新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器内科学分野-旧内科学第三講座-

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Sun Ship通信

数学が好き・得意だった先生方へ
~月刊誌「大学への数学」(発行:東京出版)のすすめ~

日本歯科大学新潟生命歯学部内科学講座
廣野 玄

要旨

 このたび、じきじきに寺井崇二教授よりお声がかかり、私の数学のことについてSun Ship通信に寄稿するようにとのことでしたので、今までのご高名な先生方の消化器内科学分野の学術的で貴重な寄稿文集の末席を汚すことになりますが、よろしくお願いいたします。また、あらかじめ皆様に誤解のないようにお伝えいたしておきますが、これから書かせていただく私の数学のことはついては私の仕事に影響を及ぼさない程度にしていることであり、普段は日々、診療と医学の研究にいそしみ、特に研究面では平成28年度科学研究費を獲得し、第54回および第55回日本肝臓学会総会での口演にて研究成果を発表し、現在英論文を作成中であります。
 数学が私の趣味のように思われるとやや抵抗がありますが昔から嫌いではありません。ここで再度お断りをさせていただきますが、私は決して数学だけが趣味の、暗い趣味の持ち主ではなく、他に自宅の庭の畑で毎年野菜(今の時期はジャガイモ、キュウリ、トマト、ナスです)を栽培したり、白い柴犬を飼っていて毎朝散歩につれていったり、卓球が得意なので(大学では卓球部でした)卓球を部活としている中学生の娘とよく体育館へ行ってやったりもしております。

  そもそも今回、Sun Ship通信に寄稿するきっかけとなったのは、私が以前から人知れずひっそりと月刊誌「大学への数学」の「学力コンテスト」の問題を解いて同雑誌に投稿していて、その時それがたまたま成績優秀者として雑誌に名前が載っていたのをT先生に見つかってしまった!!ことが始まりだと思っております。月刊誌「大学への数学」というマニアックな雑誌は、おそらく皆様のように理系クラスで医学部に入学され数学が得意であった先生方であれば一度は聞いたことがあるかと思います。特に開成や筑波大駒場など関東地方出身の先生方、または灘を筆頭とする関西地域出身の先生方であれば高校時代にやっていて「懐かしい!」という先生方もおられるのではないでしょうか。私は新潟の高校出身ですが、新潟では耳にしたことはあっても周りでもやっていたというのは聞いたことがなく、あまり知られていなかったように思います。

※全文はPDFファイルにてご欄いただけます。

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