートパンツ)まで多様な興味深いテーマについてお聞かせいただきました。あっという間の60分であり、強く感化させられるご講演でした。
 再生医学領域だけでなく、デザインや広告医学など幅広い分野で才能を発揮されており、大変感銘を受けました。若くして世界のトップレベルで活躍される武部先生の御講演は同世代の私からすれば圧倒されるばかりでしたが、今後の武部教授の研究室から発信される、世界が注目する最新研究をお聞きするのをますます楽しみにしております。是非またご来県いただければと教室員一同楽しみにしております。

筆 冨永 顕太郎

同門会の皆様へ