研究活動について
“治せない病気に挑み、診断のつかない病気に取り組む中で、新しい診断、治療法を開発し人々の未来を変える”を教室の“Mission& Vision”とし、総合消化内科医/Clinician Scientistの育成を通じて次世代のリーダーの育成を目指しています。消化器臓器のついては、消化・吸収・代謝の恒常性の破綻に対し、様々アプローチで診断、治療法の開発を行っています。
主な研究内容には、間葉系幹細胞・エクソソームを用いた肝硬変に対する肝線維化改善と肝再生を目指した再生療法の開発(Phase Ⅰ/Ⅱ)、再生誘導剤の開発(医師主導治験)、臓器ネットワークを視点とした非アルコール性脂肪肝炎の病態解析や、消化器疾患と腸内細菌叢の関連、小型魚類モデルを用いた新規薬物療法の開発、難治疾患に対する遺伝子治療・遺伝子編集療法の開発、消化管の狭窄、膵液漏等に対する生体工学材料・エクソソームを応用した局所の再生医療製剤の開発、難治がんに対するiPS細胞技術を用いた解析、各種消化器癌に対するエクソソーム研究、小腸での栄養吸収機構の解明、AIおよび新規素材を利用した新規医療機器の開発などを行っています。加齢、生活習慣に伴う消化器疾患に対する先制医療等は県内に配置した3つの寄附講座と連携し取り組んでいます。
Undiagnosed Diseaseへの取り組み ~ 『Undiagnosed Diseases Program』